• に登録
  • 歴史・時代・伝奇
  • ミステリー

【自主企画参加用記事】「花倉の乱」への感想【企画主さま感想書き込み用記事】

【ご注意】

この記事は、自主企画「大正時代までを舞台orモチーフにした作品、集まれ!」への参加用の記事で、企画主さまが拙作「花倉の乱」への感想を書き込むための記事です。
自主企画URL: https://kakuyomu.jp/user_events/16816452219023492203


【冒頭1万文字以内に出てくるなかで一番好きな登場人物と台詞】

登場人物:今川義元

台詞:「――桶狭間にございます」


【備考】

率直な感想をお願いします。


以上です。
それでは、またよろしくお願いします。

4件のコメント

  • 小娘が偉そうな講釈を垂れますが、
    二作目のエントリーがなされたということは、それを了承してのことだとみなしますね

    えー、私、変身ヒーロー物では、キバが好きなんですよ
    人と関わることが極端に苦手で青瓢箪そのものというべき主人公、紅渡が、
    吸血鬼の一族から人間社会を守るために、仮面ライダーに変身して戦うんです

    薔薇、バイオリン、吸血鬼、チェス、古城……
    プリキュアにハマれるほどの快活さを持ち得なかった乙女の心を惹きつける数々のモチーフがあったことは、さておきまして、

    あの、(私と同じく)内気な渡が!
    カッコ良く戦っている!

    というギャップにですね、落ちたわけですよ 笑
    ええ、物語に大切なのはギャップです

    前回の感想では、情報提供の量と行い方について書きましたから、
    今回はギャップを作ることに関して書きます

    さて、以下は当作の骨組みです


    第一章
    作中舞台背景の説明→主人公の登場→主人公のライバル登場→主人公の旅立ち

    第二章
    ライバルの日常→主人公の帰還

    第三章
    主人公の意志表明

    第四章
    ライバルとの対決→主人公の覚悟表明→勝利→主人公の機転

    第五章
    プロローグ→読者の既知情報へ着地


    好みの問題でしょうが、私としては第一章は必要ないと思いました
    作中舞台背景の説明以外、後の展開へと有効に作用する情報がありません

    ギャップの観点から見ると、
    主人公が有能で切れモノ、ライバルは短絡的な小物、
    初めから示されていては、どうせこのライバル役、倒される前に散々情けないこと喚くんだろうなと予測が立ってしまいます

    ライバルが小物だと主人公のカッコ良さが目減りするんですよ
    こんなライバル、倒せるに決まってるじゃないですか

    ですから、第二章、良真のメランコリーから初めてください

    当主と次代が突然逝去したために、俗世を捨てた良真にもチャンスが巡りきた
    弟を京都へ追放した今、自分こそが次期当主となる……と思いきや、傀儡たる現実に心は安からず
    祖父を疎み、弟の帰還を恐れていた
    そこにやってきた一報──

    物語の前振りとしては、これで十分です
    思い切って削りましょう
    第四章に物語の要素を詰め込みすぎている点を解消するためにも

    さらに、「承芳」に対する良真&寿桂尼の心象、思い出などを書いておけば、後半への布石にもなります

    で、「奴が帰って来た!」と騒然となった駿河国、ひいては読者の面前に、
    満を持して、主人公の登場です

    いくらか復権傾向にあるとは言え、今川義元の世間的イメージは、賢さや勇ましさとは異なります

    読者もまた、寿桂尼たちとともに、予想を裏切っての堂々たる主人公の登場に驚きたい

    そのためには、
    寿桂尼と良真、それぞれが抱く承芳像をはっきりと描くことで、読者との共通イメージを作っておく必要があります

    そのイメージが雄弁な賢才とは離れているほど、

    「予は、今川義元である」

    の台詞が活きてきます
    章タイトル「変貌」にも相応しい

    また、当作のなかでは、

     この今川館の主は、義元が訪れるまでは、寿桂尼だった。
     しかしこの時から、今川館の主は義元になった。

    この文がですね!
    私、とっても気に入りましたの!

    この良文がのためにも、「ギャップ」を心がけていただきたいです

    あと、これも完全に私の好みなんですが、
    「貴人こそ心中を表明しない」ものなんですよ
    言葉の影響力が違う、それこそ、国一つが滅びる可能性があるんですから、
    迂闊なことは言わない、行わない、顔に出さない
    思惑が衆人に察知された分だけ、威厳とリアリティが減ると思っています

    それから、「直接的な物言いもしない」でしょうね
    山辺赤人とか個人名出しては、指し示すものを明らかにしすぎです
    田子ノ浦なんか、山辺一の代表作なんですから、

    「未だ残っておるか、知りとうなったのじゃ。白妙がの」

    くらいでも、まだ遠回しにする余地があると思います
    その心は? と読者に思わせておいて、
    地の文で膝を打たせる、
    もしくは、察しの良い読者に内心の優越感を与える=長綱と等しくあなたは教養あるわね、と示す

    物語を桶狭間で結んだ点は、短編特有の疾走感といいますか、良い緊張感の中で幕引きがなされ、
    「戦国物らしさ」を感じました
    まさに、アナザーストーリーに相応しい短編だと思います

    はい、以上です
    四谷軒さんの作品、とっても良いと思っているからこその率直な感想だということをご理解いただきたいです
    作者の強い心が文章に現れているだけに、当りさわりのないことを書いては失礼になると感じられます

    では、これにて
    今回も長々と書き連ねてしまいましたが、
    お読みくださりありがとうございました
  • 後ほど、また、ゆっくり読ませていただきますね。

    こちらから便乗して、失礼いたします。
    私の作品「午前2時0分からの3分間」にお星さまをありがとうございます、とっても嬉しかったです。
  • こんにちは
    イベント終了後、改めてお礼を言う機会もないまま過ごしておりまして、大変失礼いたしました
    遅くなりましたが、ご参加ありがとうございました

    そして、いつもながら、拙作へのコメントありがとうございます
    本当に励みになります!!

    さて、ふたたびこのコメント欄にお邪魔いたしましたのは、四谷軒さんにお尋ねしたきことがございまして

    私、ただいまイベントを終えての反省を含めて、『小説を書くさいに気を付けたいこと』を創作論ジャンルで公開しようとしております

    そこで、イベントで知り合いました幾人かの作家さんに声をかけて、
    小説執筆のさいには、こんなことに気を付けているよ
    とのポイントを、ご教授いただいているところです

    とくに、四谷軒さんからは、

    ・史実と創作の織り交ぜ
    ・同じ世界線ながら別作品

    これらの作品を書くときに気を付けているをお聞きしたく、
    お忙しいとは存じますが、どうぞお願い申し上げます!
  • お返事ありがとうございます!
    なかなか他の創作者さんからお話伺う機会がないので、大変興味深く読ませていただきました

    私の近況ノートの方にお返事認めましたので、どうぞご確認ください
    また、重ねての質問をさせていただいておりますので、お手隙のさいにでもお教えくださると幸いです

    よろしくお願いします!
コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する