そんなやつおらんやろ、と思われるかもしれませんが、実話です。
タネを明かせば、案外、簡単な話で……。
紙媒体の商業作品は一切ないので、いわゆる書籍化作家には該当しないわけですが、他サイトではWEB連載という形態で商業作品を書かせていただいております。
2020年10月下旬より「ノベリズム」で連載中の契約作品『転生変身ダイゴロー 〜パーティーを追放されたら変身ヒーローになった僕〜』です。これがWEB広告になり、カクヨムでも表示されたのです!
私の作品は今回ようやくでしたが、1月1日の近況ノートで記したように、12月の途中くらいから、既にいくつかの契約作品はWEB広告になっていました。
現在では、WEB広告どころか、テレビCMが放送されている契約作品もあります。『灰と幻想のグリムガル』『Fairy gone フェアリーゴーン』などで有名な十文字青先生の、『第四大戦』という作品です。
十文字青先生のお名前を出してしまうのは、まさに「虎の威を借る狐」になってしまいますが……。十文字青先生が商業連載なさっているところで私も商業連載しているって、何気に凄い話じゃないですか!?
ともあれ、私の作品の広告の件に話を戻しますと。
これまでのノベリズム作品のWEB広告と同じく、4ページ構成の広告でした。最後の4ページ目は表紙絵(枠の大きさに合わせて一部カット)なので、物語紹介としては3ページ。これまでの契約作品の広告から、この3ページは有料パートのカラー挿絵を部分的に流用するのだろう、と想像していました。
私の作品は主要キャラが男1人と女4人なので、「1枚目で主人公、2枚目と3枚目で2人ずつ掲載してもらえたら、不公平感もないな」と妄想していました。その場合に使われる挿絵5枚も「これがぴったりじゃないか?」と具体的に思い描いて、「でも3ページに5枚も詰め込むとゴチャゴチャするから、それぞれ1枚ずつかな? ヒロイン4人のうち2人は除外されるかな?」と心配していたくらいです。
ところが……。
実際には、5枚どころか6枚! 1ページ目の主人公も、変身前と変身後という形で、2枚の挿絵を使っていただきました。
ですから、ヒロイン4人も全員紹介されています! 4枚のうち2枚は私の想像通り、残り2枚は違うものでしたが、なるほど、これがプロの広告制作会社様の判断なのでしょう。
また、1ページに2枚ずつ挿絵を詰め込んだ都合上、かなり大幅にカットされていて、挿絵イラスト全体の魅力は控えめになっているのが、個人的には少し残念。
……と言ってしまったら、贅沢なのでしょうね。私の作品の主要キャラクラーが、特に4人のヒロインが全員均等に広告に収まっただけで、もう大満足です!
恥ずかしながら、あまり読者の多くない作品です。商業作品なのに(あるいは「商業作品だから、有料だからこそ」でしょうか?)、毎日のPV増加は1桁、たまに2桁増加で「きっと今日は新規読者様が無料パートをまとめ読みしてくださったのだろう」と大喜び、という状況でした。
それが昨日か一昨日くらいから、急に毎日のPV増加が3桁になり「これって、私の作品も広告化されたのでは?」とドキドキソワソワしているタイミングでした。
だからカクヨムで広告を見つけた瞬間、「やったー!」と叫びたくなって、思わず右手を高々と突き出したくらいです。
今まで「あまり読者の多くない作品」であるが故に「せっかく素晴らしいカラーイラストが挿絵なのに、ほとんど見てもらえないなんて、挿絵を描いてくださったイラストレーター様に申し訳ない」と思ってきました。今回このような形で、読者以外の方々にもイラストを見ていただける機会が生まれて、本当に嬉しいです!
改めて。
自分の小説が広告になるなんて、まさに奇跡! 夢のような気分です!
契約作品のおかげで「生まれて初めて!」をいくつも経験させていただいておりますが、これもその一つ。ありがとうございます!
このように、WEB小説を書き続けていると、何が起こるかわからないものです。執筆活動というのは、本当に楽しい趣味ですね。
なお、今回の広告で初めて『転生変身ダイゴロー 〜パーティーを追放されたら変身ヒーローになった僕〜』を知った方々もおられると思いますが……。
小説投稿サイト「ノベリズム」の契約作品は、現在では(サイト開設当初はありませんでしたが)スマホアプリを利用することにより、毎日80ポイントまで得られるので、それだけで有料パートも4話か5話くらいは無料で読めるシステムになっています。
物語的にはネタバレになってしまいますが、どうかカラー挿絵のあるエピソードだけでも! そして、それを読んで「面白そう」と思ったら、その前後あるいは最初から!
カクヨム作品ではないですが、カクヨムへの投稿作品同様『転生変身ダイゴロー 〜パーティーを追放されたら変身ヒーローになった僕〜』も、よろしくお願いします。