どこまで行っても筋肉に誠実なマッチョは、今日も無くした腹筋を探し続ける。
一読して、更地だった僕の腹筋に6LDKの豪邸が建った。まず、マッチョって存在自体が面白いので卑怯だと思う。
くどいかな? と思うほど繰り返される比喩表現も、鍛え上げたマッチョの爽やかな笑顔の前では浄化される。むしろ、天丼的に繰り返されることで、独特の暑苦しいマッチョイズムがこれでもかと表現されている。
油も炭水化物も筋肉の敵なので、マッチョは天丼を食べないだろうけれども。
普段、筋肉に飢えている読者のみなさんはぜひこの話を読んでもらいたい。そして、一緒に叫ぼうではないか!
ナイスバルク!
-VILLAGE PEAPLE『マッチョ・マン』を聴きながら。