どーもっし! 雨愁軒経です。
とうとう魔の七月が来てしまった……。イベントページから確認できる各種コンテストの結果発表日が軒並み月末なので、賢コンの結果も月末になるんでしょうかね。生殺しぃ……。
ひとまずは、『ヒロイアゲーム』にレビューをいただいたり、昨夜は『アンティフォナ』を一気読みしてくださった方がおられまして、どうにかメンタルを保てそうです。いつもありがとうございます。しあわせます(←これ好き)。
さて、『ヒロイアゲーム』第一部の最終戦闘もいよいよ開幕。
元々今回の敵に関しては元原稿のラスボスとして登場していて、リブートにあたり『十二筆聖』の設定が付加されたことで大きく様変わりしたキャラクターとなります。
はじめはもっとサクサク行けるかと思っていたんですが、元のエピソードほぼママだったのは、詠太郎&卓哉vs楽奇異透兵衛の回だけだったのは意外でした。遠野&凛鴉、鈷梅&血霧も原典組だったのですが、いずれも半分以上書き換えになっています(なんなら元々は一巻分でバトルロイヤルを終わらせる都合上、血霧戦で卓哉とステラも脱落していました)。
面白いなあ。
そして、当初の予定通り、脳内では『ムカサリ』第三部も練る練る練ーるねしております。
今回使えるかは判りませんが、先日天童市にて面白いものを見つけました。三月に発売された『郷土てんどう』の新刊です。こちら天童郷土研究会の有志の方々が執筆した論文集となっておりまして、これがまた凄いんですよ。
第二部で触れた「蜂子皇子の姿絵に描かれているのは蜂子皇子ではない説」に関しても、この郷土てんどうから得た知見でした。
今回私が最も注目しているのは上から二番目、人間将棋で有名な天童は舞鶴山の裏手、信長を祀った武勲神社の反対側にひっそりとたたずむネームド稲荷『喜太郎稲荷』についての論文です。喜太郎は天童氏側に属しており、最上義光の八楯攻めの際、幻術を用いて攪乱したという逸話があります。
この喜太郎の正体について、多賀城(宮城県)にある天童家稲荷神社をはじめとした数々の分社や、一部伝説のモデルとなったと考えられる「大江喜八郎」についてなどを交えながら紐解いておられました。
実はこの喜太郎、ヨジロウに代わる楪のアシとして、しれっと『ムカサリ』第二部の予告編に出ていたんですよ。
実際にはニコラが使役するチャーリーが代役を果たしたこともあり、登場は見送りとなりましたが……この論文を見てからであれば、また変わっていたのかなあとも思ったり思わなかったり。
今一度、第三部に関する諸々のことも洗い直した方がいいかもしれませんね。
頑張ります。
ではではーノシ