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改善ノート

以下は、女子高生詩人の改善ノートです。
基本的に自分用の備忘録なので、悪しからず。

[1] キャラクターについて
1 健太の魅力は何?
 ・なぜ好かれるか

2 陽菜さんの魅力が描けていない
 ・当初からの懸念
 ・殴り込み事件は入り込めない
 →相手の悪辣さの強調
 →やむに止まれぬ動機の設定「私のせいで健太君が巻き込まれた」という自責の念
 →乗り込む前の怖さや勇気の描写


3 安曇野さんの描写不足
 ・もしかすると陽菜さんと混同されてる?
  (少なくとも竹刀を振り回す少女ではありません。)?

 ・主人公「安曇野さん」の目標「詩集を出版する」に対する障害と克服のドラマが無い。
 → 2章で設定されるべき

 ・目標「詩集を出版する」の動機が弱い。
 →原初的な要求の設定が必要。


4 美香の容姿描写は効果的でない
 →美香と誠はサブのカップル。遊び慣れていて、陽菜さんを焚きつける役。
 →髪を染めてメイクもしている描写が、そのイメージにつながっていない?


[2] ストーリー構成について
1 余計な雑談が多い
 ・2章の半分いらないかも
 →夏祭りを半分に。家庭教師削除。

2 前半に物語の山場が無い
 ・3章 安曇野さんと陽菜さんの告白
  4章 安曇野さんの危機  までが遠い

 →1章で、安曇野さんを見出すシーンの山場化
 →対照的に、ショッピングモールの陽菜さんのエピソードいらないかも?

 →2章で、詩集出版に至るまでに障害を置く
 →それを突破するために健太が助力し、乗り越える山場を作る


3 コメディ要素がない
 ・もともとの疑念。ラブコメじゃなくて恋愛小説かも。
 ・でもラブコメにしたい。


[3] 文章作法
1 視点移動の煩わしさ
 ・ガールズトークの必要性(羽依さんからも指摘)
 →ガールズトークは削除し、ストーリー展開で必要なものは、健太との会話に織り込む。

 →詩作の時は残す
 →3章の対決の時は、三人称視点に切り替える?
 →4章の対決の時は、安曇野さんから健太への説明会話にする

2 擬音語は無くす
 →全部描写に変更



17件のコメント

  • ゆうさんコメント

    読みます企画へ参加頂きありがとうございます。
    早速ですがジャンルがラブコメと言う事もあり、極めて厳しい意見となる事をご了承ください。
    自主企画趣旨欄で「徹底的にダメ出しします」と明言していますので。
    メンタルが砕けて筆を折られても、責は負えない事をご了承ください。

    文章は相応に丁寧に紡がれていて読み易さはあるでしょう。
    情景描写もそれなりにあるので、今どこで何をしているか、その点は伝わるので悪くはありません。
    視点移動でヒロインの心情が細かく描写されていた部分は悪くありません。視点移動のタブー云々はここでは抜きにして。
    第2章まで読み進めて褒められる点を探しましたが、マイナス面が目立ち過ぎてこれ以上見当たりませんでした。

    まず、視点移動の目的と効果をどのように考えて行っているのか、です。
    頻繁に出てくる「ガールズトーク」と称した会話。
    恋愛やラブコメで視点移動を行う理由はなんでしょうか?
    例えば群像劇を描きたかった、とした場合には登場人物全てに焦点を当てないと、それそのものは成立しません。単なる視点移動であちらこちらの会話を拾う程度では意味を成さないので。
    読んだ限りでは手品の種明かしをされている気分です。
    頻繁に視点が入れ替わるので鬱陶しくなり物語に没頭できません。

    男子主要人物「御代田健太」に魅力がないために、なぜヒロインが惚れ込んでいるのか、その理由も不明です。魅力がないがゆえに物語に入り込めないのも欠点でしょう。
    代わりにヒロインが際立っていれば、そちらから入り込めますが、ヒロインも魅力的に描き切れていません。ですので、冷めた見方になってしまい易いです。

    ヒロインの金髪ロング、この説明は必要なのでしょうか?
    なぜ金髪である必要があるのか。純粋な日本人に金髪なんて居ません。
    髪色をわざわざ指定するならば、ストーリーに直接絡むだけの要素が必要ですし無いのであれば何の意味もありません。
    容姿の「説明」も入っていますが、読んでいる内にその様なものは忘れてしまいます。
    なぜ容姿を説明するのか、それがどのようにストーリーに絡むのか、明確な理由付けが無いのであれば、これもまた意味を成しません。

    擬音語が時折入って来ますが、幼稚さだけが目立つので無い方が良いでしょう。
    小説はコミックでは無いので擬音で示さず、言葉で以って示すべきと考えます。
    例えばドアを開けた時に「バタバタと騒々しく音を立てて入って来た」などのような、動きを伴う描写と絡めたものであれば、それは表現のひとつとなります。

