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「もうすぐオレはポニーテールに殺される」開始

 ラノベっぽい感じってどんなだろう、と思って書き始めた。

 とりあえず真っ先にタイトルとあらすじだけ考えて、そこから話を作り上げた感じになる。映画の予告編ばりに後から見返すと若干の矛盾があるような気がしないでもない。

 新しい連載っぽく始めては見たが、壮絶なまでに突貫工事状態なので、正直なところ、続きを書く気力がない。いっそのことこれはこれとしてオチのないオチということにして完結でもいいような気がしてきた。

 キャッチコピーやあらすじを考えるのがあまりにも苦手すぎて、今まで適当にしたり省略してばかりだったから、たまにはそれっぽいのをつけた方がいいよねと思っての今回の試みだけれど、結局どうなんだろうこれは。

 タイトル、キャッチコピー、あらすじの三点セットで、それを読んだだけで作品の中身が丸ごと把握できたら嬉しいな、程度には思っている。

 余談ながらもう十年以上も遡る話になるが、「タイトルだけで中身が分かる作品がいいよね」みたいなことを思いながら作品を作っていたのだが、それを知人友人に真っ向から否定された記憶がある。

 曰く、「タイトルで中身が分かったら読む必要がないから駄作だろ」といった回答が多かった。あまりにも口を揃えられるものだから、「ああ、そうなのかも」と当時は折れるしかなかったけど、やっぱ分かってもいいなと今も思う。

 要は、否定された根本的な理由は「ネタバレしている作品なんかに面白みはない」ということなんだと解釈。でも自分の言いたいところはあいにくちょっと違う。

 別に「犯人は○○」というタイトルの推理小説を書くわけじゃない。作品には作品の空気というか雰囲気的なものがある。読者に読者になってもらうには、まず読んでこそなので、その時点で作品の中身を知ってもらうべきなのではないかな、と。

 例えるなら「こちらは甘~いとろけるようなシュ~クリ~ムです」とか「ハバネロ超ボリューム!激辛カレー!」とかそういう出し方するようなもの。一目見れば中身は分かるけど実際に口にしないと味は分からない。

 こうすることで、少しでもより関心の高い人が「読む」に至るハードルが低くなるんじゃないだろうか。作者としての最優先事項は作品を読んでもらうことなわけだし、「読んでみようか」と思わせる工夫は必要だろう。

 まあ、好奇心を刺激する感じも別に悪くはないと思う。「何かがあります」「予想外がここに」とか煽って、あえて中身をぼかしてしまうのも全然ありだろう。よほど、中身に自信があるならば、の話だが。

 何にせよ、今回の作品は、あのような感じになった。

 非常に分かりやすい作品になったんじゃなかろうか。

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