以下は、女子高生詩人の改善ノートです。
基本的に自分用の備忘録なので、悪しからず。
[1] キャラクターについて
1 健太の魅力は何?
・なぜ好かれるか
2 陽菜さんの魅力が描けていない
・当初からの懸念
・殴り込み事件は入り込めない
→相手の悪辣さの強調
→やむに止まれぬ動機の設定「私のせいで健太君が巻き込まれた」という自責の念
→乗り込む前の怖さや勇気の描写
3 安曇野さんの描写不足
・もしかすると陽菜さんと混同されてる?
(少なくとも竹刀を振り回す少女ではありません。)?
・主人公「安曇野さん」の目標「詩集を出版する」に対する障害と克服のドラマが無い。
→ 2章で設定されるべき
・目標「詩集を出版する」の動機が弱い。
→原初的な要求の設定が必要。
4 美香の容姿描写は効果的でない
→美香と誠はサブのカップル。遊び慣れていて、陽菜さんを焚きつける役。
→髪を染めてメイクもしている描写が、そのイメージにつながっていない?
[2] ストーリー構成について
1 余計な雑談が多い
・2章の半分いらないかも
→夏祭りを半分に。家庭教師削除。
2 前半に物語の山場が無い
・3章 安曇野さんと陽菜さんの告白
4章 安曇野さんの危機 までが遠い
→1章で、安曇野さんを見出すシーンの山場化
→対照的に、ショッピングモールの陽菜さんのエピソードいらないかも?
→2章で、詩集出版に至るまでに障害を置く
→それを突破するために健太が助力し、乗り越える山場を作る
3 コメディ要素がない
・もともとの疑念。ラブコメじゃなくて恋愛小説かも。
・でもラブコメにしたい。
[3] 文章作法
1 視点移動の煩わしさ
・ガールズトークの必要性(羽依さんからも指摘)
→ガールズトークは削除し、ストーリー展開で必要なものは、健太との会話に織り込む。
→詩作の時は残す
→3章の対決の時は、三人称視点に切り替える?
→4章の対決の時は、安曇野さんから健太への説明会話にする
2 擬音語は無くす
→全部描写に変更