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明日(12/14)朝5時から、長編を連載します(全52話。12/14~2/3:毎朝5時更新)。

明日(12/14)朝5時から、長編を連載します(全52話。12/14~2/3:毎朝5時更新)。
「カクヨムコンテスト10(エンタメ総合)」に応募しています。

さて、今回の長編は、時は平安。権力者の相国《しょうこく》(太政大臣)に逆らった一族の貴公子、名を鬼武者という若者が京から追われたことから始まります。
鬼武者は追われた地の姫と出会い、結ばれます。
ひとときの安らかな日々、しかし、京において最勝親王が打倒・相国に立ち上がり、鬼武者にも立ち上がるよう命じます。
鬼武者は静観を選びますが、最勝親王が敗れ、これをかさにかけた目代が、鬼武者に命じます。
妻である姫を差し出せ、と。
愛する妻を差し出すのか、立ち上がるのか。
その選択を迫られた鬼武者は挙兵します。
立て、鬼武者。
愛する者を取り戻し、目代を討ち、相国を退けるために。
そして今回の主人公、愛のために戦う男、鬼武者は源氏の血筋――源氏の君です。

平安時代。
愛する者のために戦う。
幼名、鬼武者。
源氏の君。
平安恋愛合戦絵巻(?)ですね。
これなら最近の和風ファンタジーのような味わいがあると思いまして。

あ、実は鬼武者は元服していて、こう名乗っています。

――源頼朝、と。

……というわけで(何が「というわけ」なのか)、相国とは、相国入道・平清盛です。
最勝親王とは、以仁王が令旨を出す時に名乗った称号です。
親王でないと令旨と言えないので(王が出すと御教書になるらしいです)。
目代・山木兼隆にさらわれた(?)お姫さまは、北条政子です。
早く助けないと、たいへんなことになりますから、頼朝は挙兵したんでしょう。

ちなみにラスボスは、今度こそ本当にその美貌を光源氏にたとえられた貴公子です。
そうです、平維盛です。
クライマックスは富士川の戦いという、一大スペクタクルをお届けします……たぶん。

さて、それでは、下記のとおり投稿いたします。
よろしくお願いします。


【タイトル】
「笹竜胆(ささりんどう)咲く ~源頼朝、挙兵~」(全52話)

【キャッチコピー】
北条政子と源頼朝――二人が出会い、挙兵し、やがて鎌倉に入るまで

【投稿期間】
12/14~2/3(全52話。毎朝5時更新)。

【あらすじ】
平治の乱に敗れた源義朝の子──頼朝は、伊豆に流された。その伊豆で北条家の姫、政子と出会い、結ばれ、そして以仁王の令旨を受け……。
治承四年夏、笹竜胆(ささりんどう)咲く頃に挙兵した頼朝は、政子と共に、平家との戦いを挑む。やがて笹竜胆咲く地に、おのれの国を作るために。

【URL】
https://kakuyomu.jp/works/16818093084423424697



添付のイメージ画像は、NHKクリエイティブ・ライブラリーの画像です。

よろしくお願いします。

2件のコメント

  • おおー、これは楽しみですね!

    >早く助けないと、たいへんなことになりますから
    ……一瞬、山木兼隆と館がたいへんなことになるのかと^^;
    【お前は政子様にどんなイメージ持っとるんだ】
  • 『まるで鶴の飛び立つような』を長編にした感じでしょうか。

    なかなか実像をつかみづらい頼朝をどう描くのか、楽しみにしてますね。
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