夜桜くらは

「狙え！　ラッキーセブン！」 甲子園のマウンドに響くのは、敵を鼓舞する応援席の歓声。 ７回裏、相手の攻撃。なんとしても、このリードを守り抜いてみせる。 ボールを浅く握りしめた相棒…

小説を書こうと思ったけど時間がなかったのでボツにして、ただ買ってきたプロテインを食うだけの話をするためにやって来ました。

真っ白なタンクトップを着た男が何かを探している。 その必死さに思わず声をかけてしまった。 　　　　　 KAC2023に参加しています。 5回目のお題は「筋肉」です。

私は、しのぶ。 旦那と小学生の息子には、筋肉がないと笑われている。 でも、私だって頑張っているのだ！ 色々なトレーニング・グッズを試して。 え？ 試した結果は？って？ それは… …

女子大生の「私」は、雨の日の帰り道、道端でふるえている一匹の大胸筋を見つける。 放っておけずに連れ帰って、大胸筋のお世話をすることにした。

初めて入った古びた図書館で、 私は出会った。 遅咲きの桜とあなたに。 ※『カクヨム文芸部公式自主企画 恋愛ショートストーリー募集　テーマ「沼らせ男／沼らせ女」』参加作品です…

俺、しんいち。 俺の彼女は、俺の体に一目惚れをしたと、告白してきたほどの筋肉フェチ。 少しでも余計な肉がつくと、すぐに機嫌が悪くなる。 …彼女って、ほんとに俺のこと、好きなのか……

本好きな女子高生二人は、木の中にある森の本屋を訪れた。 いつも訪れる本屋は普段と様子が違っていた。

あらすじ説明タイトルのラブコメ。 こういうの、一度書いてみたかっただけです。ラブコメになっているのかもわかりません。ごめんなさい。 でも設定は年の差恋愛、趣味全開です。 KAC…

少女は母親と喧嘩をした。 普段歩かない夜の街を彷徨い、たどり着いたのは母といつも行った公園だった。

　ただ思いつくままに思考を巡らせていく様子を書き綴っただけの作品。 　面白いかどうかは……わからない(ﾟДﾟ;) 　フィンディルさんの「あなたの小説の方角はどちら？」と言う自主…

５０歳のシングル会社員、遠山富士美は住宅街の上にある小さな公園で、樹木とビルの間からわずかに見える富士山の頂にカメラを向ける壮年の女性「金剛富士さん」に出会う。「ダイヤモンド富士…

人類が滅亡した後の世界、人類の代わりに世界を満たすは人外なり。 今宵は満月、出会うはフェアリーとバンパイア、語らう二人の決断は如何に。 とかそれっぽく書きましたが内容には大きな…

深夜、あたしはあてどなく歩き続けていた。 疲れ切って歩けなくなり、見上げた空には星が燦然と輝いていた。

深夜バイトの帰り道。マスク越しにも感じた香りで、私は立ち止まった。 KAC2023、４つ目のお題「深夜の散歩で起きた出来事」参加。

俺の名前は、のぞみ。 漢字は、望。 だけど、人生はなかなか、望み通りには行かないらしい。 今日なんか、突然現れた刃物男のせいで、帰りが深夜になっちまったし、さ。 クタクタに疲れ…

真夜中に目が覚めてしまった私はストレス発散のため、コートを羽織り深夜の散歩へと出かけるが、そこで偶然、徘徊する老婆に捕まり、なんと息子だと勘違いされてしまう。 家に連れていけと無…

晴天の砂浜を、妖怪変化と化しつつある男がゆく。 男の前に、剣客が立ちはだかる。

退職者が立て続けに出たり。 休職者が出たり。 妙（たえ）の職場は、てんやわんや。 もちろん、妙達担当者は、現場の窮状を上司やマネージャーに訴えてはいたのだが… ※KAC2023…

友人から売って貰った雑誌を見て、家族は涙を流した。 表紙のティディベアは、家族が大切にしているものだったから。 今は穏やかに過ごす一家の、過去の話。

俺、たつみ。高校生。彼女いない歴＝年齢････たはっ。 高校からの帰り道。 幼馴染のヨウコが、『今年のバレンタインの戦果』について聞いてきやがった。 知ってるくせに、イヤなヤツ。…

常に注意力散漫で、誰かと話していても関係ないことをぐるぐると考えてしまう癖のある私は、そのせいで友達がなかなか出来ない。 ある日の放課後、いつものように教室で一人思考に耽っている…

※この作品はフィンディルさんの自主企画「あなたの小説の方角はどちら？」参加用書下ろし作品です。 　自主企画URLはこちら。 https://kakuyomu.jp/user_ev…

しばらく遠出する彼氏は、彼女がさみしくないように部屋にぬいぐるみを持ってきました。 ダイオウグソクムシの。

　七海は公園で変なポスターを発見する。そこには『ぬいぐるみ飛ばし大会 開催』と書かれていた。なんだそれ？と思いながらも参加することに―― ＊KAC2023：第二回お題「ぬいぐる…

