まいど流浪の近況ノート青田です。
最近友だちに勧められたドラマや映画を見たのがキッカケで、再びサブスクでドラマ三昧にハマっております。
一時期あまり食指が動かなかったのに、今や見たいモノが一杯。
困ります。余計に創作の時間が無くなってしまう。
でも刺激も沢山受けております。
最近ハマったのは、インドのドラマです。
いやあ、未視聴なのにインドと言えばまず『歌って踊ってアクション』という、とにかく明るいノリなのかと思ってました。そういうお国柄なのかと。
なのでアマプラでちらほらとインドドラマがピックアップされ始めているのを見た時も、どんなもんかいなと軽い気持ちで見たわけです。見放題だし。
ナメてました。すいません (;´Д`A ```
いや、面白かった!
歌って踊るどころか、全然真剣、深刻だし、思ったよりテーマが重かった。
これは私が偏ったラインアップの元に視聴した、個人の勝手な見解と思ってやってください。
アメリカドラマ――派手、アクション、ウィットがある。
BBC――人間ドラマを重視、風景はいい。
北欧――人間ドラマ、空が重く曇っていることが多いが、やっぱり風景がいい。
インド――人間ドラマ、社会的テーマ性が強い。
あまりお国柄という言葉で一緒くたにはしたくないのだが、やはりインド。国独自の『カースト制』とか『貧富の差』とか多様性を認めない『ジェンダー問題』とか色々ある。
あと男尊女卑意識がまだまだ強いせいもあるのか、男性の浮気は詰られるだけだけど、女性の浮気は絶対に許されない気風があったりする。
そういうのは昔イラン映画でも見たなあ。
また警察の取り調べが日本の憲兵みたいで、取調室に傘立ての傘みたいに折檻棒(?)が何本もささってるのが怖いわ( ̄▽ ̄;)
「お前がやったんだろ!」
「違います」って言った途端に殴られるって、冤罪ぼろぼろじゃないの。
もちろんこれらのエピソードは当たり前としてではなく、これでいいのか?、という意味で表現しているのだろうけど現実もそうなんかなあと思ってしまう。
ただそれだけではなく、『ベロニーにまつわるウワサ話』 というドラマでは、最近世界中で問題になっているSNS問題をテーマにしている。
ベロニーという美少女が殺され、手がかりも少なく捜査が難航する中、ネット上では勝手な噂ばかりが蔓延。
綺麗な娘というところから勝手に『尻軽女だったから』とか決めつけ、被害にあってもしょうがないと揶揄する声が拡散。
行きつ戻りつどころか、誤認逮捕やら遺族まで責め追い詰めながら、やっと犯人と真実がわかり事件は解決したものの、ネットに広がった彼女の不名誉な嘘は消えず、それを信じる者も少なくないという、なんの落ち度もなかった被害者が死後も貶められる恐ろしさ。
ちょっと冗長なところがあるものの、リメイクしてあらためて世界中に見て欲しいわ、ほんと。
色んな人から多面的に見た彼女の姿から真実を探り出していくところや、また関わった人達が、事件とは関係ない秘密を知られたくないばかりに嘘を混ぜるおかげで捜査は振り回されていた。
だからつい折檻棒が出ちゃうのかなぁ……( ̄▽ ̄;)デモダメダケドナ
さて最近見たお勧めはホラー物。(というかオカルトかな?)
1つめは『インスペクター・リシ ~森の怪奇事件簿~』全10話 (ちょっとネタバレあり)
アマプラでの★はあまり伸びがないけど、私はすんなり面白かった。
ストーリーは小さな山村で起きた怪奇殺人事件。
被害者はみな森の中で蜘蛛の巣のような繭に皆包まれて死んでいた。
まわりでは赤いサリーの女を見たという噂もあり、これは森の悪霊ヴァナラッチの仕業ではないかと囁かれ始める。
簡単に言うとこんな感じなんですけど、けっこう謎やサスペンスがタイミングよく毎回ラストに出て来るので、気になって続きを見ちゃうんですわ。
主人公の警部リシは現実的な考えの人で、犯人は絶対に人間だという考えで捜査する人だけど、そんな彼も数年前に亡くした嫉妬深い恋人の幽霊に悩まされ続けている。
彼がちょっとでも他の女に気を向けそうになると、いきなり責めるように現れる。だけど彼にしか見えないので、誰にも相談出来ないのだ。
が、ここでテンプレだったら、最期に彼女をなだめて浄化か、逆にとり殺されるかってな感じになるのだろうけど、そこはギッチョン!(古い)
実は彼女が未練があるのではなく、彼が未練(罪悪感も)で彼女をこの世に繋ぎ止めていたという話。彼の罪悪感のせいで、いつも責めているような顔に見えてたんですなあ。
そう来たかあ! てな感じでした。
あと悪霊とか呼ばれてる 『ヴァナラッチ』も、元々は森を守る者という意味、森の精霊なんですよね。
土産物屋に人形が普通に売られているのに、状況が変わると悪霊呼ばわりされてる……(´-∀-`;)
まあ事件を追っていくと被害者全員が森の開拓や密猟者など、森に対してなんらかの被害を起こしている人達なんですわ。
ここでの密猟者は最悪で、ただ毛皮を取るためだけに(肉は捨てる!)森の動物を殺すのだ。ワンシーンだけにしか出て来ないけど、ギリ抱けるサイズの仔トラがメチャ可愛いかったのに……(´;ω;`)ウッ…。
おまけに過去にあった、森の部族の集団自殺による呪い(?)が絡んできて、
これはやはりヴァナラッチの仕業か、もしくはそう見せかけた人の犯罪か、となるわけです。
ちなみに赤いサリーを着た女性なんて、普通にいるだろうって思ったんですが、しっかり精霊さんには特徴がありました。
下に画像を貼っときます。
何やら五大精霊の1人ということ。
さすが神秘の国インド。 それぞれの絵柄が違うのもあちこちで敬われ、色んな人が描いている証拠かと。
ただ1つインド動画は難点が。
人種を見慣れないせいか、見分けがつかん! いや、私の識別能力の無さなんだろうけどね💦
おかげでこの人はあの人どの人? と戻していちいち確認するので見るのが進まない。そのうち見慣れれば見分けがつくようになるのだろうか。
スティーブ・マックイーンとポール・ニューマンも危ない私なのだが(;´∀`)
本当はもう1つ紹介したい本命ホラードラマがある。実はそっちを見てまさに なめてました、スイマセン になったのだが。
長くなってしまったのでそれはまた次の機会に。