どーもっし! 自我出ィラス・ザケルガです。
カクヨムコン9反省会! わーーー!
……といきたいところなのですが、先日のジョサスケラでのたまった「反省会は過去イチ過激になりそう」という宣言とは打って変わって、あっさり終わりそうです笑
というのもですね。
このカクヨムコン期間中、昨年の受賞作の書籍化情報がちょこちょこ流れて来ていたんですが、その中の一つである越智屋ノマ先生の『甘トカ』を覗きに行ったのがきっかけでした。
https://kakuyomu.jp/works/16817330651360901317このエピソード下段の方に『【裏話05】web版ではなぜデートシーンが省かれたのか!?』という項目があるのです。
簡単にまとめると「ラブロマンス部門なのだからロマンスを大切にしたいけれど、読者様はざまあが読みたいのだから、デートシーンは書かないことにした」ということです。
……すぅー。耳痛えwwwww
つい先日まで、『うちが一番ロマンスしてるから(ドヤア』とか思ってたんですよ。最後のウェインとセレシアのあのシーンとか、ひょこっとPVが突出していますし、「やっだぁみんなエッチなの好きよねえ!」とおばちゃん化をしていたのですが。
実際に受賞された方のお言葉の前では塵芥同然でしたね。
そんなわけで、前回の『自我』の話になったのです。
『デイリーミッション』の方も同様ですね。
ラブコメの今の流行は「ざまあ」と「エロ匂わせ」です。冒頭で手酷くフラれた主人公が、よりランクの高いヒロインと付き合い、いちゃいちゃえろえろしながら過去の女を見下していく型式ですね。
事前に応募作方針決定をした際にも触れていた通り、その辺りは重々承知でした。
何故やらなかったのか。はい、『自我』です。
自分の中で「今のヒロインとの時間が幸せなら、わざわざ『ざまあ』とかしにいく必要ないだろ。あんな奴らほっとけ。その分の文字数で今のヒロインとのいちゃいちゃを重ねてくれ」という思いがあり、それを通してしまったんですよね。
けれど、それはラブコメジャンルの読者様が好む話ではないんです。
なーにやってるんでしょうねえwwww
この辺りは、現在開催されている「電撃の新文芸5周年記念コンテスト」の応募要項にもずばり通じてきます。
https://kakuyomu.jp/contests/dengeki_shinbungei_5thanniversary/detail要項の中に、『編集部が求める「ありそうでなかった!」と思わせてくれる作品』の例が列挙されております。
>たとえば、こんな作品……
>・お屋敷を飛び出して自分の好きなことをする悪役令嬢! なのに周りからは感謝されてしまう!?
>・こんなスキルが役立つ!? 現代でありながら異世界のチートスキルで無自覚無双!
>・もふもふな相棒と美味しいグルメを満喫! ただし、そこはダンジョンで――!?
>・異世界で現代知識を駆使して成り上がる! 二つの顔を使い分ける男装主人公!
>・後宮を舞台に知識チートでお悩み解決! でも相談相手は人だけじゃなくて……?
と触れて列挙されているのですが、ちょっと前までの私は「全部あるだろ」と鼻ホジしていました。
ただ、今なら解ります。これらの例の真意は「自我出すなよ」ですねww
「悪役令嬢もの」「ハズレスキルもの」「飯テロダンジョンもの」「現代知識チートもの」「後宮もの」のどれかに+αしたものを送って来いよと。Web小説風とはいえ、電撃の新文芸に現代チート無双とかラブコメとか持ってくんなよと。それ以外とか論外だぞと。
うん、至極わかりやすい。後は『その中でどう演出するか』ですね。
『その中でどう演出するか』ですね!(大事なことなので2回)
そんなわけで。
カクヨムコン9は題材選びから失敗して終了と相成りました。
救いだったのは、『黒騎士』を通して様々な読者様と出逢えたこと。そして、終盤の多忙にやられて痩せたことですね。ボヨンボヨンプリンがボムボムプリンくらいになりましたwwww
改めまして、読んでくださった皆様、本当にありがとうございました!
すごく励みになりました。
今年は一年かけて「頭で分かっているのに避けてきたこと」をクリアしていきます。頑張ります。
そのために、電撃の新文芸へ挑んでみるのもアリですね。
電撃小説大賞はなあ……今年どうしようかな。また4月半ば締め切りのカドカワBOOKSコンテストとか来れば、間違いなくそっちの方に行くのですが。
うだうだもだもだしながら、面白いものを書けるよう精進して行きます。よろしくお願いします!
ではでは!