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きのこの花言葉は疑惑。……きのこの花言葉?

・きのうはコメントやレビューをたくさんいただけた。楽しいものである。感謝。


・きのこは、英語でmushroomと書く。有毒なものは、toadstool。
 じゃあ、しめじは英語で何と言うのかというと、shimeji mushroomである。マツタケは、matusutake mushroom。ふたつとも、mushroomがつく( プログレッシブ和英中辞典)。
 mushroomは、本来、きのこの総称だが、日本では、ツクリタケ(西洋松茸)を指す場合が多い(百科事典マイペディア、広辞苑)。

 どうやら、英語では、食べられるキノコをまとめて、mushroomというようだ。でも、日本では特定のきのこを指すので、ちょっと混乱する。
 でも、ポルチーニ茸は、英語で、porciniと書く。なんじゃそりゃ。
 先生、じゃあ、ニョッキは?
 ニョッキはねえ、青切くん、そもそもきのこじゃないよ。小麦粉とじゃがいもなどで作る団子状のパスタのこと。物知らずだね。


・飼っているうさぎが、新聞紙を食べるので困っている。ちゃんとエサを用意しているのに、それを無視して、ケージに敷いてある新聞紙に食いつくのだ。
 ヤギと同じく、うさぎも紙は与えない方がよいそうだ。
 うさぎが新聞紙をかじる理由は、ストレスによるものらしく、家で本を読んでいる間は、ケージから出して、遊ばせることにしている。かじるおもちゃなどを与えてもいいかもしれない。殻付きのくるみを買い与えようと思ったが、ナッツ類はあまり与えてはいけないらしい。
 本来なら、新聞紙をペットシートに変えるべきなのかもしれないが、家人は乗り気でない。半分飼育放棄されていたのを引き取って来たので、あまりお金はかけたくないもよう。また、ペットシートもかじるし、食べたときに害が大きいのは、ペットシートのほうのようである。むずかしい問題だ。


・味の素を嫌う人は、味覇(ウェイパー)のことをどう思っているのか。というようなことを昨日書いたら、コメントがきて、ウェイパーに似たシャンタンなる調味料があることを知った。
 このウェイパーとシャンタンの確執をインターネットの記事で読んだのだが、なかなかおもしろかった。
 味でいえば、シャンタンのほうが、ウェイパーより薄いそうだ。
 ウェイパーは2015年に味を変えており、それ以前のウェイパーにシャンタンは味が似ているとのこと。
 両者の確執の詳細については、紙幅がないので(きょうは長いのだ)、検索してみてほしい。


・悪夢とは「起きろ」という脳の指示であり、「良い夢」はもっと寝ろという脳の指示なのかもしれない。


・みんながルールを守って、生ごみの日に、生ごみしか出さないと、燃やすのに燃料が足りないらしい。ちょとくらい、プラスチックごみが混じっているほうがいいそうだ(ちょっとむかしの話でいまは事情がちがうかもしれない)。なんとなくおもしろいというか、人生の機微に通じる話である。


・体験したことのないことは想像力で書けるが、抱いたことのない感情を迫真をもって書くことはできないのだろう。


・また、言葉にうるさいことをたまに言っている人が、「閑話休題」を逆の意味で使っていた。言いたい。教えてあげたい。しかし、我慢する。私に得があるわけではなく、損をする可能性があるからだ。でも言いたい。しかし、自分もそういうことをしている可能性があるので、言わないでおこう。人を呪わば穴二つ(← ?)。


・早起きは三文の徳。朝、早く起きて、草むしりをしていたら、長編小説のアイデアが浮かんだ。
 せっかく、カクヨムで書いているのだからと、長編小説(「スラザーラ内乱記注解)を書いた。しかし、あれは架空の歴史小説であった。
 カクヨムと言えば、異世界ファンタジーである。次のカクヨムコンには、異世界ファンタジーの長編小説で挑もうかしらん。目標は読者選考突破で。


・10万字の小説に求められているのは、10万の文字ではない。10万字の質をともなった小説である。文字数が足りずにあたふたする時点で、それは長編小説にするべきアイデアではなかったのかもしれない。かさまししても、編集者などには見抜かれてしまうだろう。


・ヒットラーが絵描きを目指していたのは有名だが、ナポレオンが小説家を一時期目指していたのは、あまり知られていない。彼は芸術に感心があった。
 「ナポレオン大いに語る」(ジーブルク/PHP研究所)という本で、個人的に感銘を受けた記述がある。引用してみる。
『さらにナポレオンは悲劇の主題がつきはてたと考えるのは誤っており、そんなものは政治のなかにいくらでも見出すことができる。しかしその際重要事項を扱わなくてはならないなどと述べた。さらに必要なのは、登場人物が強力な要求を実現せんがために、政治以外のもろもろの情熱や性癖と衝突する有様を描くことだ。この方式により、クーデターとか政治的犯罪と言われる状況もすばらしい悲劇の材料となるだろう。たとえば恐怖心が必然性によっていくらか弱められた時、新しい活発な感心や興味が湧出してくることなどを描くべきだとナポレオンは述べた』
 去年書いた「イルコア戦記注解」という物語について、つづきを書く気はなかったが、この文章を目にしたら、ちょっと書きたくなってきた。アイデアの萌芽が芽生えつつある。再来年のカクヨムコンに出そうかしらん。


