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地獄やでホンマ

もう今日明日には無理かも・・・と言われていた父が、

まだまだ踏ん張っている模様。

・・・ううむ。

そのまま、回復し、社会復帰できるならいいのですが、

長年の喫煙と偏食からくる不摂生が原因で、

・肺気腫(肺が壊死して自力呼吸困難)
・大動脈瘤(ドでかいのが破裂寸前)
・肺がん
・胃潰瘍(胃の中どす黒い血だらけ)

いつ死んでもおかしくないと。

医療機器の力で、無理やり呼吸をさせてもらっているだけなのであれば、

これ、どうなん?

と思ってしまいます。

延命治療

それが、書いて字の如く「治療」であり、「治癒」が見込めて、ある程度の健康を取り戻せるなら、価値あることだと思います。

しかし、

100パーセント助からない。

助からないが、機械の力で、無理やり命を引き延ばす。

機械が止まればそれで終わり。

ベッドの上でまったく身動きが取れず、呼吸がうまくできない状態で、長期間拘束。

肺が壊死し、呼吸が困難。胃にたくさん穴が開いていて、食事が採れない。

肺にがんもみつかって

大動脈瘤はいつ破裂してもおかしくない。とんでもない激痛でショック死もあり得る。

それでも機械で無理やり生存させる。

治らないし、死の時期が伸びるだけ。

ぼくだったら、いやだあ。

だから医師にも伝えたんです。

「私個人の意見であり、願望ですが、延命治療は、治るならいいですが、そうでなければ、残酷なだけだと思うので、もし自分がその立場なら、断ります。そもそも『治療』という語を用いること自体、疑問です」

すると担当医は、

「私も同じ意見です」

とのこと。

でも父親本人の希望なら、それは息子であっても、どうすることもできない。

ただ苦しいだけの時間が、ずっと長引くのよ?

地獄やでホンマ

・・・と思うのだけれど、父は、1秒でも、この世でふんばろうとしている。

それはそれで、ど根性なのかもしれない。

どんなに苦しくても「生」をギリギリまで、堪能しようという事なのか。

そう、地獄って、この世にしか無いんやで。きっとそうやで。

父よ

話がしたいぞう。

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