主人公の独白が尋常ではない、ラブコメ的な路線に繰り出す物語の第二章前編。物騒な言葉が飛び交っているような気もするけれど、ギャグ補正でどうにかなっている感は否めない。
物語を展開していく上で重要な要素はギャップだと思っている。
起承転結の「転」の部分だ。ここでどれだけ上手いことひっくり返せるか。そして「結」でキレイに落とし込めるか。
読者の意表をつく展開をしたくて、大暴投するのは間違いではないと思うが、キャッチできなきゃ意味がない。
言うなれば「面白いギャグを思いついた!!」とか言いつつ「猫が吹っ飛んだ!!」みたいな勢いだけで済ませようとするようなもの。ああいうのはよろしくない。
さて、この物語はどこまで遠投できるのか。そしてソイツを上手くキャッチすることができるのか。難しいもんだな、と。