2023年5月に期間限定で公開した記事になります。本編↓
https://kakuyomu.jp/works/1177354054887155926
いつもお世話になっております。
作者のバンブーです。
最新話(196話)まで追いかけてもらっている方へ、度々事故で更新が遅れてしまい申し訳無いので、最終戦間近ですが、期間限定で今後の展開に関わるイットの考えの変化に対してのヒント的なまとめをしていきます。
ネタバレをギリギリしていないけど、今後イットがどうなっていくのかというのが話の肝になってくるので、彼の思考の変化をまとめていきます。ここまでの彼が持っている情報の整理です。
196話までに出ている情報のみネタバレと辻褄合わせをしていきます。
話がやはり長い作品なので、あやふやになっている部分の補完で情報をまとめていくと今後の予想が出来てより面白いと思うし、皆の期待を裏切れたら私が楽しいと思いました。
今後の予想とかしたくない、知りたくない、ありのままをみたいという人はブラウザバック推奨です。
いわゆる、アニメのダイジェスト回みたいな感じなので、これは別に読まなくて良いのです。
それではいきましょう!
・予告編:実質173.5話。イットが過去を思い出す幕開けで、タイトルに「よ」が付くエピソードは全てイットの回想シーンとなる。
・0,1話:世の中に絶望したイットの前世。生きる意味を失っていたがそれでも誰かを助けたい気持ちのスイッチが入ってしまう。
・5話:話が有耶無耶にされるが、サナエルのミスでイット本人も気づかないまま転生者特典をもらわないまま転生してしまう。135話でいろいろミスしていたことをサナエルが謝る。
・8話:解析魔法《アナライズ》をマチルダから教わり、魔法の重要性に勘づく。
・9話:コハルに出会う。彼女を故郷へ帰したい気持ちが生まれる。
・14話:彼は自分が変わらなければ、何も変わらないことに気づく。今のイットの思考に近い怖くても前へ進み良い方向へ導こうとする思考となる。
・18話:マチルダに呼び寄せられたベノムと出会う。更に天使達の関係性を持つ人物であることを聞かされるが、必死だった彼はそれを言及しなかった。
・31,32話:本を右から左に読むこと。日本語と英語が形は違えど言語として使い分けられ、日本語が主体で話が通じている認識を持つ。またベノムが見せる地図を見せられ自分のいた世界と違う立地に、異世界だと改めて感じる。
・33話:ソマリと出会っていた。更にこの世界における情報の重要性をベノムから教わる。
・38~話:ガンテツとアンジュに出会う。自分が行った事象は、誰かを不幸にするかもしれない。また今までの転生者達が私利私欲の為にこの世界をかきみだしていた。力を持っている勇者としての責任を思い知る。
・42話:ガンテツが人間の慢心について語る。人の歪みを表す重要な内容。
・49話:コハルが殺されそうになった時、ロイスが現れ、再開を果たす。イットは自分が今だ未熟で助けを求める人処かコハル1人を助けることすら出来ないことを自覚する。
・55話:転生者の知識が世界の均衡を歪める可能性と実例、そして苦しむ人達の連鎖をガンテツから聞くことになる。
・57話:冒険者界隈の役割について知る。特にイットが付加魔法使い《エンチャンター》という物を知ってしまったことが大きい。
・58話:コハルがアサバスカ山脈出身である可能性を知り、彼女の反応を見て9話で抱いた記憶が蘇る。
・60話:図書館でロイスと再開しそこで付加魔法が出来るように制限を解除され、人間の構造解析と付加の概念を知る。この間に少しイットの焦りによる倫理観の歪みが一瞬出る。
・62話:コハルの寿命を見ている。
・67話:ベノムからコハルの故郷がアサバスカ山脈でほぼ確定したことを伝えられる。
・69話:数年後、魔法についての勉強をし、更に近接戦闘の訓練も自主的に行うイットとコハル。イットがこの世界の情勢やイベント毎に対しての知識も身に着け、この世界に順応している。
・79話:ベノムからの信頼(見下されている?)され、スカウトギルドは勇者に情報を与えないように工作いることを聞く。
・89話:33話ぶりにソマリと再開。
・92話:転生者はサナエルの祝福を受けている為、奇跡を使えることを知る。
・94話:コハルが未だ故郷に思い馳せていることを確認する。
