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3月の近況、そして現状

 何か、不可思議なことが起きている。

 それは別段、芳しくない話でもなく、不都合な話でもない、むしろいっそ好転的な、大変喜ばしい話に部類する。

 ついぞ先日、といってももう丁度1週間ほど前のことだが、スマートニュース×カクヨム連載小説コンテストに応募した自前の作品、「ぷらとにっく・ぎゃらくしぃ」の完結を告知した。

 コンテストの募集要項に記載されている、対象となる30話を満たしたからだ。以降は番外編として、本編とは切り離したエピソードを追加していっているが、それはさておきだ。

 確か、そのとき確認した際にはPV数は500にもなっていなかったはずだ。鯖読んで実際は480くらいだった気もする。投稿開始して1ヶ月でこの数字だった。

 この作品は昨年、第3回カクヨムweb小説コンテストにも応募しており、本編と番外編をセットで投稿し終えた段階でPV数も大体300くらい。そこから1ヶ月、PV数が微動だにせず、「この作品は埋もれてしまうな」と判断。

 そうした経緯があり、スマートニュースの方へとシフトし、募集要項の規約に従い、1話を2500字くらいにまとめなおし、修正も加えつつ、再度投稿するに至った。

 一度日陰に落ちた作品だ。少しでもPV数が伸びてくれるようにと、自主企画に何度も参加したりもした。結果が実ればと思っていた。

 そうしたらどうだろう。

 ちょっとPV数を見てみたら3000オーバーになっていた。

 いや、おかしい。何かがおかしい。

 昨年末、1ヶ月PVが止まっていて、今年再度投稿して1ヶ月で400だかそこいらだったはずの作品が、1週間で3000になっていた。

 何をしたのか?

 一体、何をしでかしたのか?

 いや、PV数が伸びる工夫は確かにこれまでしてきたはずだ。それらの努力によって結果が実った。それだけの話なのかもしれない。それにしたって急な話だ。

 これと似たような現象は、丁度1年前にもあった。

 あれは「少年勇者は荒野でコケる」という作品を毎日投稿していたときのことだ。PV数が1日に1つか2つかという程度だったが、何故か最新話だけ50くらい伸びており、奇妙だった。

 不審に思い、Googleアナリティクスで解析してみると、最新話を2秒刻みで50回閲覧されているという、端から見ても作為的な行為。唯一ついたレビューもその作品ではなく、他の作品への誘導みたいな内容。

 当時はそれを悪意あるものと判断し、作品も削除とした。

 ああ、なるほど。ならば今回も、何処ぞの誰ぞかの作為的なものなのだな? そう思ってGoogleアナリティクスを確認した。

 おかしい。おかしいんだ。

 秒とか、そういうんじゃない。分だ。

 これはどうしたことだろうか。

 エピソードの端から端まできっちりと数分単位で閲覧されているというデータが取れている。時間帯もバラけている。こんな統計情報はこれまで確認したことがない。

 意図的に作為的にこのようなことを行うのは不自然だ。

 不自然なのだが、今まで獲得したことのなかった★もつけられ、フォロワーも一気に増えている。こちらの方が不自然なのではないだろうか。

 驚いた。これには素直に驚いた。どう足掻いても驚くほかない。

 言葉で言い表せるようなものではないが、喜ばしいことに変わりない。

 さて。

 一応は完結した「ぷらとにっく・ぎゃらくしぃ」もまだ今後も番外編が追加されていく。その点は予約済みなので確約済みだ。

 これまでのエピソードは性的描写もさほど過激でもなかったが、むしろコメディチックな雰囲気に誤魔化されてきたが、ダイレクトに走るところもある。

 以前公開していたときにはそのエピソードのPV数も一桁くらいだったので特に何事もなかったが、今現在の閲覧数ではどうなることか。不適切とされて通報されないことを祈るばかりだ。

 元より、この手の性的描写というものは、ギリギリのギリギリを攻めていくからこそ、熱くなれるものがあるのだと思う。全裸よりも風でゆらめくスカートの方が性的に感じるといったこともあるだろう。

 そういう側面から見ると、これまでのソフトな性的描写からディープな方面に落ちていくのは、いささか作品のイメージのひっくり返しにもなりかねないような気がしないでもない。

 「ぷらとにっく・ぎゃらくしぃ」は今後、どのようになっていくことか。削除要請がこないことをまず祈ろうと思う。

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