    物語が平坦で読者を強烈に惹き付ける山が無いのもネックです。
    山を作るには谷が必要で、それはヒロインが男子の告白を受け断った、その後告白した男子が主要人物に暴力を振るった、が第一章の谷になるのでしょう。
    その後にヒロインがカチコミかけるシーンで、一応の山場としたのだと思いますが、ヒロインスゲーにはなれませんでした。
    現実社会で考えれば単純な力でもって相手を服従させる方法は猿と一緒です。
    ですので、ここでも物語に入り込めませんでした。
    ファンタジーならば、その手法でも良いのですが。

    優れた詩を書く少女の設定が全く生きていません。
    成績優秀で感受性豊かで物事を深く考えよく見ている、であればそれを余すところなく表現しないと、高校生作家としてデビューし、受賞までする存在としての説得力がない、とも言えます。
    少なくとも竹刀を振り回す少女ではありません。

    無駄な雑談が多く本筋を追いたい読者にとって、邪魔になるだけでしょう。
    ゆえに散漫な印象を受け物語に入り込めない。視点移動とセットで読者を遠ざけてしまっています。
    主人公ではない主要人物の「御代田健太」はほとんど語らない、語りが少ないから心境が伝わらない。結果上に示した主要人物に魅力が無いとなります。
    もっと心の内を語らせないと一人称にした意味がありません。
    途中まで読んで主要人物は単なるモブキャラで、ヒロインが主人公であるとも言えるでしょう。添え物程度の男子に惚れる女子は居ません。ゆえに説得力も無いとなります。
    三人称で描き視点を移動するならば、その方が良い結果を得たかもしれません。

    コメディ要素がほぼありません。
    ラブコメのジャンルにありながら、ラブ要素はあってもコメが無いので、片手落ちな感じはします。
    恋愛小説、または現代ドラマであれば問題無いのですが。
    カクヨムでは恋愛小説=女性主人公、などとしているせいで、男性主人公はラブコメに来てしまうのでしょう。

    以上が読んでみてのマイナスと感じた点です。
    腹立たしいと思われたならば、ぜひ見返してください。事前に通告していますのでメンタルが砕けても、こちらでは責任を負えません。
    もし、改善の意思があればお手伝いはいたします。
    完結しているので今さらかもしれませんが、もっと支持される作品作りを目指すのであれば、幾らでも協力いたします。
    あとは、ご自身で判断してください。

    仮になんとかしたい、と思う場合は近況ノートでやり取りしますので、そちらにひとつ専用の場を設けて頂ければ、期間の定めなく納得行くまでやり取りします。
    それとまだ未読であれば「フィルムアート社」の「きちんと学びたい人のための小説の書き方講座」がカクヨム上で読めるので、まず読んでみてください。まだキャラの作り方の一部しかありませんが、最低限すべき事は書いてあります。
    トップページ公式連載に表示されていますので。

    以上、この度は企画へ参加頂きありがとうございました。
  • こんばんは。
    早速ご用意いただきありがとうございます。
    今後この場に於いてやり取りいたします。

    問題点を箇条書きされているので、それに沿って具体例を交えながら、意見交換しつつ改善を模索します。

    後日改めてこちらで幾つか提案しますので、暫しお待ちくださいませ。
  • ありがとうございます。

    フィルムアート社の記事は、元ネタの「SAVE THE CAT」と「感情から」を読んでいましたので、知識としては新たなものはありませんでした。
    要は身についてないということで……

    最初のノートに、課題点を ・ で、改稿案を→でメモっていきます。
  • こちらに移動したので、本編のコメントの方は削除させていただきました。
  • こんばんは。
    今回よりじっくり取り組んでいきたいと思います。

    まずこれが決まらないとほぼ作品に読者が付かない、主人公。
    一応この場では御代田健太を主人公と想定してます。

    名前に特徴があり過ぎて中身が疎かになった。そんな印象を受けます。
    地学部。
    この設定が全く生きていないので、ここで特徴を持たせると主人公にひとつ、個性が加わります。

    石ころ集めが三度の飯より好きだ。
    空を見るのが大好きで夏の大三角に浪漫を感じる。
    化石を掘り出している時が至福の瞬間だ。

    などのように何か持たせないと、人物像が弱くなってしまいます。
    例えば、空を見るのが好き、とした場合に詩を書くヒロインと、共通の話題を作る事も可能でしょう。
    ベガとアルタイルは誰もが知る織姫と彦星であり、詩を書くネタにもなり得る訳です。
    接点が明確にできる、となれば急速に近付くのも当然。ここに説得力を得ます。
    これが化石掘りでも接点を得る事は可能でしょう。

    古代の浪漫に思いを馳せる主人公。そこに詩のネタ的要素を見出すヒロイン。
    まずひとつ、個性を付加しましょう。

    欠点。
    勉強が苦手だ。
    浅慮浅薄、短気、のんびりし過ぎる、内向的など。
    フィルムアート社の書籍を挙げるまでもなく、欠点の無い人間は存在しません。
    欠点があるから伸び代を用意できるのです。
    克服するための物語になりますね。

