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※重要なお知らせ※

 皆様こんばんは。佐倉伸哉です。
 11月も半分を過ぎ、2024年もいよいよ残すところ1ヶ月半となりました。皆様にとってこの1年はどういった年になったでしょうか? 私は……恐らく、一生忘れられない一年になったと思います。

 本題へ入る前に、一つ告知をば。
 新作『夢の浮橋を渡った先』の投稿を明日より開始します。前中後の三編構成で17時に投稿されます。こちらの作品につきましてはカクヨムコンの短編部門へエントリーする予定です。今回は久し振りにS(少し)F(不思議)なお話になりますので、もし興味を持たれましたら読んで頂けると嬉しいです。

 さて、本題に移らせて頂きます。
 先週完結を迎えました『信忠 ~“奇妙”と呼ばれた男~』を投稿するに先立ちまして、「私が心の中で決めたPV・☆を達成しない場合、カクヨムから撤退します」と宣言致しました。
 その肝心な数字ですが――

<PV10000→PV5674><☆100→☆18>※21時時点

 1万PV・☆100の2点につきましては、自主企画で“少ない”とされる目安の数字という事で参考にしました。これくらい達成してもらわないと『カクヨム』で活動する意味は無い、そう強く思っておりました。
 この結果をご覧になって「ガチの歴史小説で投稿開始から約2ヶ月でPV5000オーバーって健闘してる方だ」とお思いになる方もいらっしゃるかも知れません。しかし、先行投稿した『小説家になろう』では投稿完了時点でアクセス1万は確実に超えて2万に届く勢い&ポイント数も100超、『アルファポリス』では投稿完了後から数日間は出版申請のラインとなります24時間pt1500を超える状態が続いておりました。『小説家になろう』に至っては最初1日1回→2回→3回とより条件が悪い中での数字です。かれこれ3サイト目ながら他2サイトで作者の期待を遥かに上回る結果を残してくれた自信作ですので、『カクヨム』でもきっと応えてくれる――そういう思いから設定した最低ラインでした。それが『小説家になろう』と比較し最低でも3分の1、もしかしたら4分の1というのは流石に「もう少し様子見しようか」とはなりません。
 単刀直入に申し上げまして、第一章投稿完了時点で上記の目標到達は諦めておりました。明らかにPVの伸びが悪過ぎます。投稿開始から24時間でPV一桁はザラ、下手したら1ヶ月経ってやっと二桁に乗せるくらい、数字が増えません。現状のPVから話数で割った平均が約45ですが、これは突出している序章・第一章前半・終章・第六章最終話が吊り上げているだけに過ぎず、PVが10台の作品も少なくありません(現時点の最低値はPV13)。私が掲げたPV1万を達成するには平均80弱必要ですが、いくらPVにムラがあっても読まれない話が多過ぎては話になりません。
 ぶっちゃけた話をさせてもらうと、先週の完結時点で「あー、これはPV5000行かないな」と覚悟してました。盛り返したのは今週水曜に週間ランキングが30番台に届いた影響か1日で575PV、昨日今日と300後半のPVがあったからです。それまでは200PVを1回超えただけでどんなに多くとも100台だったので驚きと言えば驚きではありますが。

