皆様こんばんは。佐倉伸哉です。
つい先日、『トラットリア・ガット・ビアンカ ～カポクオーカのお試しスコッチエッグ～』『トラットリア・ガット・ビアンカ ～勇気を分けるカボチャの冷製スープ～』の２作品を、『小説家になろう』・『アルファポリス』に投稿しました。
理由はただ一つ。
“この２作品を別の小説投稿サイトに投稿して、その反応が知りたい”
だからこそ、この２作品は“カクヨムオンリー”のタグを付けませんでした。
結果。
『アルファポリス』は……ポイント制だからイマイチPV数は分かりにくいものの、恐らくはカクヨムと同程度かやや少ない感じ。それぞれお気に入りは１つ付いて、個人的にはちょっと嬉しい。
そして、『小説家になろう』は……『お試しスコッチエッグ』は投稿から僅か１時間でカクヨムのPV数を抜き去り、『勇気を分けるカボチャの冷製スープ』も数時間で超えました。いいねはそれぞれ１つ、評価もそれぞれ☆５、ポイントは双方１０。
……やっぱり、明らかに“読まれた”という反応があると、率直に嬉しいですね。
カクヨムの場合、（恐らくは）作品を読まないとPV数に反映されないシステムだと思うのですが、投稿から数日しか数字が動かないのは、正直やりきれないです。その作品が良いのか悪いのかすら分かりません。ある程度読まれないと「あぁ、序盤で大体の人が読むの辞めてるからそこは課題だな」とか「終盤にいいねが付いているからこれは良かった」と分析が出来ません。
一つ、申し上げておきますと、「自分の作品が読まれないのはおかしい！」なんて過信は一切していません。読まれないのはタグだったり作品紹介だったりでアピールが足りない……とも思っています。セルフプロデュースが苦手な性格なので「私の作品、メッチャ面白いから読んで読んで！」みたいにいけないのです。ただ、それを差し引いても、あまりにも読まれなさ過ぎるのです。
新作を投稿してまずぶち当たるのが、“ＰＶ二桁の壁”。たった１０も読まれない確率が半分以上というのがまた悲しい……。次の壁は、ＰＶ３０。１０を超えても大体１０～２０代で失速して、３０に届かず数字が動かない。これが大体９割。しかも、自主企画に参加してこのパターンなのが一番凹みます。
カクヨムで一番読まれている『天正十年五月、安土にて』も、歴史小説が対象の自主企画を見つけ次第すぐに参加して参加して、やっとPV２２００目前（なお、あと幾つかで桁が変わる段階から約２週間数字が動かず）。それに対して、比較可能な『小説家になろう』ではもうすぐ８０００……。まだ、これはマシな方です。『春を照らすカクテル光線』に関しては約６倍の開きが……。カクヨムの方が、自主企画で発掘される可能性が高いにも関わらず、です。
何度か“読まれない”と言っていますが、今回の件でガックリきました。マジで。
では、「そんなに読まれたかったら“読み合い推奨”の自主企画に参加すればいいじゃないか？」と思われる方もいらっしゃるかと思いますが……それも何だかなぁ、という感じです。
一つには、私自身がネット小説を読まない（書籍化されたものは読む）のと、私自身が読んだ作品の影響を受けやすいのもありますが、そもそも読み合い自体にあまり信用を置いてないと言いますか。
例えば、３人で読み合いをしたとします。全員が必ず一つの作品を読んだと仮定します。結果、Aに２人、Bに１人、Cに０人。人気ジャンルだったり読みやすい作品だったりに集中し、Cは“読んだけれど誰にも読まれてない”ということになります。……私の作品は、典型的なCになる可能性が非常に高いと自己分析しています。それだったら読み合いに参加しても無意味ではないか。そういう感じです。
カクヨムは、『スーパーカブ』みたいな例外もありますが、ラノベジャンルが特に人気な小説投稿サイトだと思います。まぁ、ネット小説のジャンル自体がラノベに強い傾向にはありますが。
ただ、『アルファポリス』に関しては“ライト文芸大賞”だったり“歴史・時代小説大賞”という、人気ジャンル以外でも陽の目を浴びるチャンスがあります。『小説家になろう』に関してはジャンル不問の“ネット小説大賞”があります。
では、カクヨムは？ カクヨムコンはラノベジャンルかそれに近いものにジャンルが絞られ、スポーツ小説や歴史小説などが主体の私にはスタートラインにすら立たせてもらえない。久しぶりにスタートラインに立てると思って参加したグルメコンテストでは、コンテスト期間中でもPVすら伸びない。
……心中、穏やかではないです。特に、コンテストという注目されるチャンスがあった期間を１ヶ月以上もあった作品が、２ヶ月以上後に別サイトに投稿したら１時間で抜かれる、というのは。
どうしたら良いんですかね。本当に。