    主人公のタイプは読んだ限りでは「普通」でしょう。
    ですので、葛藤や苦悩、乗り越えるべき壁を用意しないと、淡々とした話になってしまいます。

    御代田健太を仮の主人公としましたが、読んだ限りでは安曇野桜が主人公ではと思えます。
    なぜそうなるのかと言えば、御代田健太はただの添え物になっているからです。状況説明をするだけの存在でしょう。
    出版社の人と話をする際に、居るだけで何の役にも立っていません。
    詩に対して勉強もせずただ、言われるがままに付いて行く。これは完全なモブですね。居ても居なくても結果に変わりがない。安曇野桜は居てくれて助かった、と言っていますが、説得力が無いです。
    だから、主人公ではないと。

    安曇野桜に付いて行くための努力をしない。詩の世界を知る為の勉強もしない。ただ、言われるがまま。このような男子を果たして安曇野桜レベルの女子が、一緒に居たいと思うのか、です。
    そうなると、相手に相応しい人物を作り上げていかなければなりません。

    詩を学ぶ。
    共通の話題作り、出版社の人との対話できちんと意見を出せる。つまりはその世界を知らなければできない事です。
    それをさせると、御代田健太には様々な苦難が待ち受ける訳で。
    苦難を乗り越えようと足掻き、時に安曇野桜から詩の先輩としてアドバイスを貰い、また、自力で解決していくなど、そこにドラマが生まれます。
    丸っとそれらがなく、付いて行くだけ。ホテルに泊まるのも結局、何も学ばず付いて行くだけ。

    まずそこを何とかしましょう。
    全く魅力を感じられないだけに留まらず、何もしていないのです。
    逆に言えば何もしないから魅力が出て来ないのですね。
    何かさせましょう。

    キャラは動かさなければただの飾りです。
    とにかく東奔西走させて汗を掻かせ、時に涙させれば読者は共感を得易くなるでしょう。

    もうひとつ。
    私の勘違いでヒロインの誰が誰だか分からなく、混同していた件です。
    物語の構成に問題があるからでしょう。
    第1話から第3話に掛けてが雑なのだと。
    話が飛び過ぎていると感じますし、改稿後も同様です。
    テンポよく進む物語と、単に端折っただけの物語は異なります。

    幾らか改稿されたようですが、第1話冒頭文と記号を挟んでの文章。
    ごちゃごちゃです。
    まずカチコミかけた噂話、自己紹介、付き合えるような存在ではない、としながら「私の大事な健太」でカチコミでは最早意味不明です。

    以下例文。

     桜もすっかり散った。
     これから始まる俺の高校生活は少しの波乱の幕開けでもあった。

     入学してすぐに意気投合した奴が居る。俺の隣に居る奴だけど。
    「お前の名前面白いよな」
    「まあネタにはなるんだろうな」
    「御代田健太とか、漫才師かよ」
     へらへら笑いながら「ケンタってチキン屋?」とか。そういうこいつは個性に乏しい名前だろうに。
    「そっちこそ、前橋誠なんて特徴無いだろ」
    「いいんだよ。普通が一番だからな」
     ま、名前でどうこう言うのも意味無いし。
     教室内を見回すと目立つ女子が居るのが分かる。
    「何見てんだ?」
    「いや、ちょっと」
     美人さんが一人、二人。
    「気になるのか? どの子が好みだ?」
     別にそういう意味で見てた訳じゃないんだが。
    「どの子も俺には不釣り合いだろ」
    「そうかなあ。気軽に話し掛けてれば意外といけるんじゃないのか?」
     こいつ、何気にコミュ力高い。だから相手が誰でも気さくに話し掛ける。
     翻って俺は、と言えばコミュ障に近いかもしれない。誠が相手だから何とかなってる部分はあるけど。
     でもさ、なんで俺とつるむのかね?

    まず、冒頭から途中まで示しましたが、まず二人。互いに呼び合えば俺誰それ、と地の文を使わずに人物紹介ができます。
    この書き方には利点があり、物語が常に進行した状態になる事です。
    説明をしないのでテンポを乱す事もありません。
    更にコミュ力高い、低いで各々のキャラに違いを出せます。
    ここで主人公の欠点のひとつが出てきます。
    次へ進む前に気になりそうな女子が居る、それを示す事も出来ます。

    以上、今回は長くなってしまったので、次回、この続きを例文を交え改善案を出したいと思います。
  •  多くの示唆をいただき、どうもありがとうございます。
     改めて自作を読み直してみて、やはり前半1章、2章と、後半3章、4章のバランスが悪かったな、と反省しました。

     ご指摘の通り、前半では健太は何もしていません。目標の設定と動機づけがない。また明確な欠点が無いので、キャラクターができていないという点は改善すべきだと思いました。後半まで読者を引っ張って行けるように、いただいた例を参考に、キャラクター設定を見なおします。

