菅沼九民

どれだけ勉強をしてテストの点数を取っても学年一位になれないタケウチ。彼は学年一位の存在に疑問を持ちだす。ツレのミドリと共に誰が一番だったかを探し始める。誰が一番なのか？　タケウチ…

ローカル製パン会社に勤める中野仁は、広報課としてSNSの企業公式アカウントを運用していた。 そんなある日、チョコレートクリームのパン「チョコぴぃ」にカレーパン用のカレーが混入する…

一人は、天に愛されてなかった。けれど、そんな愛されなかった彼は、一人の純粋な天才に愛されてた。この話は、そんな二人のことだ

俺が道端で出会ったのは古生物をこよなく愛する学芸員の伍代弥生。お腹を空かせて倒れていた弥生に、元料理人の俺はお茶漬けを作ってあげることに。 ふたりの物語がどう展開していくかはお…

アンカラの旧市街で発見された羊皮紙には、16世紀に書かれた風刺劇が記されていた。それは近代文明への批判に他ならず、神が旅立つまさにその瞬間を描くものだった。 第二回 架空の読書…

梅田の地下街から異世界のダンジョンに迷い込んだ男は、異世界でカレーを作る。

勢いに任せ、古今東西のネタを適当（適切な当たり具合）に書いた、しょうもない内容のショート作、自伝などの様々な短編、中編を集めた作品集。 ヤマもなく、オチもなく、意味もない。 この…

　親友が死んだという知らせを信じられないまま、新幹線に乗り地元の群馬県に向かっている。 　私は新幹線の中で親友だった純のことを思い返していた…

この時期は出会いと別れの季節と言うけれど、やはり来た。転勤の辞令だ。

『KAC2022 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2022～』参加作品 お題「お笑い／コメディ」

『KAC2022 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2022～』参加作品 お題「出会いと別れ」

疲れた。もうやだ。カップラーメンの用意をするのもめんどくさい。 同棲していた恋人の陽斗（はると）が椰子（やこ）のワンルームを出て行ってから今日で五日目。 残業で疲れ果て、夕飯の…

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私の店に現れたのは、「自称・食材」のミノタウロスだった。

　帆場蔵人様が主催される自主企画「『食』がテーマの詩」に参加する為に書いた作品です。 　題名通りのカレーに関する詩です。

ある手紙と、忘れたはずのあの日の話。

遠い遠い未来……。 恒星間航行とテラフォーミング技術の発達により、人類は銀河系全域に勢力圏を広げていた。 繁栄の一方、中央政府は太陽系を聖域化し、植民星に対して苛烈な支配をおこな…

海という少年の監視係兼遊び相手になった僕。けれど海は変わった子で、昼夜問わず黙々と一人で絵を描き続けているのだった。僕は海の手によって色鉛筆で描かれていく知らない世界の虜になって…

偽教授孤食杯に寄せて。 レギュレーション読んだ時に「最後の晩餐」でいこうと決めて、それ以外は何も考えずに発車しました。

筋骨隆々のカンダタが垂れてきた蜘蛛の糸を引っ張って地獄へ釈迦を叩き落してバトルしたら面白くないですか？

熱帯低気圧のイマイくんが、台風に成長して、北海道のお天気お姉さんに会いにく様を描いたお話。

桃太郎のアナザーストーリー

ボディシェアリング。VRの研究中のテクらしいですが、この言葉を聞いて、浮かんだ話を書いてみました。恋愛に霊がからんでおります。男性が主人公のつもりで書き出したら、いつの間にか女性…

あれは明治23年10月のことでした。先生と私は風土病の科学調査のため、山梨県のK村を訪れました。顕微鏡や様々な試薬を携えた私たちは、しかしまったく予想もしなかったその病の真相に直…