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イケメンとは?

メリークリスマス、と一応時候の挨拶だけしておきます。小さい時ほどテンションはあげられませんがクリスマスは好きなので。

早速ですが本題に入ります。私にとって非常に難しいキャラクター、イケメンについてです。

イケメン……難しい。
元々男性キャラをあまり出さないし出さなくてもよい作風で活動してるのですが、偶に出す時は非常に考えます。このキャラクターはちゃんとイケメンになってるだろうかと考えてはドツボにハマります。

顔や見た目が良いという設定でらしいが、中身はガチャっとしたその辺の兄ちゃんだなどうしても……ということになりがちなんですよね。そういう人の方が親しみがもてるという自分の嗜好が多少関わっているが故の造形なのでキャラクターとして愛着がないわけではないけれど、「読んでくださった方(特に女性)はコイツをイケメンとして認識して下さるのだろうか」でグルグルと悩みがちです。

そんなことで悩むのもイケメンというのが自分の中で一種の概念的なものになっている為でしょう。単に「顔のいいメンズ」の意味ではなく、「少女漫画や恋愛ドラマのヒロインの相手役のように内実ともに魅力的な人」くらいに考えて気負う所がある。おそらく少女漫画を人並みに読んで育った経験によるものでしょうね。ヒロインもそして読者も彼のことを好きにならずにはいられない、そんなキャラクターを作ろうという作者の気迫が漲る場でしたね、今思えばあそこは……。

物語の内容、想定読者層によっては単に顔のいいだけのメンズでもいいけれど、内容によっては概念的なイケメンの方が望ましいことが多々あるわけで、じゃあ登場させてみようかとなると「果たしてこいつはイケメンなのか、読者はコイツに何かしらの魅力を感じて下さるのだろうか……」と考えだしてわけがわからなくなることがしばしばです。


因みに、顔がいいけど性格や言動が極悪だったり根性の悪い女子キャラクターは、わりと迷うことなく平気でポンポン出します。この子は果たして美少女なのか……とかはあまり考えないですね。
美少女キャラクターは性格が悪くてもヨシ! という価値観があるが為でしょうが、そういうのって自分の中のジェンダーギャップだとかポリティカルなんとか的にどうなのかとより面倒なドツボにはまりがちです。まあ最終的には開き直って好きなように書いてますが。


とまあ、以前エッセイに書いたことを再度改めて書いてみた次第です。


24日はTwitter方面で自作をお勧めして頂く等、私にも嬉しいことがありました。
自シリーズのキャラクターが登場して喋ったりいちゃついたりするだけなクリスマスネタのSSのPVも回っていたことも嬉しい。
ありがとうございます、善いクリスマスを……ということで、もうしばらくぼんやりしておきます。

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