     1話〜3話の構成は、書き溜めしていた時の当初案では、時系列の通りに進めていました。公開前に、ちょっとひねって陽菜さんの噂をキャッチとして冒頭に持ち込んだのですが、結局わかりにくくなってしまった、ということですね。

     叙述法は、気になる文庫のラブコメをいくつか、分析的に読みなおしています。一度自分で書いた後で、作家さんの文章を読み直すと、なるほどと勉強になります。
  •  一つ、リクエストしてもよろしいですか。

     サンプルを提示いただくのは、わかりやすくて良いのですが、できれば自分の作品をリライトしたものではなく、他の文章(例えばゆうさんご自身の作品からの引用)などでお示しいただけますでしょうか。
     と言いますのは、アドバイスに従って自分で改稿する時に、サンプルにひきづられて、うまく書けないのです。サンプルを引き写していては自分の作品ではないですし、そこから離れようとすると、妙な頭の使い方をして、しっくりこない文章になります。

     ご検討よろしくお願いします。
  • こんにちは。
    リクエストの件、承りました。
    元よりこちらも懸念してはいたので。おそらく引っ張られるのだろうなと。

    さて、主人公の作り込みに関しては前回提案済みなので、今回は第3話。

    主人公以外は趣味があったり打ち込むものがあります。
    何も無いのは主人公(仮)だけ。これだとやはりモブなので、何とかすべきでしょう。

    主人公(仮)に密接に関わる人物とそうでない人物に割く描写のバランスが悪いです。
    富士見美香は前橋誠と仲良くなっているのであれば、容姿含め詳細な情報は不要なはずです。そこをせっせと描くと、主人公(仮)に対するヒロインは誰なのか、と序盤から混乱を招きます。

    これは第2話でも同様。
    安曇野桜と南牧陽菜と交互に出てくるために、どっちがどっちだ、と混乱を招くもとになります。
    1話の中で主人公(仮)の視点がウロウロ、どっちにも向いてしまい、読まされる方はいちいち頭の中で、これが誰でこっちは誰、と考えねばなりません。
    これの意味するところは読み辛い、面倒臭いになります。

    メインとなるヒロインの描写は念入りに。この作品では女子高生詩人、即ち安曇野桜なので、もっときちんと描くべきでしょう。
    そうでないモブはさらっとが基本です。
    全部に同じ熱量で描いてしまうと、読者は迷子になるのです。
    これが群像劇だとしても、この書き方は失敗で、一人称小説としても失敗しています。
    キャラの重要度に応じて描写も変化させる。
    これは物語を紡ぐ上での基本中の基本ですので。

    以下の文章、なぜそんな思考に至ったのかいささか謎です。

    「南牧さんは、どこかに一人ぼっちでいる? ~ 大丈夫、だよな」

    第4話に至る過程でモール内で事故とか発想が飛躍し過ぎて付いて行けません。
    ナンパされてトラブルは無くは無いでしょう。ただ人が多いのであれば、人目もある訳ですからやはり無理があります。
    イベントは納得させる要素が無いと滑稽なだけになるので、どのような心理状態が適切か考えないとオーバーだと受け取られます。
    ましてや、まだ互いによく知らない状態であれば、尚更必死になる理由も見当たりません。

    さて、迷子になった、とするとこれまたなんで? となってしまいます。
    モールには漏れなく案内板がある訳で。
    そしてインフォメーションセンターがある訳です。
    そこで迷子と告げれば呼び寄せる事も出来ますね。
    ハイスペックな彼女にしてはお粗末すぎませんか?
    主人公(仮)は現時点で何も無いモブなので、その点では已む無しですが。

    このような事が積み重なると読者はやはり「めんどくせー」になり離れてしまいます。

    なぜこうなるのかと言えば、安易にイベントを起こそうとして、説得力を考慮しないからでしょう。
    なぜ説得力を考慮できないのか、と言えば、キャラが作り込まれていないからです。
    ハイスペックにはそれに相応しい行動があります。
    他も同様、各キャラには取れる行動と取れない行動がある訳です。
    思考も異なれば話し方や態度、趣味嗜好など含め違いが明確に出ます。

    結局、行き着く先はキャラの造形に失敗しているとなります。
    ここを改善しないと小手先の文章改稿では如何様にもなりません。

    主人公には趣味を持たせ譲れないものをひとつふたつ。
    サブキャラは趣味や打ち込むものがあれど、背景となる部分がありませんので、それを肉付けする。
    メインのヒロインには主人公レベルで設定をした方が良いでしょう。
    そうすれば自ずと言動に差異が生まれます。