 PVが伸びない話も、個人的には「なんで?」と首を傾げるしかないです。
(PV13)
・第五章19 二条新御所
 膠着する有岡城攻めで変化の兆しが現れ、決着に向けた展開の前段階。また、信長が京都滞在に使う目的で建てた屋敷を親王へ献上したが、この献上した屋敷こそ信忠最期の舞台なので物語的にはかなり重要な布石。
・第六章2 武田攻め開始
 最終章で投稿から日にちが経過してない事情はあるにせよ、年明けから始まった織田方による信濃侵攻・武田方の応戦等の流れの説明。武田攻め最大の山場である高遠城攻めへ繋がる大切な展開も含まれる。
(PV14)
・第五章18 “信長の嫡男”の重圧
 伊賀攻めで大失態を犯した信雄が信長に呼び出され、折檻・罵倒。同席する信忠へ「兄者は特別扱いされたから分からない」と不満を溢したのに対し、「英邁でも愚昧でも殺される、そんな立場をお前なんかに分かってたまるか!」と猛反発。
 この作品を書く一番最初のプロット段階にも込められていた“信忠の難しい立場を象徴する話”で私自身も気合を込めて執筆しただけに、納得がいかない。
・第五章23 左近将監
 北陸勢による加賀平定&羽柴勢の但馬侵攻をサラッと紹介。武田攻めで軍監を務めることになる滝川一益の登場&紹介。物語の重要度的には低めだけど欠かせない話。
(PV15)
・第五章21 勝長
 冒頭に三木城攻めの終了&播磨の仕置きについて説明。武田家から身柄が返還された坊丸もとい勝長と対面。武田勝頼の人となりを聞いた信忠。勝頼という人物に触れる点では物語のアクセント的に必要。
・第五章27 フロイスと屏風と黒人と
 馬揃え前の小話。フロイスと久し振りの再会・安土城を描かせた壮観な屏風を教皇へ進呈・黒人弥助などなど、見所満載な内容。どうしてこれが伸びないのか、全く分からない。
 ざっとワースト6を列挙しましたが、第五章だけでなく第四章にもPV10台で停滞してる話があるんですよね。しかも、個人的にはかなり力を入れた松永久秀と最後の対面を果たした信貴山城潜入の一話も含まれているのがかなり不満です。
 確かに、織田家と全く関係ない大名家の説明に丸々または大半を割く話があるのでムダと言えばムダかも知れません。読まなくても大勢に影響は出ないかも知れません。しかし、戦国時代の大名家は利害関係が複雑に絡み合っていて、織田家単体で話を進めていくとどうしても「え? なんでこんな事になったの?」と読者が疑問に思う場面が多々出てきます。その為には本筋と関係ないかも知れませんが説明を入れさせて頂きました。こうした話のPVが伸びないならまだ納得がいきますが、そうではない話ばかりで腑に落ちません。私だってただダラダラと書いている訳ではなく、ストーリーに必要だと判断し書いているのです。中弛みする気持ちは分かりますが、1話1話ちゃんと読んでほしかったです。

 ☆に関しても……6人の評価が全て最高点の☆3だった点は嬉しいです。しかしながら、設定した数字の五分の一では悪い意味で衝撃です。私一番の作品が評価に値しないと言われているようで、悲しい気持ちです。

 作品は、言うなれば“子ども”です。この世に生み出した以上は、やっぱり「見てもらいたい・良い評価を貰いたい」というのが創作者の率直な思いであります。今作に関しては2年半も掛けて執筆した大作だけに余計そう思います。
 ただ、この惨憺たる数字は、流石に酷過ぎます。転生・チート・史実改変の要素がない歴史小説がカクヨムに居る場所がないのならば、こちらからお断りです。私は銀魂を書きたいのではありません、司馬遼太郎先生みたいな歴史小説を書きたいのです。
 一応、今月下旬に開催されますカクヨムコン(長編部門)にはエントリーします。但し、最終選考に残る以上の結果が出ない場合、カクヨム撤退&全作品削除の対応とさせて頂きます。私が個人的に消すには惜しいと思う作品につきましては『小説家になろう』を軸に移籍する方針です。ただ、カクヨム激推しなミステリー・ホラーと一緒くたにされた上に運営から逆贔屓されている歴史ジャンル、さらに読者選考もあるとなると一次選考の通過すら怪しいところではありますが……。

 カクヨムはオープン開始以来から利用し、作品の見やすさやフォロワー数などなど良い点は沢山あります。ですが、それとこれとは話が別です。読まれない・評価されない・作家デビューの可能性が著しく低い場所に、私の作品を私が傷つく為に置いておく理由などありません。才能を評価されないと言っているのではなく、小説投稿サイトを書き手として利用する上で最低条件すら満たされないのであれば撤退已む無し、そう判断した次第です。

 残り短い期間になるかも知れませんが、引き続きお付き合い願いますと幸いです。
 ここまで長文を読んで頂き、ありがとうございました。

 佐倉伸哉

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