以前読んだ本に「転がる石には苔が生えぬ」ということわざが出てきました。
自分はこれを、転がり続ける(動き続ける)限り、苔(自分を自堕落にさせるもの)は付かないと解釈しました。常に意識を高く保っている状態と考えたんです。
実際、仕事して疲れて帰ってきても、流れで家事をすると動けるのに、一度座ってしまうとなかなか立てないんですよね。勢いってあるよな、ととても納得したんです。
今年の4月、いや2月の半ばくらいから始まってたと思います。
年度末進行で、自分は転がる石になりました。
〆切が近いというのもあったんですが、止まると動けなくなりそうで。4月なんて土日もぱんぱんに予定を入れて、それはもう動き続けました。
そして今、年度末進行が終わって完全に止まっちゃいました。
いやまだ仕事はあるんですけど、なんかもう勢いがありません。力が抜けちゃって。
転がり続けると、なんかええ感じに動ける代わりに、何かがすり減る感じがありますね。勢いをつけるだけの重さが残ってないというか。転がり始めてもすぐに止まっちゃう。
で、しんどいっすわ~ってこのノートを書こうとして、ついでに調べてみたんです。
そしたらですよ。このことわざ、解釈が2種類あるじゃないですか。
元々は、英語圏のことわざらしく、
イギリス → 職業や住居を変えてばかりいる人は、地位や財産が身につかない。
アメリカ → 活発に活動している人は、時代に取り残されることがない。
って意味らしいです。
自分はアメリカ式の解釈をした訳ですね。ただ、日本ではイギリス式の解釈が主流というか正しい?らしいです。
知らなかった。というか意味が真逆じゃないか。
新しい知見を得たところで、自分はこう考えることにしました。
基本は動く。ただ、疲れたら休む。
転がり続けて、様々なものを見て聴くくらいの意気込みの方が、出不精で面倒くさがりの自分にはちょうどいいはずです。
ただ、疲れたら休みます。それこそ、苔が生えるまで。
苔を育てたことがあるんですが、ちっこい芽?が出るまで大体1~2か月くらいはかかるので、それくらいの気持ちでいきたいと思います。
おいおいもはや「転がる石には苔が生えぬ」関係ないじゃないか、と思われそうですが、占いとことわざはいいとこ取りしたもん勝ちです(なにそれ)
てことで、新年度もぼちぼち転がっていきます。