    例えば、私の連載中の小説では。
    主人公は内向的でネガティブ思考、自己否定が強くいじめられ体質の真正ぼっち。読書が趣味でラノベもよく読む。文芸部に所属。自らネット小説を書きしかし全く読まれない。それでもこまめに更新する根性だけはある。人との関わりを持ちたがらず、同級生の名前すら覚えようとしない。教室内や部室では空気の如き存在。校内カースト最下位と自認。しかし、優れた文才を持つ。
    対するヒロインは少々強引でポジティブ思考で明るく勉学に励み、知識と教養に溢れ思慮深く学年でも五指に入る秀才。読書家であり吹奏楽部に居たが主人公を知り文芸部に入る。活動的で負けず嫌い。やられたらやり返すをモットーに、校内で向かうところ敵なし。優れた容姿を持ち才色兼備の才媛と言われている。
    周囲からは校内カーストトップと目される。

    極端な話、この位の差異があると読者は混同したり、迷子になる事はありません。
    この手の設定は読者ウケも良いですね。
    主人公はRPGのように最弱でスタートし、徐々に最強へと至るのですから、最後にはスカッとする訳です。
    その導き手にはチートレベルの女子を宛がい、強引に物事を進めさせる訳です。
    当然ですが言動も全く異なるので、各々強烈な個性を出せているはずです。
    行動に至る動機や理由付けの部分も考えておく必要があり、そこに違和感が無ければ読者は増えますし、違和感だらけと感じれば離れてしまいます。

    設定したキャラがどう行動するのか、どんな言葉を発してどう考えるのか。
    そこがあやふやだとキャラが立つ事はありません。
    当方の連載中小説にはコメントも比較的多く、応援も多いのである程度共感も得られている、そう考えて支障は無いでしょう。

    以上、まずキャラ造形を何とかしましょう。
    キャラが定まりましたら一度、ここに記載してください。
    どんな人物像なのかを把握できないと、有効なアドバイスも出来ないので。
    それではよろしくお願いします。
  • アドバイスありがとうございます。
    キャラクター設定を見直してみます。
  • 元々想定していたキャラクター設定と、
    今回の再検討で改稿・追記することにした、関係性のエピソードです。


    【安曇野 桜】
    性格:
    ・物静か

    長所:
    ・詩を書くことについては努力を欠かさず、実績を上げている(新人奨励賞)。
    ・自分の詩に関することは自信を持っており、雄弁に語る。

    欠点:
    ・日常生活での対人関係は遠慮がち。高校に入ってからは孤独。
     口癖は「えと……」

    欠点の克服:
    ・健太の支援で目標を達成し、障害を乗り越えることで、次第に自信を持ち、遠慮がちな性格を克服していく。4章に向かって開花していくイメージ。

    目標:
    ・詩集を出版し広めること
     動機は、自分の言葉を多くの人に届けたいという欲求



    【南方 陽菜】
    性格:
    ・元気。積極的。男勝り。
    ・完璧なようで、意外とポンコツなところもあり

    長所:
    ・明るい性格と容姿で、誰にでも好かれる
    ・成績優秀。剣道有段の文武両道

    欠点:
    ・恋愛ごとの経験が無い
    ・健太への対応も男友達以上に、なかなかなれない

    欠点の克服:
    ・親友の富士見美香の助言とサポートで対応

    その他属性:
    ・剣道部


    【御代田 健太】
    性格:
    ・シニカル
    ・芯はしっかりしているが、我を通すことは少ない

    長所:
    ・困っている他人に対しては、世話焼き。とことん面倒をみる。
    ・妹の莉子への対応から、兄としての振る舞いが身についている。
    ・孤独でいた安曇野を放っておけず、積極的に関わっていく。
    ・口癖は「しょうがないな」

    欠点:
    ・自己評価が低い。「俺のキャラじゃない」
    ・孤独に対する恐怖(P T S Dの設定)

    欠点の克服:
    ・安曇野への支援と、その成果を感謝されることでの自信
     安曇野の変化に引っ張られての変化
    ・陽菜からの鼓舞と愛情による自信
    ・妹の莉子による服装、振る舞い指導と鼓舞による変化

    目標:
    ・安曇野の望む詩集の出版とメジャーデビューを実現させること

    その他属性:
    ・中学で地学部だったが、今は当時の情熱を忘れている。
     当時夢見ていたこと「小惑星を見つける」を、屋上での安曇野との会話で思い出す。


    【キャラクターの関係性】
    健太=安曇野:
    ・「見つけ出し、助けたくなる人」=「救ってくれた人。目標を共有できる人」

    ・孤独でいた安曇野を見つけ出し、仲間に引きいれることで安心できる居場所を作る。(1章 改稿追記予定)

    ・屋上の観測台での会話。星を見つけることのロマン「私を見つけてくれましたしね」(1章 改稿追記予定)

    ・詩集を出版することを勧め、出版社との交渉に関わり、詩作の困難をサポートする。(2章 改稿追記予定)

    ・出版された後の活動のサポート(3章)
    ・安曇野から告白するが、付き合ってなんて言う資格はないという遠慮(3章)
    ・デビュー後にデマで傷ついた安曇野を救う。(4章)
    ・第2部へ向けた陽菜とのライバル宣言(4章)


    健太=陽菜:

