最終話「新しいスタートライン」を公開して、完結しました。4章構成の11万字で、ほぼ当初構想通りの長さでまとまった感じですね。
第1章のプロットを思いついたのは、玉瀬羽依さまとのコラボ小説を書いている最中で、「もし自分が実は高校生で、大人の女性とコラボしていたらどんな感じだろう?」と思ったのがきっかけです。
クリスマスツリーの下で初めてリアルに会って、笑いながら丸の内を歩いているシーンまで一気に書き上げると、その続きで、同級生の前でイチャイチャする二人をどうしても書きたくなり、2章のプロットを書き始めました。
そして長編にするなら、「Save the Catの法則」に則って、全体シナリオを設計し、迫り来る敵を設定し、とやっているうちに、どんどんストーリーがふくらんで、ここに至る、というわけです。
もともと、古きよき電撃文庫のラブコメ「とらドラ!」とか「さくら荘のペットな彼女」とかが好きで小説を書き始めたので、最近流行りの、最初から糖分多めでデレデレという展開にはならず、ツンデレの彼女に振り回されながら、彼女自身の問題を解決するために汗をかき、最後に結ばれるという展開になりました。
こんな物語でも、最後まで読んで応援していただける読者さんが何人もいたことが、とてもうれしいです。
それではまた。