• 現代ドラマ
  • ホラー

作品公開前からネタバレをしていく

 現在僕は2月21日に公開予定の長編作品を毎日コツコツ執筆しております(ちょっとずつしか書き進められない人間なので、毎日ちょっとずつ書いています。読むのも書くのもコツコツ派です)。

 その執筆中の長編なのですが、ちょっと弱みがありまして、一言でどんな作品なのかを説明するのが難しいんですよね。
 以前書いた『殺戮のダークファイア』だったら「五感で表現したダーク・ファンタジー」とか、『銀翼の絆』だったら「競馬を舞台に人と動物の絆を描いた物語」など、簡潔に表現することができました。

 今度の長編はストーリー的には「過酷な運命を前に何を選択するか」みたいな話なのですが、輪廻転生をテーマにしており視点が現世に行ったりあの世に行ったりとあっちゃこっちゃしています。コミカルなやりとりでラブコメか、っていうシーンもあれば、心を抉るような重苦しいシーンも多々出てくる。シュールな発想も多く一筋縄でいかないので、どう推し出していくべきかが難しい。

 僕は印象的なイメージ(その時感じた感情)を頼りにストーリーを書き進めていく人間で、プロットというものは作りません。少なくとも文字に起こすことはほとんどありません。
 ただ、今書いている長編の最終章までの章の名前はほぼ決まっています。それがこんな感じです。

『天空の園』(一章)

『水業・救済』(二章)

『地業・破滅』(三章)

『風業・愛心』(四章)

『火業・勇決』(五章)

『■業・■■』(最終章)

 一章はほとんど世界観の説明に終始するのですが、二章から急にドンと話が重くなります。三章なんて「破滅」ですからね。一体どんな話なのでしょうか(現在は二章の途中まで書いています)。ちなみに一応の主人公は、名前に「火」が出てくる女性です。
 最終章が■で塗り潰されているのは、未定というわけではなく、あえてそう表現しています(ここでネタバレしてしまいますが、おそらくそこに隠れているのは『空業・運命』です)。最終章で何が起こるのかはまったく決まっていませんが、イメージビジュアルだけは頭の中にあります。たぶん、すごい高いところ、雲よりもっともっと高いところで、人々の無数の歌声が響いている。そんなイメージ。なんでそうなるのかはまったくわからないけど、そのイメージだけはあります。そのイメージに向かって書き進めていく感じですね。最終章にどんな謎が隠されているのか、それを楽しみに読み進めてもらいたいです(作者もまだその謎を知らないので、それを楽しみに書き進める)。

 現在執筆中の長編は2月21日公開予定、作品タイトルは『アカシャ・アニマ』、キャラクターの魅力とストーリー性の両立を目指しているので、気になった方は「要チェックや!!(by相田彦一)」。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する