    ・陽菜さんの位置づけと関与を、再検討中。

  • こんばんは。
    設定を開示頂きありがとうございます。

    さて、開示頂いた情報を基に考えたいと思います。

    南方陽菜に関して。
    設定の中にポンコツとありますが、それを示すエピソードとして、スマホを買い物袋に入れっぱなしまでは理解が及びますが、迷子になって途方に暮れる状態は相当なポンコツ具合ではと感じます。
    一人称でありながら、外見の印象ばかりが語られていて、それ以外が触れられていません。ゆえに、ポンコツ設定、天然なのかなど分かりにくい状態になっています。
    この場合は、主人公にきちんと語らせる必要があるでしょう。
    「あー、この人可愛いけど方向音痴なんだ」とか「迷子なんてちょっと天然入ってる」などあれば、誰が読んでも南方陽菜が天然か、ポンコツ気味と分かります。

    総じて主人公の語りが少ないために、内容に理解が及びません。
    伝えるために何が必要か、もう少し考えて主人公の地の文を構成しましょう。

    元気、積極的、男勝り
    とありましたが、男勝りの部分に関して「一部行動」以外感じ取れません。
    性格から滲み出てくる相応しい言葉遣いや行動があります。
    元気さは初デート以降で見て取れますが、男勝りとは男性以上に気丈でしっかりしている、と定義され具体的には「さばさばしている」「他人の言動を気にしない」「メンタルが鋼」「男性と張り合う」「すぐ行動」などが特徴です。
    しかし、先まで読み進めても男勝りが出て来ません。

    元気で少し積極性はあれど、恋に恋する乙女状態です。
    キャラの言動を見直すか、設定を無しにするかはお任せですが、言動に出ない性格設定は無いのと同義ですので。
    ついでに「元気」は性格ではありません。「明るい」は性格となります。

    告白されるシーンでは普通の女の子です。
    さばさばした性格であれば「あ、ごめん。興味無いし付き合う気ないから」であっさり断れます。もし男勝りの性格がしっかりあるならば。
    ましてやしつこい相手ならば、その時点で猛烈な抵抗をするでしょう。
    更に心がすり減ると言う事は、デリケートな精神の持ち主となります。
    設定に無い性格が反映されていたり、設定されているものが出ていないので、整合性を持たせた方が良いでしょう。

    欠点にある恋愛経験がない、も欠点とは言えないでしょう。
    激昂し易い、の方が第12話のエピソードを読むと、説得力があると思います。
    許せないとしてカチコミかけるくらいですから。
    義憤に駆られ激昂し易い、とした方がしっくりきます。
    これは短所にも長所にもなり得ますね。正義感は性格設定に無いですね。

    ところで、剣道部所属となっていますが、南方陽菜は有段者でしょうか?
    高校生なら既に初段程度にはなっていると思いますが。
    それと正当防衛や緊急避難以外で、無手の人に対して脅しとは言え、竹刀を振るうのは問題が大き過ぎます。下手すれば停学処分も免れないのでは?
    フィクションだから大目に、とも思いはしますが、間違って当たったりすれば大怪我しますから。
    その辺ももう少し考察が必要かと思います。

    主人公に関して。

    設定にシニカルとありますが、これも出て来ません。
    例えば独身の三十代女性教師が居たとして、その教師から何かを頼まれ、それを拒否したい人だとした場合、教師に対して皮肉を込めて「売れ残りの野菜、萎れるのを待つだけ」などと言い、さらに「大根ならば萎れても沢庵という道もある」など。
    この様な言葉をシニカルと言い、態度であれば善意で受けた行為に対して、悪意で返すような事を言います。
    捻くれた性格のようで、人付き合いが得意なタイプではありません。
    そして、このような人はまず成績が良かったり、頭の切れる人でないと、相手に対して有効な手段を講じる事も出来ません。

    困った人に対して世話焼き、となると相反し過ぎて分裂病です。
    性格と行動に一貫性が無いために、よく分からないキャラになっているので、そこはきちんと統一しましょう。
    私の小説に丁度シニカルな性格の持ち主が居ます。
    成績は学年首席、他人に関心が無い。人付き合いより勉強。面倒事を嫌い身に降りかかる火の粉は払いのける。態度がでかい。口も悪い。ただし、自分より上位と認める部分のある存在に対しては、対等の関係性を構築するなどの性格設定になっています。要するにバカは嫌いだけど、賢い奴は好き、と。
    そして、例に示した言葉はこの性格の持ち主が発したものです。

    自己評価の低さとシニカルも成立し難いですが、これは頭が回り過ぎる分、考えすぎて自分を下げるケースもあるので、あっても良いとは思います。その代わりシニカルな思考は自身に向かうので、うつ病になりかねませんが。
    孤独に対する恐怖ですが、妹と接している時に示すと分かり易いでしょう。
    描写はあれどその感情が何を指し示しているのか、いちいち読者に考えさせていると、読む方が面倒臭くなります。
    ラブコメに求められるのものは、分かり易さです。
    視点移動をするくらいなら、主人公の内心を分かるように描写した方が、余程読まれる作品になるでしょう。

