ただいま絶賛台風通過待ちの青田です。
ただ今こちらの方では拍子抜けするほど雨も風も強くない。
なんだかテレビの中だけに台風が来てるみたい。
なんて安心して川とか見に行っちゃうと一発でやられちゃうんだよなあ💧
自然を舐めてたらアカンのよね。
川じゃなくても、突風で飛んで来た看板に当たるとか。
青田は過去に2回あり。
幸い手で防げたので怪我はなかったが、まわりに人がいてメッチャ恥ずかしかった。ていうか、しっかり飛ばないようにしておいてくれよ!
さて無事に被害なく台風が通り過ぎてくれるのを待ちながら、こういう豪雨のニュースを見るといつも思い出すものがある。
昔、ある朝のテレビでゲリラ豪雨のニュースをやっていた。
それは昨日通り過ぎていった大雨の模様。
前が見えてるのか心配なほどの水飛沫を上げながら走っていく車や、とうとうアンダーパスで止まってしまった車。
傘を差していても下半分はビショビショな人、傘がなくて諦めて走っていく人など、悲喜こもごもな状況だった。
住宅地の排水溝も、逆流してるんじゃないかと思えるくらいドボドボと波立っている。
そんな家々の中、壁のすぐ横に、ずぶ濡れになりながら途方に暮れている一匹の白っぽい中型犬を映す。
次にカメラに気づいた犬がハッと顔を上げたので、見ている私も目があった。
上に庇もなく、ビシャビシャと強い雨が振りそそぐ中、ワンコはすぐ胸の下まで水に浸かっていた。その首輪についた鎖が水中に消えている。
そこで突然CMが入った。もう絶対に狙った編集だ。
ふっざけんなよっ! もう会社行かなくちゃいけないのに、気になって出られないじゃないか。
この忙しい時間帯によくもこんな映像流してくれたな。
とにかく見逃さないようにトイレに速攻で行って、ソワソワしながらCMが終わるのを待った。
そういや飼い主は何してんだろ?
短時間で一気に水位が上がったのかもしれないが、もしや外出中??!
母曰く 『さっさと避難しちゃったんじゃない?』
いや、流石にそれはないでしょ。もしそうだったら飼い主失格だよ、これ(# ゚Д゚)
ワンコ、外に繋いだままじゃん!
ハッ、もしや映像がアレだけだったら――そんな心配もよぎった。
もしそうなったら、もう後でテレビ局に問い合わせだ。(実際はそんな勇気はないが)
きっと私以外にも、そんなモヤった視聴者からバンバン電話が来るに違いない。
と、CMが終わると、再びあの壁際とワンコの姿が。
やった! 続きがあった。
すると、次の映像では、飼い主でもカメラマンでもなく、白いヘルメットに白衣を来た救急隊員らしき人が、屈んで水の中に両手を突っ込んで作業している光景。
横でワンコが猛烈に尻尾を振って、鎖を外している隊員の顔を舐めまくっている。
無事に鎖が外れて、隊員の人がワンコを水から抱き上げたところで映像は終わった。
良かった。これで私も安心して会社に行ける。
目の前で犬が溺れそうなのに、勝手に助けられないのがなんともだが、まあ無事で良かった。
そんな印象の残るニュースだった。
教訓 『天災はもしもを考えよう』と思った。