読んでみたけど、読解力の低い江田の個人的な感想なので、こういう意見もあると軽く流していただけると幸いです。
ひとつめは『フルメタル・クレリック ~鉄腕神父と魔女見習い~(作者 及川シノン@感想書くマンさん)』(
https://kakuyomu.jp/works/1177354054883141323)
及川さんの描くキャラクターは、ホント好き。
ちょいとミーナが幼すぎて「今の大人が読みたい!」なのかは分かりませんが、文章も読みやすいし、ジーンと心に響く言葉もある!
でも、くわしく明かされないまま終わってしまった出来事みたいなものもあって、なんだかモヤモヤ。
完結済みになっていますが、これで終わりだとせっかくの五賢人の数名が、ただのわき役になってしまう。
「彼女」のこともずっと引っ張てきたわりには、なぜ? がたくさん残るので、続きが読みたくなりますが、完結済みなので無理に完結させたようにみえてしまいます。
だけど、幸せを願っても思うようにはいかなかった神父さんの姿と、ミーナの明るさや、ジャネットとの戦いは心に残ります。
11万文字でも安定して読めるので、ファンタジーをお探しの人におすすめします。
もうひとつはちょっと前に読んだ『幕末レクイエム―誠心誠意、咲きて散れ―(作者 氷月あやさん)』(
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882222562)
「アクションRPG風、異能バトルの殺伐系青春活劇」とのことで、楽しみに読んだのですが、描写で気になる所が多かったです。
例えば異形の姿ですが「体が長い。蛇かと思ったが、翼と脚とたてがみがある。頭が三つある。脚が七本ある。尻尾が三股に分かれている。妖を成す環と同じく、鱗は不気味に赤黒い。」とあります。
どよめきと悲鳴があがるほどの恐ろしさが、この描写からは伝わってこなかったです。
しかし、青春活劇。
生きる姿が生々しくもあり、武士としての誇りもあり、それぞれの心情が丁寧に描き出されているので、歴史小説が好きにはたまりません。
『幕末レクイエム―士魂の城よ、散らざる花よ―』(
https://kakuyomu.jp/works/1177354054883328694)こちらも、完結後に読んでみたいと思います。
幕末レイクエム
『誠心誠意、咲きて散れ』は【京都・江戸編】
『士魂の城よ、散らざる花よ』は【会津戦争編】
どちらから読んでも大丈夫なので、激動の時代を生きた男たちの物語をお探しの方は、ぜひどうぞ!