自分の中の「ありきたり」と、「自分らしさ」というものを足して2で割ったところ、気付いたら何か出来上がっていた作品になる。
今回は特にひねりもなく「RPG」をテーマとした異世界ファンタジー。そして、裏のテーマは「自重」である。
これまでの自分の作品を見直してみると、変な方面に転びすぎて、風呂敷の広げ方からたたみ方までいい加減になりつつあったので、そういう面を自重して、「ありきたり」に押さえ込むよう意識してみた。
上手いこと仕上がっていけばいいなぁ、と。
しかし、つい先日「余計な寄り道をしない」と書いた後のこの新作だ。現在進行中の連載作品はどうしたのか。意志薄弱っぷりを感じられる。
一体どの辺りが「自重」になるのか、いきなり本末転倒なところではあるが、それも「自分らしさ」なのかもしれない。何を言ってるのかよく分からないけど。
ともあれ、少年勇者がフラフラさまよう新作の始動だ。