ただいま!
本日より活動再開させて頂きます。
残念ですが、問題が片付いたからではありません。絶対に片付かないとはっきり悟ったからです。ここまで書いて良いものかどうか分かりませんが、アホなので、また失うものもなくなったのでありのままに申し上げますが、この三月に友人の連帯保証を全額被ってしまい、その上、長年ふたり暮らしで自宅介護してきた母が余命宣告を受けるという、経済的、精神的二大凶事に同時に襲われてしまいました。当初は必死でがんばって何とか打開して行こうと、音楽も、詩も、競馬も自ら封印したのですが、この四カ月、頑張れば頑張るほど、探れば探るほど絶対にどうしようもない状況だとわかってしまって、死ぬか開き直るしかなくなりました。死ぬのはイヤですので(2048年8月20日の人類火星着陸を見届けるまではイヤだ)開き直ることに決めた次第です。保証人の件は家を売っても全然足りませんし、貯えもありませんが、払えなくてもこの国では死刑にはならないはずですし、食べられなくなったら生活保護を申請します(ただ、この歳だと月額7万5千円だという役所の話でした)。でも後悔はしていません。友人も、もちろんこんな事になるとは思っていなかった訳ですし、助けたいと思った相手だったので仕方がありません。「保証人にだけはなるな」とは意地でも申しません。
母は先月、94歳で亡くなりました。長年、認知症だったのですが、どうしてこんなにきれいに歳をとって行けるのかと感動させられずにはおかないほど純粋に浄化し続けて来て、何をしても「ありがとう」と手を合わせてくれましたし、どんなにまずい料理をだしても「おいしい」、「こんなにおいしいものは初めて食べた」といつもいつも本気で感謝してくれて、本当に生き仏様の姿そのものでした。亡くなる数日前にも、「買い物に出るけど留守番できる?」と尋ねたら、「ひとり運転は危ないから隣に乗ろか?」と元気だった頃のように、立ち上がれないことも忘れて車椅子から立ち上がろうとするので、可笑しくて涙が出そうになりました。最後は介助中に、文字通り友未の腕の中で亡くなりました。今は寂しさと「有難う」の言葉しかありません。
という訳で、あきらめるべきはあきらめ、全てのこだわりを捨てて、ただいまよりカクヨム活動を再開させて頂きます!今までよりは控え目で不規則な参加になる可能性もありますが、一日一日を大切に生きて行くなかで、どれだけの愉しみに出会うことができるのか、今後ともあたたかいご声援をよろしくお願い致します!