こんにちわ、サメの夢による夢占いで
『サメとハグする夢』という項目がないなあと、悩んでる空ノ子です( ̄▽ ̄;)
ないわっ そんな項目!
ほぼ『戦う』『追いかけられる』『襲われる』『食われる』が基本レパートリーだよ。
もうピク〇ンじゃん。
いや、本当に十年以上ぶりに馴染みのサメが夢に現れたんですよ。
馴染みのサメってなんだよっ?! って言われそうだけど、もちろんリアルじゃなくて、夢の話です(^_^;)
サメ好きの私としては、小学生の時からサメの夢を見たりしたんですが、その中に喋る、空中浮遊する特別なのが1体おりました。
夢ですから、自由、オールマイティーでございますね。
最近とんとご無沙汰しておりましたのに、ある日突然久しぶりに現れた。
街を歩いていたら、川(?)のような水場からいきなり飛び出してきて、バァン!! とボディアタック。結構強烈。
そのまま胸びれハグ。
「おおっ 久しぶりっ!」
と、お互い道の真ん中でハグっておりました。
「いや、君のこと忘れたわけじゃないんだよ。それに小説に出してるサメって、本当の鮫じゃないしーー」
何故か私は浮気を弁解するように、彼に話す。
そんな私の言葉に何故か彼は、カメのお産の時のようにウルウルした真っ黒い目で見つめてくる。
まるでビーグル犬のように。
ううっ、やめてくれよ。可愛いじゃないかっ!
違うっ、罪悪感が出るじゃないか。
なんて動揺してたら、目が覚めた。
うう~ん、実に本当にすごく久しぶりだったなあ。
などと、夢は夢のままで終わるはずだった。
その日休みとあって、ちょっと遠出した。
そして帰り道、大通りから少し引っ込んだところにある魚屋の横の水槽を見て、愕然とした。
そこには彼がいた。
正確に言うと、彼にそっくりなサメである。
中にはウツボ、ハリセンボンと、どうやら売り物じゃない魚を入れてるらしい。
そしてサメが2匹。
両方とも背中が真っ黒、それも似ている。
今までの彼はどちらかというと、グレー系だったが、今回は何故か背黒だった。
そして1匹は黒目だが、ややアーモンド系。鼻先も尖ってシャープ。
だが、もう1匹はまん丸い真っ黒な目、鼻先はやや丸みを帯びた可愛い顔。
ううっ! 可愛いっ ウチでも飼いたいっ!
大きさこそ1mくらいと小さいが――本当の彼は1.5mくらい――もうソックリさんと言っていいっ!
私はしばらく彼をガン見していたが、むろんあちらはまったく無視でゆっくり泳いでいる。
うう~む、まあ似てる魚はザラにいるだろうし、もしかすると似てる奴を見て、脳が勝手に情報の補完をしてるのかもしれない。
とりあえず種類だけ確認しよう。
そこで私はその魚屋で今夜のオカズを買いながら、外の水槽のサメを訊いてみた。
『ドチザメ』という事だった。
う~む、ドチザメってあんな黒っぽいのいたっけ?
水槽が汚れてたせい?
でも腹は白くてペンギンみたいにハッキリ色が分かれてるのがわかる。
それにドチザメって基本目はアーモンド形じゃなかったっけ?
まあ色々種類がいるからかな? と思っていたのだが、
数日後またその店の前を通ると、すでに彼はいなかった。
サメはもう1匹のアーモンド形だけになっていた。
何だったのか、ちょっとモヤモヤするものが残る。
と言った他愛ない話でございます。