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【Vol.90】ここに9つのブモンがあるじゃろ?【ジョサスケラ定例報告】

どーもっし! 雨愁軒経です。
第3四半期がスタートして早くも1週間。みなさまいかがお過ごしでしょうか。
私はアンティフォナ受賞の報告とカクヨムコン10の決意表明を兼ねて亀岡文珠さまに参拝したり、ずっと会いたかったキャラと邂逅するべく仙舟羅浮やナタを探索したりと、観光(?)づくめの一週間でした。
やっぱり飛霄やマーヴィカのような強くて賢くて優しくてカッコイイお姉さんが大好きなんだなあと。

そんな新たな推しのおかげで気分も落ち着いたか、先月半ば(こえけんの数日後)から鬱陶しかった耳の異音もだいぶマシになってくれました。
耳管開放症というらしく、原因がストレスだと言われた時にはどうしてくれようかと……ほんっとふざけてますよね。現段階で体に支障をきたすほどのストレスを感じているようじゃ先が思いやられますわwwwww



さて。
アイデアを捻り出しながら、番外戦術であるヨムヨムを進めていかなければなあと思うわけですが、まずは改めて、今回の部門を見て行きましょうか。

カクヨムコン10での応募部門は、プロ部門を覗いて9つ(特設ページのリスト順)
【ライト文芸部門】
【異世界冒険部門】
【異世界ライフ部門】
【魔法のiらんど(現代恋愛)部門】
【ファンタジー恋愛部門】
【ホラー部門】
【エンタメ総合部門】
【現代ファンタジー部門】
【ラブコメ(ライトノベル)部門】

今気付いたのですが、昨年までの恋愛部門はしれっと「ファンタジー」と付いたんですね。なーるなる。
欲を言えば、昨年届かなかった「全部門応募」のリベンジをしたいところですが……二部門も増えると無理でしょうねえwwww



それではひとつひとつを見ながら、ざっくり所感をば。


まず【ライト文芸部門】。
こちらは昨年の要項では主な読者層を女性としていたはずでしたが、今回は「大人読者が楽しめる」という記載に変わっていますね。
もっとも実情はそれほど変わっていないでしょう。
自分に都合よく解釈をするならば『遺顔絵師』のような作品が食い込みやすくなったのかな?というところ。
この部門は……悩みどころですね。
やるならば「アジアンファンタジー(中華風・和風・オリエンタル風など)/西洋ファンタジー」という世界観での「お仕事」ものといったところ。
であれば、以前何かの時に案を挙げた『彩菅の令嬢(令嬢モノ+遺顔絵師みたいなもの)』をベースにするのが良さそうです。題材的にアジアンな雰囲気の方が合うので、令嬢ではなく男装官吏にするとか。
いずれにせよ、右近くん(男性)視点ではなく合歓(ヒロイン)視点にするのがマストに思えます。



次はいっぺんにまとめましょう。【異世界冒険部門】と【異世界ライフ部門】。
個人的にはまったくの未知数です。
概要欄や特設ページ下部のQ&Aを見る限り、公式的には

○異世界冒険
概要欄:ファンタジー世界で冒険したり、敵と戦ったりする物語。
Q&A:「戦闘やダンジョンの探索、またはそれを取り巻く物語」をメインとする場合。
○異世界ライフ
概要欄:ファンタジー世界を舞台としつつも、冒険をメインとしない、さまざまな生活ドラマ。
Q&A:「スローライフや領地経営、その他冒険や戦闘以外にまつわる異世界での物語」をメインとする場合。

とのことらしいんですが、あくまで「メインとする/しない」ですから、まあ~~~混ざってきますよねと。
かといって公式も「異世界冒険部門の作品に領地経営(拠点の拡充要素)を『入れてはいけない』」なんて言えないでしょうし。
何より読者にとっても、当該作品がどの部門に応募されているものなのか、なんてことは関係ありません。「どっちの要素もある作品の方がオモロい(伸びる)」という混沌模様は避けられないんじゃないかと思っています。

ううーん……公式がわざわざ部門を別けたことを信じるか、Web小説というシステムを信じるか。
とりあえずは、どちらかに寄せつつもう一方の要素も持たせるようなプロットづくりをするのがベターかもしれませんね。



4つ目、【魔法のiらんど(現代恋愛)部門】。
これ、鬼門ですwww
前回のジョサスケラでは参考作品の幅の広さについて言及しましたが、改めて選考参加編集部を見ると、どうも読みを誤っていたかもしれません。
前回もちょっと引っかかっていたのですが、ライト文芸、ひいてはブルーライト文芸のジャンル自体は別段女性向けではないんですよね。
メディアワークス文庫単体ならば、一条岬先生の『今夜、世界からこの恋が消えても』や『嘘の世界で、忘れられない恋をした』のようなブルーライト系が欲しいんだろうなとも思うのですが、
角川ビーンズ、ジュエル、ビーズログといった面々と、概要欄の「主に女性読者を対象とした~(中略)~BL要素のある小説」という文面がものすごく気になるんですよね。
現在のカクヨム編集部の長もブロマンス系に強い方らしいですし……あのう、思ったんですがコレ、大賞受賞するにはBL要素がないとダメなんじゃないっすか?考えすぎ?
BLなあ……初めて買ったエロゲが『鬼畜眼鏡』だったことや、その後も妹からBLゲーやBL漫画を借りた(押し付けられた)ことは度々あるので、読む分にはまったく抵抗がないのですが、書くとなると話は別なんですよね。

