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『刺激に満ちた世界は創りもの』通信③

年明けに公開をはじめてもう終わりに差し掛かっている。早いもんです。
https://kakuyomu.jp/works/16817330648434236283

本作に寄せていただいた反応で一番ビックリしたのは、『グレムリン、可愛い!』というお言葉。
えぇ?どゆこと??
と調べずにはいられませんでした。
それであのぬいぐるみのようなのが出てきて、そうか…と絵的なものに対する敗北感で撃沈した次第です。笑
(単にわたしが、特に映像系のエンターテイメントに疎いだけです。勉強不足…)

まあでも、一つだけ提示しておきますね。
「機械やコンピュータが異常動作する。しかも原因不明で」という現象を『グレムリン効果』といいます。
わけがわからん困った事が起こるのは、妖精のいたずら、というわけです。
と言っても「可愛いは最強』に帰結するかもしれませんが。
   
   *

さて、エッセイ・ノンフィクションジャンルで『私小説』部門にエントリー中の本作ですが、〈SF〉タグを設定しています。
これは今回は普通に〈サイエンス・フィクション〉の意味です。
でも、フィクションと言うより実直な〈未来予想図〉の方がふさわしいかもしれません。

実は本作全体で〈ある一日〉を切り取った構成になっています。
で、〈未来予想〉はごく日常的な思考の一部なので、実体験の中にも当然介入してきます。
その予想される未来は、『人間嫌いの小人や精霊が、人間を滅ぼして跋扈する時代が来る」ということでは、もちろんありません。

一応『人間はどのようになってゆくか』について、近未来的に、そして遠い未来(もしくは遠い過去)に、という2つの視点で描いています。
1つ目はわかりやすく。2つ目はそうと言われないと分からないかもしれない。
2つ目の方が圧倒的に創作上で表現されるモチーフな気もしますが、わかりやすい1つ目があるとそれ以外に対して盲目的になってしまうのは、人間の悲しい性かもしません。

良かったら探してみてください。

また画家ポール・ゴーギャンの作品で『我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々は何処へ行くのか』というタイトルの不思議な絵があります。
これは人類が抱えている根源的な問いで、様々な形で、創作だけでなく、生命科学研究などの現場でも引用されたりします。
本作は全体を通して、このゴーギャンの絵画のオマージュとも言えるかもしれません。

今週金曜日に完結するその最終話で、ノームが密かに描いている地図(絵)も登場します。
興味がありましたら、照らし合わせて見ていただけると嬉しいです。

では。


『刺激に満ちた世界は創りもの』
https://kakuyomu.jp/works/16817330648434236283

【写真】
昇仙峡にあるちょっと見たことないくらい大きな水晶(噴水の先端)

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