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【サポ限】劣化おじさんの初期設定(読まなくても本編との支障は無し)

 いつもお世話になっております。
 今回は絶賛更新中の劣化おじさんの初期設定とかの小話。
 現在192話まで公開状態でもう物語は4/5まで進んでいる感じです。
 いや、本当に長いっす。
 ただ最新まで読んで頂いている方もおり本当にありがとうございます。
 ここで「劣化おじさん」の一番最初のベースとか話せたら面白いかなと思い書いてみます。
 なお、この記事と本編との繋がりはいっさいがっさいないので安心してください。


○初期の世界観
 現代が衰退した後に発展したファンタジー世界のベースは同じで、魔物と魔神と天使、そして魔法などの世界は一緒。ただ、転生者という概念が無いのが元でした。あと、シナリオ的には本編に装備品の素材としてしか登場してないドラゴンが主体の話でした。

○コハルはドラゴン娘の予定だった
 メインヒロインの犬耳娘コハルは最初古代遺跡に迷い混んだドラゴン娘の設定でした。彼女を生まれ故郷に返すシナリオ展開で構成していました。性格は本編の10代時代と同じく天真爛漫なのでドラゴンに変身して火をはくコハルという感じですね。

○メインキャラ三人
 本編のイット、ロイス、コハルの三人による冒険談になる予定でした。コハルは上記の設定でイットとロイスは大幅に変わっています。
 イットは剣を振り回す剣士役で快活で何でも勢いで解決するザッ主人公みたいな性格でした。ロイスは学者志願の学生でイットの幼馴染の少年、後衛魔法使い役のザッ頭でっかちメガネ君ポジションでした。
 この男子二人は元々の性格や設定が全然違いました。今と比べると設定が反対になっている二人な気がします。

○ベノムとソマリ
 ベノムの設定は全く一緒で一番変わっていません。古代遺跡にいたイット達の口封じの為追いかけ回す敵役です。唯一ちょっと変わっているのは表の姿が神官で裏の姿がスカウトギルド員であるという点です。
 ソマリはイット達の道中で途中介入する仲間ですがスカウトギルドのスパイである設定は変わりません。性格は今とは全く違い無口で謙虚な少女でした。どうしてこうなってしまったのか。

○ストーリー展開
 ドラゴン娘のコハルをイットとロイスがベノム達から逃げながら故郷へ帰す話です。主に三章の話とロイスの過去編後半が合体した話です。コハルを帰す道中で魔物や魔神と人類の戦いへ巻き込まれ、最終的に魔王を倒しに行くオーソドックスな冒険ファンタジー物でした。
 本編でイットとロイスが別れてしまったのは、コハルが主軸のストーリーだったので、コハルと一緒のイットが故郷へ返し、ロイスが魔王を倒すという分岐になりました。
 二人がずっと同じパーティーで冒険したら初期の設定の話になったと思います。

○異世界転生の設定
 話のベースが出来ていたので、異世界転生を書こうと思った時にストックにあったこの初期設定を料理した感じです。
 異世界転生ということで主人公のイットに現代に疲れはてたおじさんの精神を埋め込むに至るので、性格はひんまがってしまいました。
 ついでに今回のテーマや鬱展開も考え、ロイスも転生者という設定を埋め込みました。
 そうなった時にイットを剣士にするのは何か変だなと思いロイスとの役回りを交代し、ロイスが前衛、イットが後衛という今の設定になりました。

○カップリング
 ロイスがコハルの世話役を行い、徐々にロイスが恋心に芽生える予定でした。
 イットは恋愛沙汰と無縁だったのですが、途中介入のソマリがイットに惚れる構図を描いていました。
 ただ、ロイスとイットの立場と役回りが変わりイットとコハルの組み合わせ、ロイスとソマリは別の繋がりで一緒に冒険へ行く仲間となりました。

○明るい雰囲気
 初期設定はオーソドックスな設定と明るいキャラクタ達だったので明るい作品のはずだったのですが、今回の最終回の流れを考えて大筋の流れは一緒ですが暗い内容になりました。

○ルービックキューブ
 元の魔法設定は普通の魔法を唱えて発動するタイプですが、入れたかったのでキューブ要素を取り入れました。キャラクタの繋がりやアクションのアクセントとしていれて良かった要素でした。

○別作品との繋がり
 初期設定の段階から元々それを想定して作ってあったので、皮が変わってもそこの根底は変わりませんでした。



 こうやってみるとこっちの初期設定劣化おじさんは別の作品として作っても面白そうだなって思います。別の作品で作っても良いかもしれません。


●ここまでの限定近況ノート
https://kakuyomu.jp/works/16818093081309227394/episodes/16818093081309873007

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