しかし、ブルーライト文芸系で攻めるならこのジャンルしかありません。まあ公式サイドも受賞作すべてBL・ブロマンスということはしないと思うので、微不利が付くのを覚悟で次点狙いをするしかないですね。
「Q.2位じゃダメなんですか?」「A.私は一向に構わんッッ」ということで。



次。【ファンタジー恋愛部門】
…………えへへへへへ(何わろてんねん)。
前回の『黒騎士』での手痛い失敗と、先日の『求刑!』の失敗とで個人的には自業自得な暗雲が立ち込めていますが、おそらくきっと多分メイビー、ここが本命の戦場になるのかなと思います。
どーしよっかなー……いやほんと、どうしましょうねwwww
個人的には、先日アニメ化が発表された『最後にひとつだけお願いしてもよろしいでしょうか』のような路線に乗りたいなと思っているのですが、さて。
とりあえず、『遙か』や『薄桜鬼』『ヴァンパイア騎士』のような敵組織は出さない方向でいきましょうねwwww



そして【ホラー部門】。
はい、私の好きなホラーと求められるホラーが異なるということでお馴染みの部門ですね。
2つほどネタのログラインはあるのですが、結局私がやりたい結末というのが『怪異の元を解決した切ないエンディング』なんですよねえ……。
先日ちょろっと今のホラージャンルでどういう作品が伸びているかを覗いてみたのですが、やはりモキュメンタリーだったりクトゥルフ系だったりの『不気味なままのエンド』が主流のようです。
もし戦うとすれば……そうですね。
ちょっと汚い話になりますが、私の好むようなストーリー性の強いホラーの8割は☆が0~1桁だったので、この作者様たちに揉み手で近づいて☆返しを求め、ホラー部門のメイン読者外を誘引するしかないでしょう。
あくまで私の場合はという注釈が付きますが、おそらく番外戦術が一番重要となる部門になると思います。



次。【エンタメ総合部門】。
闇鍋部門ですね。ここには参加しません。以上。



そして【現代ファンタジー部門】。
この順番で並んでいることにちょっぴり驚いた部門。異世界ファンタジーの次じゃないんだ……。
ここはどうなんでしょうね。相変わらずダンジョン配信なんでしょうか。受賞作には「逆転移」というか、異世界の何かor誰かが現実世界に来るという設定の作品も見受けられますね。
ここでパッと「異世界の姫騎士やエルフの王女や女魔王なんかが主人公の精○を求めて転移してくる異世界逆デ○ヘル」とかいうネタが浮かんだのですが……概要欄によりますと「ライトノベル・新文芸を想定した、現実世界寄りの舞台で非恋愛主題作品」とのこと。

はて。『非恋愛主題作品』とは……?
でも歴代受賞作ってヒロインいるよね……?

これは価値観の違いかもしれません。
いやまあ額面通りに受け止めればわからなくもないのですが、部門名に「ファンタジー」と付いている上で明記されているのが不思議なんですよ。「異世界ファンタジー」の2部門には『非恋愛主題作品』とは書いていないでしょう?
なんだろう……過去にラブコメと混同した作品がやらかしたんでしょうか。直近だと『エルフさんは痩せられない』のような作品をこの部門に送って来る人が多かったとか。

私にとっては、某キャットをセーブする創作論でいう『物理的なゴール』と『精神的なゴール』という区分けと同じニコイチの認識でして。
冒険という『物理的なゴール』はあくまでストーリー(人生の一部)でしかなくて、それを通して得たい『精神的なゴール』が、ヒロインや仲間たちと深めた愛や絆なんですね。
つまり、主人公がいてヒロインがいてストーリーが進んだら、それ即ち恋愛でしょうよという解釈なんです。
どこまでがアリなのか、ちょっと直近の受賞作を読んでみないとダメですね。



ラスト、【ラブコメ(ライトノベル)部門】。
この順番で並んでいることにちょっぴり驚いた部門その2。
先ほど『エルフさん』の例を挙げましたが、前回のラブコメ部門の大賞作『モブ司祭』は反対に異世界側のラブコメですね。
そう考えると、おそらく大多数の人が「ラブコメ=現代舞台の学生恋愛」という認識の中、上手く盲点を突いた形なんでしょうね。
それが崩れた今回は、異世界舞台の応募作品が増えそうな予感があります。

異世界舞台に乗るか、敢えて正道を突き進むか、あるいは『エルフさん』のように現代にファンタジーを持ってくるか。
となると、先ほどどっかのバカがほざいていた「異世界デ○ヘル」はこっちに持ってくるのが正解かもしれません。
あれっすね。『君のことが大大大好きな100人の彼女』の異世界ヒロイン特化版みたいな。
あとはコンプラっすねー(スマイルハウジング並感)



――と、いうわけで。
ざっと全部門を眺めてみての所感でした。
ここから順次、ネタの取捨選択・プロット作りを進めつつ、ヨムヨムに力を入れる段階に移行していきたいと思います。

頑張りまっしょい。
ではではーノシ

2件のコメント

  • 異世界が2つに分かれたのは参加者的には朗報ですよね~。
    ランキングも2つになるってことですし。
  • >>笹さん
    良い方向ではありますよね。
    参加者としての課題は導線でしょうか。読者たちは「異世界ファンタジー」という元の一括りを入り口としてくるでしょうから。
    タイトルとキャッチコピーは勿体無いとして、せめて概要欄の1行目あたりにどっちの部門に参加している作品か書いてアピールするのがいいのかしら……?
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