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宿題を提出したような。

早速本題に入りますが、昨晩連載作の最新話を公開しました。
連載作の更新は年内ではこれが最後になる予定です。

エモい、なる数年前からある言い回しがありますね。
出たての頃は、「青臭くこっぱずかしく青春期に惹かれがちな美しく切なくて大人になっても不意に心をぐらつかせてしまうものや作品へ向けた特有の感情」というニュアンスがあったように記憶しており、なんだか使い所の難しい言葉だなと遠巻きに見ているうちにもうちょっとカジュアルな広まり方をしておりました。

未だにエモいが何をさすかがわかり兼ねてる世代なわけですが、とりあえず「エモいってこういうことだろ!」ってネタをぶちこみました。
夜の街の冒険と朝帰り、電波塔の上の女の子……等など。そうじゃねえよと言われても知らない。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054885611315/episodes/1177354054887871442

これまでちらちらと小出しにしていた、主人公が読むたびにイライラさせられてしまう作中ゴシップガールの愛読書がようやくなんであるかが出せました。山田詠美『放課後の音譜』です(カドカワさんが運営してるサイトに投稿しているので角川文庫版を読んでる設定……)。昔は『ぼくは勉強ができない』と並んで各社夏の文庫フェアに並んでる定番の小説だったイメージがあるけれど、いつの間にかこちらの方は見かけなくなってしまいました。私はこちらを推したいんですけどね。

いつ明らかにできるか……と気を揉んでいましたがようやく出せました。おかげさまで宿題を終わらせたような気持ちになってます。

今回も開き直って小ネタを入れまくっております。
まずゴシップガールの見たがっていた映画について。タイトルはあげてませんがウォン・カーウァイの「恋する惑星」なのは明らかかと。映画好きの方、ないしはある年代より上の人なら丸わかりであることと思います。
傍若無人に振る舞っていますがこういう作品を好む90年代かぶれのおシャブカルガールなんですよ彼女は……ということで、ある年代より上の人は小っ恥ずかしさ青臭さに身悶えしていただいたらなあ、と、思います(だからそういうのを自分で言うなと)。

映画館で働いている青年が言う漫画は冨樫義博の「レベルE」(あの特殊な街では最新のまんがってことになってる)。

本章ラスト間際で後輩の嫌味に出てくるドラマは「セックスアンドザシティ」ですね(一時期生活を共にしていた恩人が恋愛ドラマのフリークなので、本来守備範囲外の作品だけど自然と知識が身についた設定。多分暇な時にはあの四人の中で誰が好きなのかとかそういう定番トークをやってる筈です)。

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