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無事我が子を送り出しました

 なんか今日、やけに外が白いなあとか思って窓を開けたら、めっちゃ雪が降っててびっくりしましたよ。自分は天気予報とか見ない人間なので。これから外で雪合戦でも始めようと思います(ウソ)。

 そんなまさかの雪の日に、愛する我が子を送り出しました。昨年末まで公開していた『銀翼の絆』の最終確認を終え、公募に出したのです。なんだか小学校の入学式に子供を送り出すような、そんな気分でした。

『銀翼の絆』はカクヨム上で非公開になりましたが、いただいたコメントやレビューは作者本人は閲覧可能です。公開中に我が子を愛でて面倒を見てくださった方々、ありがとうございます。いつか成長した(書籍化した)我が子を再びみなさまの前へ登場させられる日を待ち遠しく思います。


『銀翼の絆』は、僕が読んだ小説の中で一番好きな、クーンツの『ウォッチャーズ』という小説を意識して書きました。同じく人と動物の絆を描いた作品なので。
 内容はまったく異なりますが、全体的なストーリーの流れは似ています。人と動物が出会い、絆を育み、悲しい出来事が起きるがそれを乗り越え、クライマックスののちエンディングを迎えるという流れ。

 クーンツの『ウォッチャーズ』では、人間並みの知能を持って生み出されたアインシュタインという名のゴールデン・レトリバーが出てきます。物語の「転」にあたる部分で、アインシュタインは病気になります。命の危機とともに、アインシュタインの最大の個性である「人間並みの知能」が失われる可能性が示唆されます。それはつまり、自分たち(主人公たち)の知っているアインシュタインはいなくなってしまう、という可能性です。これまで築いてきた大切な思い出や記憶が意味のないものになってしまう、ということです。それは物語において、命の喪失にも匹敵するような辛い出来事です。

 僕の次回作の『アカシャ・アニマ』では、そういった記憶の喪失にまつわる話が出てきそうです。
 と、ちゃっかり次回作の宣伝を挿んでみました。

『銀翼の絆』を無事送り出すことができたので、ようやく新作に取りかかることができそうです。その新作の公開時期ですが、メディアワークス文庫の賞に合わせて2月の下旬になるかもしれません。もし応募するとしたらコンテストが終わる3月28日までには物語を「完結」させることが「必須」であるので、僕にとっては結構なハードスケジュールです。2日に1話投稿した『銀翼の絆』も書くのに3ヶ月以上かかりましたから(『殺戮のダークファイア』は2ヶ月で書いたけど、その時は書く時間を確保しやすかったので)。

 まあとにかく僕がここで言いたいことは、「とにかく寒い! 毎日寒い!」(?)。
 まあ今に見てろ、作家になってがっぽり稼いで床暖房のあるような快適な部屋で執筆ができるようにしてやるから。

 そんなわけでみなさま、今年と言わずこの先50年ぐらい(長い?)よろしくお願いいたします。

4件のコメント

  • 愛しいわが子の門出、おめでとうございます。🎊
    よい結果を心よりご祈念申し上げます。
  • ありがとうございます。
    我が子の成長を見守っていただいたこと、嬉しく思います。
    最終的な結果が出るのは半年以上先になりそうですが、良いご報告ができることを期待しています。
  • 拙作に星レビューをありがとうございます。
    わたしは趣味で書いているだけですが、ご高覧いただけると大変うれしいです。
  • 自分はカクヨムが好きです。というより、カクヨムを利用している人たちが好きです。
    ご一緒にカクヨムライフを楽しみましょう。
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