    キャラには取れる行動と取れない行動がある。
    性格上、取り得る行動、無理な行動がある訳で、それがキャラの個性を特徴付けます。
    言葉も同様。
    これがいい加減だとぶれた存在しか描けないので、まずは性格と言動の一致をさせましょう。

    以上、長くなりましたので、続きは次回に。
  • コメントありがとうございます。

    健太については、シニカルという表現は相応しくないのかもしれません。
    自己評価の低さと、消極的という範囲になります。
    主人公の語りと描写を再構成します。


    陽菜の言動については、ご指摘の通り揺れているところがあり、
    >・陽菜さんの位置づけと関与を、再検討中。
    としたように再検討しています。
    たぶん、自分の中での陽菜の理想像が、ブレているのだと思います。

    それぞれ、振り切った分かりやすさを描けるようにします。
  • こんにちは。
    少々間が空きましたが、進展具合は如何でしょうか?
    キャラが固まれば先へと進めるので、その確認です。

    それとコメディ。
    ラブコメにしたい、と言う事なのでその辺を少し。

    恋愛要素と明るく軽めなノリの良さ、そしてハッピーエンドが最低限求められるものです。
    勿論、途中に重苦しいシーンがあっても問題はありません。
    むしろ起伏のあるストーリー構成の方が飽きがこないので。

    コメディを成立させるには、例えばボケとツッコミの漫才のような感じ、スラップスティック(ドタバタ劇)などが割と取っ付きやすいかと。

    例えば「初めてのデートは行方不明」で御代田が見付けて駆け寄るシーン。
    颯爽と人混みを避けてさあ、寸前と言う所で何かに躓き転がり、南牧の前にヘッドスライディング。
    微妙な表情で心配する南方に対して「俺、しまらねーよ」と嘆く御代田。
    な感じでしょうか。
    きちんとコケた御代田の心情を描いて、南牧の表情を描けば読者が想像して微笑んでくれるでしょう。

    大笑いさせる必要はありません。芸人でもコメディ作家でも無いので。
    クスッとしたり、あーあこいつ何やってんの?と思わせれば良いので。
    妹がせっかく下品な笑い方をするので、その絡みでコメディを入れるのも手です。

    第2話の妹の絡みなど面白おかしくできる要素がありながら、さらっと心情描写しているので、淡々としたまま進んでいます。
    妹がすっ飛んで玄関先に迎えに出る。彼女できた?と声を掛けると同時に小指を立てて下卑た笑いを噛ます。
    その妹の描写次第で面白おかしくなります。
    御代田の心情でさらっと流しているから、面白さが半減してしまうのですね。
    返って妹の笑い方の不気味さが際立ってしまうと。

    第8話も惜しいです。

    「ねえ、ねえ、健太君」
     後ろから、人差し指でほっぺたをつつかれた。
    「なに?」
    「私は、健太君って呼ぶけど ~」

    なぜ御代田は突かれてさらっと流してるのでしょう?
    「なに?」と返答する前につつかれた、などの状況説明で終わるのではなく、何しやがんだこいつ、のような心情を挟めばコメディとして成立します。
    子ども染みた事しやがるなあ、でも良い訳で。

    モールでうろうろするシーンを用意して。
    先頭の一人だけ右方向、あとの三人は左方向へ進むなどしたとして「どこ行こうとしてる?」など、方向音痴ぶりをアピールする事も出来ますね。
    ちょっとしたシーンに盛り込めば、全体を軽くする事が出来ます。

    真面目なシーンの直後に爆弾発言などあっても、それもまたキャラの面白さとして際立って来ます。

    総じて言えるのは主人公が淡々とし過ぎている。だからコメディもギャグも出て来ないとなってしまうのでしょう。

    話が進んで互いに恋心を抱いた場合も同様。
    ありきたりなシチュエーションですが、キスしようとして前歯が当たって「いてっ!」とかあれば、微笑ましいと受け取ってもらえる訳です。
    ちょっとした動作に絡めるだけで出来る事なので、試行錯誤して試してみてください。
    ある程度のセンスは必要ですが、不自然でない事、は絶対条件です。

    女子が階段を上がってる。その下を付いて行くとパラダイス!
    なんてのも無くはない訳で。
    言葉のチョイスと少しの捻りで明るいエッチもあるでしょう。
    読者もその程度なら楽しんでくれます。

    不自然な事とは話の流れを無視して唐突に出てくる事です。
    真面目な話をしていて、まだそれが継続している最中に「おっぱっぴー」などと言ったら、頭の中身を疑われるだけなので。
    同じ言わせるにしても、落ち着いてさあ、次は何をしようか、などと言った場面転換で使うなどするようにすれば、緊張から解放されて弾けた、と見る事も出来るので、その辺は書いてみて違和感の無いようにしてみましょう。