・レビューのお礼

 イチモンジ・ルルさんの自主企画に参加したところ、レビューをいただいた。本人が無自覚に書いていたことを自覚させてくれる、すばらしい寸評でした。

『感覚すべてが奮い立つような書き出し』
https://kakuyomu.jp/works/16818093075355048366/reviews/16818093075428175424

ルルさんに読んでもらいたい書き出しの作品がある方は、ぜひぜひ、自主企画にご参加を。

[自主企画]書き出しに力を入れている小説(続*8)
https://kakuyomu.jp/user_events/16818093075417053820


 藤澤勇樹さんからもすばらしいレビューをふたつもいただいた。こちらも、本人が意識せずに書いていることを気づかせてくれる良レビューでした。

人生の寂寥と孤独を菜の花に重ねた、切なくも美しい短編。
https://kakuyomu.jp/works/16818093075355048366/reviews/16818093075444154664

天使の姿を巡る芸術と想像力の物語、石工の魂の叫びに心揺さぶられる。
https://kakuyomu.jp/works/16818093075104304160/reviews/16818093075445388278

藤澤さんの代表作を、ぜひ、ご覧あれ。

涙の色【KAC20247】
https://kakuyomu.jp/works/16818093074225465378/episodes/16818093074225612836


 ではでは。今日は10時寝の3時起きだった。朝ごはんを食べたら、また寝る。それでは、よい休日を~。じゃあね。


※添付画像は、うちのウサコ(仮名)。

8件のコメント

  • おはようございます。

    ナポレオンというか「世界精神が馬に乗って通る」というのもあって、ヘーゲルについての本を読んでいたことがありました。いま、抜き書き帳を見直すと読んだことを全然覚えていないことが分かります……。
  • ・森下さを

    おはよーございます〜(眠い!)
    お互い、早起きですね。

    ナポレオン覇道進撃というマンガでは、ゲーテに「世界精神と話したよ 疲れた」と言わせています。下敷きはヘーゲルの言葉でしょう。
    ヘーゲルは若い頃に挑戦しましたが、むずかしかった。なにもおぼえていない(笑)。
    でも、挑戦したことに意味があったと思いたいです。

    ではでは〜。
  • > 味の素を嫌う人は、味覇のことをどう思っているのか。

    本当なら前回のノートに書き込ませて頂くべきなのですが、長くなりすぎたのでこちらに失礼します。m(_ _)m

    味の素は、植物由来の糖液を発酵させてグルタミン酸Naを作り、これを分離精製したものですね。「分離精製」というプロセスがあるところがポイントで、人為的に純度を高めた化学物質という印象があります。なので、砂糖とか精製塩(岩塩や海塩は別)とかの仲間と見ます。

    味覇(創味シャンタンDX)は逆で、色んなものを混ぜ合わせて作ってます。特に中核となるのがタンパク質加水分解物(要するにタンパク質をアミノ酸に分解して旨味成分に変換したもの)で、この自体に様々なアミノ酸が含まれています。なのでどちらかと言うと、めんつゆとかコンソメとかの中華バージョンって感じでしょうか。味の素に比べて遙かに複雑です。

    この違いにより、味の素は旨味の微調整に使うもの、味覇は料理の骨格を作るものという割と明確な差が出ます。味の素は主役になってはいけないけど、味覇はむしろ主役として使う感じ。

    旨味成分には「アミノ酸系」と「核酸系」があり、両者が丁度いい割合で混ざり合うことで、飛躍的に旨味が強く感じられるようになります。味の素はアミノ酸系の旨味成分なので、肉類に含まれる核酸系旨味などとの相性がよく、たとえばフライドチキンの衣に加えてやるといった使い方ができますね。カツオ出汁なんかにちょろっと加えてやるだけでも、別物のように美味しくなることがあります。この「旨味成分比の調整役」が本来的なお仕事。

    味覇はそもそもこの両者の成分を含んで調整されてます(アミノ酸だけでなく肉エキスなどが含まれている)。なので、これ単体で味が完結し、お湯を注ぐだけでも中華スープとして機能しちゃいます。(もちろん微修正して炒飯などのベースにすることもできます)

    で、味の素否定派の方々なんですが、「旨味の微調整として必要な味の素」と「味の素を主役にしちゃった勘違い料理」をごっちゃにしているんじゃないかと思われ。グルタミン酸Naばっかりの料理って、確かに舌に旨味が残りすぎてキツいんですよ。ただ、それは使い方を間違っているだけの話でして・・・塩の入れすぎでしょっぱいとか、砂糖の入れすぎで甘すぎるとか言ってるのと同じことです。その意味で、味の素否定派の方々は、塩も砂糖も同様に否定して頂きたい。なお、味覇はその調整をメーカー側でしてくれているので、グルタミン酸Naの舌に残る感じはかなり緩和されています。味覇否定派の方々は、めんつゆとかコンソメキューブとかの使用を否定してくれないと、一貫しないんじゃないかな。

