#余命3000文字
村崎羯諦 作
「あなたの余命はあと3000文字きっかりです」
という一文で読みたくなった。
3年でも3か月でもなく3000文字。
人間、生きていれば本一冊分くらいにはなると思っているのだが、自分はあと何文字残っているのだろう。
いや、何文字書けるだろうと考えた方が楽しいか。
#読了
とまあ読了ツイートをした訳ですが、この本、読むのにかなり時間がかかりました。
というのもここ最近、紙の本をほとんど読まなくなっていたんです。ずっと鞄に入ってました。
読むのは病院の待ち時間くらいです。
で、この間の病院の日の朝、取り出したらカバーがボロボロだったんです。そりゃ数か月も鞄に入っていたら当然そうなりますよね。
急いでいたので、もうカバー無しでもいいかなと表紙を見て思いました。
「余命3000文字」
病院で読むには縁起が悪くないですか?
単位こそ「文字」ですが終わりが迫っている緊迫感を感じます。人によっては気になりそう。
結局、大急ぎでてきとうな紙を巻いて持って行ったんですが、これ何回かカバー無しで病院で読んだ気がするんですよね。
かなり前だったから回数こそ覚えてないけど、カバーをかけた理由が長時間鞄に入れていて本が傷むからだったはずですから、2回くらいはありそう。
耳鼻科通ってた頃だからまだセーフかなぁ。
書店でブックカバー断る派だけど、これからはつけてもらおうかなと思った出来事でした。