・95話:ソマリとの会話で、イットが奇跡に興味があることがわかる。
・101話:イダンセ(旧世界の宮城県仙台《センダイ》)に到着。ルド達から精神的に追い詰められたイットは付加魔法の禁術「情報拡張」を人前で見せてしまいすでに禁術を習得していることが発覚する。
・107話:情報拡張を会得した本当の理由を誤魔化す為イットは仲間達に平謝りする。
・114〜115話:仲間内でのトラブルで精神的に弱っていたイットとロイスが転生者同士で本音を言い合うシーン。ロイスはこの世界を「ゲームの世界」、イットが「本物の世界」と互いの予想が食い違うシーンだが、彼等の思想が大きく出ている。というよりもまだ予想の段階だが、二人とも断定的な言い分で主に二人のこの世界に対する「願望」が反映されている。
・131〜話:吸血鬼戦。ゲームという思想でぐっちょくな動きのロイスよりも、本物の戦いとして慎重に対処し追い詰めるイットを危険視した吸血鬼アンセムがイットを戦力から削ぎ取ろうとするもコハルが庇い彼女の身体を乗っ取ることとなった。彼女の命の危機に怒りに任せた後先構わずまた「情報拡張」を使ってしまう。今までの彼にはなかった強い殺意の意思が現れており、それをソマリが間近で見ていたことになる。
・135〜136話:情報拡張の反動で生死を彷徨った際にまた天国でサナエルと再開する。その時に5話でイットに転生者特典を渡していないことを伝え、ここで受け取ることを奨める。イットは意を決し、今の自分の願望を伝えるもサナエルに世界の理に反することだと拒否される。この時イットは転生者特典を受け取ることを拒み、天使に頼らず自分の望みを叶えることを決意する。因みに彼が意識を失っている際にサナエルはコハルへ彼に渡すよう「羽の聖印」を渡している。
・142話:目覚めた後も仲間同士のいざこざに合いどうするべきか心が揺らいでいる中、ソマリからサナエル教の教えにある「イデア論」を聞かされる。この世界は完璧ではあらず、どこかしらで必ず歪みが生じるということを教えられる。特にサナエルの教えに登場した人物が天使達に訴えた言葉に無意識ながら今後気持ちを動かされることになる。
・143〜話:イットの転生者である自分と自分のやりたいこと、願望などに対する葛藤。そして、その中間策を見つける。特に彼の「本物の世界」の考えが中心となっており159話でその思想が現実化していくことになる。
・158話:9話の「コハル故郷へ返す」という彼が初めて持った「願望」の一つを叶えた大きな一歩となった場面。ここで彼は大きな自信を持てたが、同時に突然現れたベノムから魔王が討伐されたことを伝えられ転生者としてここへ着た存在意義を失うこととなる。
・159〜話:転生者の存在意義を失った彼には「願望」が残っており、特に家族を大事にする様子が伺える。ルド達からロイスが暴走していることを伝えられても頑なに家族を優先する。
・174話:予告編から過去に遡って着た終着点。過去回想終了。この次からタイトルの「よ」が消える。
・175〜話:時間が動きだし、彼の思う「本物の世界」への確信を掴んでしまう。ロイスの攻撃を受けながら、ベノムがスカウトギルドへ彼を誘導する。その際に家に置いてあった「羽の聖印」を回収する。羽の聖印をそのままコハルに渡していたことがわかり、更にコハルがサナエル教聖者の勉強をしていたこともわかる。
・178話:ベノムがこの世界の有様をイットに認識させる。そして131話でソマリが見た強い殺意の意思を持った彼の力を引き出そうと殺しにかかる。
・182話:ベノムに追い込まれ、羽の聖印でここまで頑なに使わなかった「奇跡」を使い反撃する。
・185話:ベノムとの戦いに勝利し、ロイスを止めること協力するよう強引に受けるイット。その前に彼は「本物の世界への確信」を確認したいと言う。
・188〜話:地球への解析魔法完全に成功しここが「過去の地球」であることを確信する。そしてロイスの過去も知り、自分が標的になっており逃げ切れるかわからない、そして彼の中にある「ロイスを救いたい」という気持ちが強くなる。
・197話:そして最後の戦いの舞台!
●ここまでの限定近況ノート
https://kakuyomu.jp/works/16818093081309227394/episodes/16818093081309873007