    なお、これはあくまで料理好きの個人としての見解ですが、味の素を使うと「料理がつまらなくなる」という感覚ならあります。使えば手っ取り早くバランスがとれることは知っているのですが、そこを味の素に頼らず試行錯誤するのが楽しいというか、勉強になる部分が多いというか。グルタミン酸Naを豊富に含んだ食材は、トマト・昆布・醤油・チーズなど色々ありますが、各国で主役級の食材は大抵これに該当します。なので、味の素頼りによって料理への理解や上達が妨げられることはあるだろうな、とは思っている次第。

    長々とすみませんでした。
    ところで、前回の近況ノートに書かれていたこと(作品取り下げとか文学とか)について、当方の近況ノートで少し触れさせて頂きたいのですが、よろしいでしょうか?
  • ・杜若さん

    ためになるコメントありがとうございます。
    ほええ。勉強になるなあ。

    味の素と味覇のちがい。おもしろかったです。
    なるほど、和食とかなら味の素、中華なら味覇なのかな、同じカテゴリーに属する調味料なのかなと思っていましたが、けっこう用途がちがうのですね。
    うちは、味の素も味覇も家になさそうなので、知る機会がありませんでした(とくに、なにかこだわりがあるわけではなさそうです。素材の味を活かしたいのでしょう)。

    味の素が砂糖や精製塩の仲間で、味覇はめんつゆやコンソメの仲間というのは、非常にイメージがわきやすかったです。助かりました。

    コメントを読んでいて、料理に化学の面があることを再認識いたしました。杜若さんのつくるごはんはおいしそうですね。じゅるり。


    作品取り下げとか文学とかの件に関しましては、杜若さんなら問題ないので、ご自由にどうぞ。せっかく書いたものがよそさまに活かされるのは好ましいことです。

    ではでは~。おやすみなさい。
  • 快諾頂きありがとうございます。m(_ _)m

    味の構成要素では「甘い」「しょっぱい」「苦い」「酸っぱい」「旨い」が化学反応的な成分で、「辛い」が物理刺激的な成分になります。

    化学成分のうち「苦い」にはこれといった純粋抽出系調味料がないのですが(たぶん苦味自体が栄養ではなく警告成分なので、わざわざ純化する意味がないのかと)、それ以外には割とそれらしきものがあり、
    甘い→砂糖・はちみつ等
    しょっぱい→塩
    酸っぱい→酢酸・クエン酸等
    旨い→グルタミン酸Na・イノシン酸等
    となっています。これら「基本化学物質」は、ぶっちゃけどこの国でもほぼ共通ですね。では、何が違うかというと、それぞれの物質の作り出し方。特に旨味です。

    旨味成分はタンパク質の分解などで発生するため、多くの国では「豊富にとれるタンパク質を発酵させる」という手法が用いられてきました。味噌・醤油・チーズ・ナンプラー・豆豉なんかが代表でしょうか。日本人は旨味に敏感な種族なので、特に発酵食品が多いですね。

    ただ、発酵食品は不純物も必然的に含みます。必ずそれ固有の味になってしまうわけです。旨味を加える=風味が決まるという関係は割と強固で、それが各国の料理の特徴を作っていることは多いです。日本なら醤油と味噌と味醂と昆布、東南アジアならナンプラーなどの魚醤、イタリアならトマトとチーズ、インドはトマトとヨーグルトみたいな感じ。

    それに対し、発酵食品のもつ国ごとの多様性を取っ払って成分だけを純化させたものが味の素です。だから、どこの国でもどんな料理でも同じように使えます。塩や砂糖と同等というのはそういうことでして、私は基本調味料の一種であると思っています。

    典型的な使い方としては、マヨネーズの材料は基本的に「卵黄・油・酢」の三種なんですが、卵黄はそこまでグルタミン酸Naが豊富ではないので、これだけだと締まらない味になりやすいです。そんなときに味の素やタンパク質加水分解物を加えてやるとあら不思議・・・みたいなことが起こります。これで世界的に大成功したのがキューピーです。

    長文失礼しました。おやすみなさいませ。
  • ・杜若さん

    こんばんは。
    非常に興味深い話でした。へえ〜。おもしろい。
    私だけ読んでいるのがもったいないです。

    なるほどねえ。砂糖や塩と同等というのは、そういう深い意味があるんですねえ。勉強になるなあ。

    マヨネーズの話、おもしろかったです。

    ではでは。また〜。
  • > 私だけ読んでいるのがもったいないです。

    ありがとうございます。そう言って頂けて大変光栄です。まあ、私は不特定多数に向けて情報発信することに疲れてしまったので、こんな感じで神出鬼没にやっております。(汗)
  • ・杜若さん

    こんばんは!
    今晩は焼き魚でした。ちょっと苦手ですが、おとななので、黙ってたべました。年を取ってから魚がダメになりつつあります。

    疲れることもありますよね。私もさいきん、ため息をつくことがありました。不特定多数を相手にすると、たまに、ねえ(苦笑い)。

    ではでは〜。
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