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批評、講評かぁ……。

指のウォーミングアップ的に書く随想めいたものです。

自分の作品をよくするためには、まず誰かに読んでもらって忌憚ない感想を得る、それは非常に大事なことと思われます。自分では自分の欠点やその攻略法はどうしたってわかりづらいですしね。

ただしやっぱりそういうのは信頼関係のなりたっている間柄でやるのがベストなんでしょうね……。創作仲間とか、昔だと先生とお弟子さんたちだとか。
どこの誰かがふらりとやってきて「あなたの小説はここが欠点ですよ」とやっても「いやそのまえにお前誰だよ?」ってなるのがオチでしょうし。
お互い大人としてそのやり取りだけで終わればいいのですが、話がこじれて「人に偉そうに言ってるお前はどうなんだよ?」という展開になってしまうと流血はさけられません。

つうかその前に通りすがりの人による評価はPVという形ではっきり出ちゃいますしね。あははのは(……悲しい)。


私はとにかく自分の「読みたいもの、書きたいものを書く」で書いてるやつなので、たまに激しい承認欲求乞食になったりするものの、読まれないことを苦にしすぎて病むほどの状態になったことは幸い今のところありません。そりゃあ感想は欲しいけれど、第一の目的がプロデビューでも書籍化でもない趣味勢としてはそこは割り切るべきかな、そこを過剰に求めたら死ぬな、で、乗り切っています。むしろ面白がってくださる人が現れただけでも御の字ですよ……承認欲求乞食状態になるとこんな悟ったようなことを言ってられなくなりますが。


そもそも冷静な状態で自作を読み返すと粗ばかり目立つので、わざわざ他人様から指摘されたくないかもなぁ。批評をいただくとしたら信頼できる方にお願いしてからにするだろうな……と、だらしない本音を抱えてのうのうと書いております。

……そんな甘えたことを書いていて自分で自分がイヤになりました。

やですねー、読まれないやつが大したことないプライドを守ってる様子は。みっともないですねー。お前虎になるぞ。

こういうプライド臭がクサすぎて、お前ら悪臭害獣のプライドなんざへし折ってくれる、その臭腺取り出して麝香のように香水の原料に加工してくれるわとばかりにと手ぐすね引いてるやつもいるんだぞー、私は知っている。なぜなら私がそういう気質だから。基本、アマチュアの発表したものにあれこれ言いたくてウズウズするマンだから。小説ではやらないんですが、pixivとかで見かけるアマチュアエッセイ漫画ではしょっちゅうやらかしてますよ(あのジャンルは個人の腕前が露骨に表れるのでいうほど簡単じゃないと思う……ほーら、わかったようなことを言っちゃうんだよこうやって)。
自分がそんな気質のくせに、いざ書き手にまわると「私みたいなヤツから『あーこいつわかってねーわー』とか物知り顔で言われるのイヤー! 怖いー、耐えられないー」という状態になるのがまさに因果応報といいますか、愚かといいますか、非常に滑稽というものです。


何を言おうとしていたんでしたっけ。とりあえず講評企画に作品を提出する勇気をお持ちのかたはすごいなぁ、えらいなあ……というお話でした。

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