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公式連載活用法

 カクヨムのページの上のほうについている「小説を探す」をポチッとクリックすると、飛んだページの画面右側に公式レーベルがずらっと出てきます(スマホの場合は「公式連載」のページを下にスクロールしていくと出てくる)。
 そこから各レーベルを選択すると、カクヨム上でレーベル別の書籍化作品の試し読みができます。表紙のイラストも表示されているので雰囲気を掴みやすいですね。

 この公式連載は、結構使えます。賞に応募する際に、そのレーベルが求めている作品の嗜好性がある程度わかるからです。

 現在開催されている「戦うイケメン」中編コンテストを例に出すと、このコンテストの概要にはしっかりと「カドカワBOOKS」というレーベル名が記載されています。
 そこでカクヨム上で「カドカワBOOKS」のレーベルページに飛ぶと、ぱっと見てすぐにこのレーベルが典型的なライトノベルレーベル(たぶん)であることがわかります。もっと詳しく知りたければ、そこの連載作品を読んでみればいいのです。

 小説のコンテストへの応募は、何を書くかはもとより、どこに応募するかが結構重要になってくる気がします。本気で書籍化を目指したいなら、あらかじめコンテストの選考をするレーベルの特徴を知っておいて損はないはずです。

 もちろんコンテストに応募する理由は書籍化とは限らず、ただ楽しみたかったり、ランキングに載ってみたかったり、そこで新たな書き手仲間と出会いたいとか、人によって様々な理由があると思います。

 僕が参加を考えている、2月21日より開催の〈メディアワークス文庫×3つのお題〉コンテストは、コンテスト名に表れている通りレーベル色を色濃く打ち出してきたコンテストですね。

 メディアワークス文庫は、典型的なライトノベルレーベルとは少し違って、書籍化作品の表紙イラストや作品の内容も少しだけシックです。「ライト文芸」というジャンルを取り扱っているレーベルですね。カクヨムに連載されている作品をぱっと見ると、少しほの暗いファンタジーや軽いタッチのミステリー、変わったお仕事物ややや文芸寄りの青春小説といったところでしょうか。

 ここまでこれだけ書いてきたんだから、お前はさも綿密な調査を行ってコンテストを選んでいるんだろうな、と思われるかもしれませんが、実はまったくそんなことはありません。公式連載も読んでいないし、そもそもライト文芸と呼ばれるジャンルの本を一冊も読んだことがありません(マジか?)。だって結局、自分の書きたいようにしか書けないですからね。ただなんとなく、こういう雰囲気だろうな、と想像しているだけです。
 どれぐらい調査をするべきかというのは、たぶん個人によってまちまちだと思います。秀才タイプの小説を書ける人は、時間と労力が必要になるぶん、確実に刺さるものを書けるので、できるかぎりの調査をしてから書くときっとそのぶん当選確率が上がります。ただ僕は出たとこ勝負の書き手なので、調査をする意味は薄いんですよね(と言い聞かせているだけで、要はただの面倒くさがりなだけである)。

 まあとにかくここで言いたいことは、「マックにするかモスにするかはその時の気分次第!」ということです。
 それではまた。

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