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いかがわしい店の中、おじさんと若い女が出会った結果……。

 以前に近況ノートでチラッと書いた気がして、今確認してみたら、2021年2月13日の記事でした。
 少し長くなりますが、引用してみます。

> ちょうどカクヨムコンが終わって「今年は短編執筆が少なかった」と反省している時期でした(前回カクヨムコン期間中に書いて応募したのが12作品、今回は7作品)。だから今の私は、短編を書きたくて書きたくて仕方がない気持ちであり、自分で自分に対して「そんなんだったらカクヨムコン期間中にもっと書いておけよ!」とツッコミを入れたくなるほどです。
> 今までのような小説投稿サイト経由の応募だけでなく、WEB版の公募ガイドでも短編のコンテストを探して「公募にもチャレンジしよう!」と思っているくらい。

 WEB版の公募ガイドで見かけた短編コンテスト。そちらへ応募するために書いた短編の記念すべき(?)1作品目が、本日投稿した作品です。

『猿鶴合戦』
https://kakuyomu.jp/works/16816700426665064403

 WEB経由の応募ではありますが、小説投稿サイトのコンテストではないので、いわゆる公募ですね。昔々インターネットがなかった時代に一度だけ短篇公募に応募したことはありますが、まだ『烏川 ハル』ですらなかった頃です。それを例外として除けば、初めてのチャレンジとなります。
 公募勢の方々を見て「きっと小説投稿サイトのコンテストより大変なのだろう」と思っていましたが、そんな先入観のせいなのか、あるいは「初めて」を意識したせいなのか。同じ短篇執筆であっても、少し緊張して、身が引き締まる思いでした。
 考えてみれば、小説投稿サイトのコンテストならば、応募の段階で投稿も済んでおり、その時点で作品は公開されています。でも公募は違います。受賞作品ならば(コンテストによっては受賞に準ずる評価の作品でも)公開されますが、それ以外はお蔵入り。もう誰の目に触れることもありません。もしも多くの方々に読んでいただきたいのであれば、落選した後、改めてどこかの小説投稿サイトに投稿する必要が出てきます。
 これだけでも「しっかりしたものを書かなくちゃ!」という気になりますよね。

 でも「書かなくちゃ!」と思っただけでは書けないのが、小説執筆というもの。書いた当初は「自信作!」と思えた作品でも、時間が経つにつれて「よくもまあ、この程度の作品を恥ずかしげもなく応募したものだ」という気持ちに変わってきます。
 応募したテーマのコンテストが「昔話や民話など」であり、テーマを見た瞬間に頭に浮かんだのは、既にカクヨムに投稿済みの『鶴と亀が滑った』でした。でも小説投稿サイトのコンテストではないので、発表済みの作品は応募できません。
 その『鶴と亀が滑った』は、昔話の題材としては浦島太郎だったので、今回は別のものを選んで、猿蟹合戦をメインにしてみました。でも「無理して昔話を使った」感もあって、今思えば料理の仕方が悪かったような気が……。

 結局、見事に落選しました。上述のように『落選した後、改めてどこかの小説投稿サイトに投稿する必要』があるわけで、落選した時点でカクヨムに投稿しても良かったのですが、ここで再び2021年2月13日の近況ノートです。

> これから執筆して落選する短編をカクヨムへ投稿するのは、出来れば来年のカクヨムコン時期までとっておきたいところですが、おそらく私は待ちきれなくて、落選確定後の割と早い時点で投稿してしまうでしょう(笑)。

 カクヨムコン期間中まで待って投稿すれば、投稿直後に得られた読者評価で中間通過できる可能性が出てくる、という計算ですね。
 だから、まずは「小説家になろう」へ投稿してみました。最初の公募で落選確定した時、ちょうど「小説家になろう」では、文字数不問のコンテストが開催されていたので、そちらへ応募しておきました。
 でも一昨日、その「小説家になろう」のコンテストは一次選考の発表があって、そちらでも落選が確定しました。
 初めて公募用に書いた短編だったので、愛着はありますし、執筆当時は気合も入れたつもりだったのですが……。二度続けて完全に落選。これが、この作品に対する客観評価なのでしょう。
 こうなると、カクヨムコン期間中まで置いておく意味はありませんね。カクヨムコン期間中に投稿したところで、中間通過するほどの読者評価は得られないでしょうから。
 そんなわけで、本日投稿した次第です。

 そもそもカクヨムコン云々に関して読者評価を考えるのであれば、読んで下さった方々が気持ちよくなるハッピーエンドの方が有利なのではないか、と思います。
 たとえバッドエンドでも、よほど「上手い!」と思わせれば、たくさんの評価は集まるでしょうが……。
 今回の『猿鶴合戦』は、どちらでもありません。これはこれで「上手い!」「面白い!」と感じてくださる方々もいるでしょうが、数としては少ないのではないか、と思ってます。

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