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少女小説はラノベに入るんですか?

……という定義論をおっぱじめると大抵とんでもなくめんどくさいことになるので、最近は「ライトノベルでもあったり少女小説という個別のジャンルでもあったりするユニークなジャンルだと思います」ということにしているピクルズジンジャーです。おはようございます。

ユニークとはなんでも曖昧にできるマジックワードではないではない筈ですが、それはそれとして。

心情としては隣接する兄弟ジャンルであるけれど決してライトノベル=少女小説ではないという気持ちがやや強めなのですが、それをはっきり表明すると「私が好きだった少女小説をライトノベルなんかと一緒にしないでちょうだい!」みたいな意図しないニュアンスが発生しがちなので困ってしまうのです。


だって、ライトノベル批評とか研究をしてる人って少女小説レーベルの諸作品のことは無視しがちじゃん……。『十二国記』とか『マリみて』とか男女両性にもヒットした作品ならライトノベル批評や研究の俎上にあげたりするけど、概ね女子読者にのみヒットした作品に関しては総スルーじゃん……。かなりの大ヒット作だったとしても少女小説レーベル刊行→発言権のあるライトノベル研究家の目にとまらない→結果ライトノベル年表に記載されなかったりするなんて事態がおきてるのしょっちゅうじゃん……。そういう状況が続くと「うん、分かった。ライトノベルと少女小説は別ジャンルだね!」ってなる気持ちも当然じゃん……?

とまあ、twitter界隈でも時々噴き上がる名誉ラノベ問題を抱え込んでいる少女小説愛読者はおそらく少なくない筈だと睨んでおります。
わたしも長いことそんな感じでしたが色々あって疲れましたので、「もうどっちでもいい……。ただなんとなくダラーっと昔の少女小説レーベルから出てた小説群について喋れる場があればそれでいい……」というだらしない意見で止まっています。議論はしんどい。


……ただしやっぱり『運命のタロット』の女性読者外の知名度の低さにだけにはびびる。そして悲しくなる。核実験場で異能バトルするようなとんでもない作品なのに……。


そんなわけで、ある世代より上の人には懐かしいティーンズハートについてだらっと語ったエッセイがこちらです。

https://kakuyomu.jp/works/1177354054884686615/episodes/1177354054886354285

機会があれば、ポプラ社のとんでる学園シリーズとかについても語ってみたいですね。

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