母が入院することになった。 私には、お気に入りのぬいぐるみ、ハリネズミのハリーがいたが、母もとても気に入っていたようだったので、入院時の荷物の中に、コッソリと忍ばせておいたのだが…

え、妻についてもっと詳しく知りたい？　ははは、あなたも物好きな人ですね。……いいですよ。まあ、少々、長くなってしまうかもしれませんが。

帰りの電車でうたた寝したら、オッサン同士で気まずくなった話。 KAC2023、第２のお題「ぬいぐるみ」に参加。

古本屋の店先で見つけたのは、あの子が好きだった絵本。 KAC2023、第１のお題「本屋」に参加。 777字にも挑戦。

世界最後の本屋が本日をもって閉店する。 私は世界で最後に本を買った客となるべく、会計の順番をどんどん後ろの人に譲っていく。 そんな中、私は建前上の厚意を頑なに遠慮する老紳士に遭遇…

本好きの人が多いこの町は、多くのコンセプト本屋がある。 本好きな女子高生は、放課後過ごす場所を話し合っていた。

朝、病院に行く途中で、行きつけだった古本屋へ寄って立ち読みしていた僕に突然の便意が襲い来る。しかしその本屋からは、なぜかトイレが綺麗さっぱり消えてなくなっていた。 トイレを探して…

家から少し離れた、大きな本屋。 少年だった僕にとって、心おどる場所だった。 そんな場所で、僕は彼女に出会った。 （2023/5/7 カテゴリを恋愛から現代ドラマに変更） （20…

大型スーパーマーケットのある大型書店。 エンドに積まれた綺麗な表紙たちを僕は見つめる。 書籍のパケ買い……。 それは自分だけのヒロインを探し出すことである！ ※KAC2…

主人公は不思議な本屋に迷い込む。

離婚を機に実家に戻った私。 実家からそれほど離れてはいない場所に、ポッカリと空いた更地。 以前は何があっただろうか。 ふと、鮮明に蘇った記憶。 その更地には。 不思議な本屋があ…

※このお話は、【カクヨム文芸部公式自主企画】恋愛ショートストーリー：「沼らせ男／沼らせ女」への参加参加作品です。 【沼らせ女】を【沼らせ女】の視点で書いたショートストーリーです。…

経立（ふったち） ★以下の自主企画のために書き下ろしました。 「あなたの小説の方角はどちら？」 「ツイッタースペースで紹介させて下さい企画第五弾！─遠野物語篇」 参考「遠野物…

聖女の護衛騎士エドは彼女を愛していたが、聖女の命はあと数日で尽きようとしていた。 自主企画「あなたの小説の方角はどちら？」に参加しています。 https://kakuyomu.…

自主企画「あなたの小説の方角はどちら？」第二回についての詳細をまとめています。 参加作品に対して、フィンディルによるごくごく簡単な感想も載せる予定です。 企画ページ https…

両親の葬儀を終えて、僕は妹とともに先生に引き取られた。 世界はずっと、薄墨色をしている。

バレンタインデー前の雪の夜、同棲していた彼女の日奈（ひな）が、金髪のチャラい感じの男とコンビニ近くでキスしているのを見てしまったことで、振られた俺は、春、公園のベンチに座り、ビー…

フィンディルさんの自主企画「あなたの小説の方角はどちら？」参加作。 すこーし東向きに振ってみました。

ゴミ箱頭の異形がゴミ回収をしている社会の話。 いっそ自分を捨ててしまおうと思い立った女子高生の話。 ――ゴミ下さい ――お願いしまーす さて、ゴミをゴミだと意味づけるのは何な…

フィンディルさんの企画に参加します！ 企画ページ →　https://kakuyomu.jp/user_events/16817330653180638267

初めての連載が打ち切りになった新人漫画家のリナは、担当編集者との関係が終わることに耐えられなくて、復讐を決心した。 五千文字弱、一話完結の物語です。 以下の企画に参加しています…

痴呆の祖父を母と共に看ている僕は、逃げ出した夜の中で中学時代の同級生と再会した。 泥沼から逃れるように昔遊んだ空間に閉じこもった二人は、寄り添い、寄りかかり合う。 揺りかごで眠る…

　ここは、縁結びの宿とも呼ばれる、古い武家の家を改装した宿。 　そこで出迎えるのは二匹の猫。 　一匹の白猫は、来る客たちを品定めするかのように眺め。 　もう一匹の黒猫は、その傍に…

エミリは、恋人のカズと上手くやっていた。けど、まだ結婚するつもりはない。 カズはエミリが大好きで、今日こそプロポーズしようと意気込んでいた。だけど、エミリはデートに偶然会った親…

遠い未来、遠い宇宙。人類は地球を飛び出し他の星で暮らすようになっていた。 そんな中、ある国では新領星を選ぶことになり、その作業室の中で「私」と「君」はただ話をしている。 自主企…