    以上、今回はこの辺で。
    何か質問あれば承ります。5名同時のアドバイスをしている都合上、少しお時間頂いているので即答はできませんが。
  • 陽菜のキャラクターを2通り試行してみました。

    一つ目は、積極的でぐいぐい健太に押してくるタイプ。ほっぺたを指でつついて、からかってくるなどのコメディ要素をメインにします。方向音痴や、たまに変なことをやらかすなど、ポンコツさを愛嬌として表現してみます。
    殴り込み事件も、健太を殴った相手に文句を言いに行っただけのつもりが、部活帰りで竹刀を持っていたので、勝手に勘違いして、というコメディにしてみるなど。

    別なタイプは、真面目に健太にアプローチしようとして美香に相談して悩むなど、硬派な面をメインにするもの。殴り込み事件は、今のスタイルで相手の悪さを強調するエピソードを追加します。

    で、書いてみた結果としては、一つ目の方がやはりラブコメらしく、筆も乗るのでこちらに設定しようと思います。

    それに合わせると、今回コメントいただいたような健太のリアクションも入れやすくなるので、良い方向になりそうです。

    課題は、ただの友達の健太に対して恋心を持たせる契機をどうするかで、健太から親切にされて感動するプロットを1章に入れることを考えています。
  • こんにちは。
    だいぶ間が空きましたが、今回は安曇野桜に関して。

    ヒロインでありながら性格設定がほぼ無いのはマイナスでしょう。
    物静か、これだけでは行動も単純化されて、ヒロインらしさを演出し辛いと思います。
    詩に関しては自信があるけど、対人関係は苦手というのもさっぱりし過ぎでしょう。

    似たような性格傾向のキャラに「神のみぞ知るセカイ」の汐宮栞が居ますね。
    ウィキの人物紹介を読むとかなり参考になると思います。
    無口であっても脳内では饒舌、コミュ障、本の主人公の口調が移る、などしっかりキャラが設定されています。
    そしてそれら性格のマイナス面をしっかり出す事でコメディとして、演出し易くなっている訳です。

    一人称なので主人公から見た行動を示す必要があり、例えば御代田が声を掛けた時に「……」を少し多めにする、俯きがち、視線を逸らす、胸元で手を握り締める、背中を丸める、顔を背ける、指先で机をなぞる、顔を赤らめる、眉根を寄せるなどの行動を書き込めば、どんなキャラであるのか理解が及び易くなります。
    とにかく、動きを主人公に語らせないとキャラが伝わりません。
    打ち解けてくると徐々に饒舌になる、などの変化を描けば変わったという印象付けもできますね。

    第6話で見付けた時に普通に会話しちゃってます。
    これだと「対人関係は遠慮がち」で「孤独」が生きて来ません。教室で一人しかここまでで描かれていないので。
    会話の最中に顔を赤くする、俯く程度しか書かれていないのも、印象としては弱過ぎるのでもっと細かく描写しましょう。
    会話文の多さはテンポの良さに繋がる反面、心情描写に欠けるのでヒロインと初めて対話するシーンでは、強くキャラを印象付けるために動きや表情を多く入れると良いです。

    因みに地の文と会話文の比率は三対七でも良いくらいです。
    キャラの印象付けに成功すれば誰が誰だか分からない、なんていう事態を避ける事も出来るので。

    口癖。
    「えと」
    となっていますが、矢継ぎ早に出すと鬱陶しいので「え、と」や「あ、えと」「え、えと」などバリエーションを持たせた方が良いと思います。
    小説では全く同じ語句を幾度も繰り返すと鬱陶しさばかりが目立ちますので。

    南方に関して。
    少しのポンコツ具合と愛嬌に積極性が筆が乗る、と言う事なのでコメディを演出がし易いでしょうから、そのまま書いてみてください。
    恋心を抱く切っ掛けはコメディではなく、ラブの方を見せる大切な要素なので、ただ親切にされた程度ではない、女子がグッとくるものを用意して説得力を持たせましょう。
    ポンコツ設定を活かせるはずです。

    方向音痴を優しく指摘される、勘違いからのカチコミでも諭しつつ感謝される、つまり構ってくれて優しく諭すなどの行動が主人公からもたらされ、そこに惚れ込んで行くなどあれば、恋心を募らせる、にも説得力を得易いでしょう。
    何かしら失敗して慰めつつも、前向きにさせる言葉を貰えれば、気に掛けてくれている、と思って惚れてしまう事も無いとは言えないので。

    この場合も唐突に惚れた、ではない描写を細かく挟んで心の移ろいを描くと良いでしょう。

    以上、今回はこの辺で。
    また進捗具合など報告いただければ、それに沿ってアドバイスいたします。
  • こんばんは。
    補足です。

    地の文と会話文の比率ですが地の文が7、会話文が3です。
    紛らわしくなって申し訳ありません。
  • コメントありがとうございます。
    おかげさまで、だいたい修正の方向性が見えてきたので、プロットの修正と改稿に取り掛かります。
    どうもありがとうございました。
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