大和田　虎徹

夢の中に存在する魔術師たちの集いの場、幻夢領域のエクス魔導図書館で司書を務める主人公のプトレマイオスが、淡々と仕事をして魔術師たちの研鑽のお手伝いをするストーリー。

戦争が終わった。己の命以外のすべてを失った少女の元に、世話役としてやってきたのは戦争の主役だった、戦争機械《ウォー・メック》だった…… 荒廃した大地で新たな生活を始めた彼らは、生…

残暑の候。 ゆっくりいこーぜ！ という気持ちのポエムでございます。 だって暑いんだもん。ちょっとぐらい壊れても、しかたない、しかたない。

大好きな彼女に隠された秘密とは。 ※一部ろくろ首の伝承を元にした内容が含まれています 怖さメーター🌶️🌶️🌶️🌶️

あなた誰？

約300文字ほどの短いお話です。登場人物の名前もない、日常のひと時を書いたお話です。

交通事故にあって死んでしまった、かわばたさん。 天国で生前の行いを善悪の天秤にかけられます。 すると、天秤は善悪どちらにも傾くことなくつりあってしまいました。 善いことか悪い…

五歳の少女を惨殺するおぞましい光景を記録した動画があるらしい…… その映像はディープウエブで購入できるそうだ。

「忘れられた図書館」「古い地図」「謎の鍵」の三題噺。 祖父が亡くなった主人公が、遺品の地図と鍵を使ってたどり着いた図書館で、奇妙な体験をする物語。 5分で読める2000字以内のシ…

僕はある管理をするために雇われた。山奥の施設。そこは、あるコレクターにより、集められたモノだった。それは、人類に必須のものかもしれなかった。

　愚かな恋をした若者の話。

十進分類法で大学図書館の常連さんたちを見ている彼女の、ちょっとした話

東山道の昔から、下野国、現在の栃木県は、陸奥に向かう街道です。それは現代でも。

「この国の永住権を得るための条件はただ一つ、この図書館の蔵書を順番にもれなく読んでいただく、それだけです」 飢えも争いもない、誰もが幸福であるという国の図書館司書は、そう言った…

辺境の星にぽつんと建てられている、古風な塔。その内部には、無数の本が所蔵されている。 そこで蔵書の管理をする青年と、茶トラのメス猫アルカディア。 それは磁気嵐の荒れ狂う日に、と…

　イラストを毎日ブログに上げていた僕はある日、アップロードした筈の苺の絵がデータごと消えていることに気づいた。 　代わりにブログのページの中を這いずり回っていたのはウミウシ。 …

ある研究者と重力とエントロピーとブラックホールと情報のお話

　釧路湿原で違法に増築されたメガソーラーユニットの撤去工事中に、地中から新種の粘菌が発見された。 　およそ25平方キロメートルにおよぶ巨大コロニーを形成していた新種粘菌は『クシロ…

あのカタツムリを食べた時から、木に上りたい、その思いで私は動いていた。

高校の同級生から聞いた話。

真夏の何にもない平凡な日。いつものように片想いをしている友達と勉強していた。ペンが紙の上を走る音やエアコンの機械音、団扇の扇ぐ音、外の蝉の声が静かな部屋に響く。 突然触てきた彼…

彼女によって私は拘束されて、どろどろの中に埋められる。そして私と彼女の境目がなくなる。後に残ったのは切なさを模したどろどろの「何か」だけ。 ※どろどろが何なのかは想像にお任せし…

　雲のない満月の夜には不思議な屋台が現れる。その屋台で願い事をすると、必ず願いを叶えてくれる。 　――ただし代償と、引き換えに。 　雰囲気微ホラー。

お盆、それは帰省の季節だ。 そしてそれは『僕』が苦手なイベントでもある。 土地柄、お盆には親戚筋が集まって毎年のように大宴会を開くのだ。 一昨年と去年は何かしら理由をつけて断…

「神に聞いた物語り」という体裁の散文詩的なものです。 いや、このタイトルを使ってみたかっただけなのですよ。すみません。 神謡のムードをさらっとお楽しみいただけたらな、と思います。

第七回こむら川小説大賞参加作です。日本には気軽に大変なことになってほしいよね！

くねくねを見ると発狂すると言われているが、デスくねくねは見ると爆死する。

円了と八雲はくねくねを探しに田んぼに来ていた。見つけたくねくねを観察しながら、円了はデスくねくねについての話を始めるが……。

シンギュラリティ前夜、小説家はアイデアを出し、AIに執筆させるのが当たり前になっていた。小説家アリサもそうしていたが……。

これくらいで怖がっていては、家族サービスなんてできないよ。

命を終えようとしているロボットを迎えにきた死神。人間のために尽くしてきたロボットに死神が伝えたことは…

火星のカニと、ロブスターを着た人間の戦い

見えない場所にも手を抜かない

私は、バイト帰りに見知らぬ男に拉致された。監禁された部屋では数字の順番通りに歩け、と言う。男は、私を最小の単位にするのが目的らしい。彼女は、狂気の世界から帰還できるのか……！

朝からどしゃ降りでも明日が暗闇でも未来がどうであろうとも今日までの僕と君は間違いなく光だった

わたしのあたまのなかからでていけわたしのあたまのなかからでていけわたしのあたまのなかからでていけわたしのあたまのなかからでていけわたしのあたまのなかからでていけわたしのあたまのな…

1000文字以下のホラー小説です。

短編の怪談小説です。あまり怖くないので、隙間時間にサッと読めると思います。

俳句です。フルーツです。 「一番果」というのは、一番良い！　という意味ではなくて、その植物にとって一番最初にできた果実という意味です。 第2回カクヨム短歌・俳句コンテスト俳句…

【人体被食描写注意】身長2mの口裂け舌裂け男が、人間をバリバリ食べるお話です。 草森ゆきさん主催『死別ブロマンスを書いて欲しいリターンズ』に寄せて執筆しました。 ほぼ出落ちの性癖…

可奈子はオカルトに目がなく、どんなことにも興味津々だった。彼女の友達はそれを止めようとするのだが…

異常な魔力をもつ空っぽな男が魔力が空っぽな少年に自分の魔力を注ごうとする話。

第8回W選考委員版「小説でもどうぞ」選外佳作 人生において大切なもの。 それは、選択だ。 どの道を通って、どこに向かうのか。 それを決めるのは、自分自身だ。 さぁ、どっちを選…