現在進行形で進めている偽令嬢魔王シリーズ。覚えている人はいるのか、そもそもそれに目を通したことがあるのかは分からないが、この作品は要約すれば「人気ワードを盛れば伸びる」という安直な発想からあのようなタイトル、タグになっている。
設定やら世界観やらも、それっぽく構築しているが、実際のところ、中身の方は作者の趣味が染み込ませてある。隠しているつもりもないし、あらすじにも書いてあることだけれども、そのものずばり「百合」だ。
男が挟まることはタブーとされる、例のアレだ。
女の子同士で何やらかんやら仲良くやっていくことを目的として、イチャイチャしたり、ときには突き放したり、あえて男キャラを挟み込んで化学反応を起こしてみたりと、百合シチュでできそうなことを詰め込んでいる。
この作品を投稿開始したのはもう二年前になる。自分としては当時から百合作品であると自負していた。が、しかし、そこに亀裂が入る、ちょいとした出来事があった。
それは今から遡ること一年とちょっとくらいのこと。
「自分はこんな感じの百合小説書いてます」的なことを某SNSでスクショごと載せていたことがあったのだが、それに対し「これを百合とは認めない」とダイレクトにグサッと言われたことがあった。
もっと、こう手心のある言葉を求めたかったのが本音ではある。渾身の百合シーンのスクショからそんな意見を刺されるとは思ってもみず、というか「これは百合ですね」という肯定的な意見もなかったことが正直響いている。
ひょっとすると、偽令嬢魔王を百合作品だと思っているのは作者である自分だけなのだろうか。そんな疑問もわいてくる。
妥協しすぎたのかもしれない。自分の中では、百合とはこういうものだと、パラメータを半端なところに設定してしまったのかもしれない。まさに自己満足という奴ではないだろうか。
もう少し、自分の満足を高い位置に設定すべきか。
そんな戒めも新たに、現在更新を進めている偽令嬢魔王は百合要素を濃くしようと尽力している次第。
さて、定例的なものではないけれど、フォルダにまだ残っているので今回もAIに生成してもらったイラストを置いておこうと思う。
サンシ・マルバ。礼儀正しい女ドワーフ。見た目はまるで幼女のようだが、年齢的にも体格的にもこれで大人である。
(「ハンマーを持たせてくれ」と何度か注文したものの、金属製の何かしか出なかったので一先ず妥協。意図的に同い年設定のミモザに近付けたイメージはある)