お、お、お、おもしれ~!!
当方、ドラえもん大好き人間。公式レビューからタイトルに釣られ覗いたエッセイ。
旧ドラえもんと新ドラえもんの劇場版から学ぶ-シナリオ構成と面白さ-
ののあ@各書店で書籍発売中 著
ちょうど半分まで読み終えたのだが面白い。
最初は「完成しているものを分解してみる」勉強法に興味が湧いたというのが正直なところ。(そんな方法初めて知った)どんな感じか見てみたい、ドラえもんならわしも詳しいぞ!( ̄‥ ̄)=3 フンと鼻息荒く読み始めた訳です。
タイトルの通り、新旧作品を比べる訳ですが、前半は旧作のシナリオを紐解きます。
その中で、7万年前と現代を行き来することで区切りが生まれている、という著者の気づきがあります。
なるほど(゜-゜)!普通に観ているだけでは、そんな視点になりませんよね。
確かに言われてみると、ドラえもん映画は日常と非日常を行き来するものが複数あるように思います。宇宙開拓史も創世日記も夢幻三銃士もそう。
30分くらいのアニメを複数繋げる形にして、子どもたちの集中力を維持している、という考察も頷けます。
加えて、非日常が日常に零れ出てくる恐怖感や、後戻りできない感じも演出としてありそうです。
映画やドラマを見ても、ほとんど面白かったー!で終わり。シーンについてや登場人物の心情などは考えることがありますが、全体のシナリオ構成は考えたことがなかったです。とても新鮮。面白い。
ここから新版の紐解きが始まるわけですが、旧作との違いに注目してさらに読みたいと思います。どんな結論になるのかも楽しみです。