憧れはあるが読むと大抵「?」となる。
昔『軌道通信』という小説を書評に唆されて買って読んだはいいが案の定「?」となって処分してしまった。でも今になったら読めるのではないかという期待を抱いて古本屋や古本市ではよく探している。しかし見つからない。歯がゆい。
内容はというとスペースコロニーのようなところで暮らしている女の子の日記という形を借りて、地球の生活に未練のある母親との折り合いの悪さや、学校生活や初めてできたボーイフレンドのあれやこれやについて語っていたものにSF的なギミックみたいなものが仕掛けられていた小説だったように思う。
SF要素についていけなくて処分したんだが、多少読めるようになった今だからこそ再読したいのだ。日記形式の小説が好きななこともあるし今なら理解できる気だってする。でも先述の通り全く見つからない。ああ手放すんじゃなかった……といつも悔やんでしまうハヤカ水色背表紙の文庫についてのお話でした。
ちなみに『ジョナサンと宇宙クジラ』が好きです。
急にハヤカワ文庫の水色背表紙について話し出した理由は、本日更新分の章題がこんな、臆面もないやつだったためです。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885611315/episodes/1177354054886322449……恥ずかしい。でも夢が少々絡む回でもあるのでやってみたかった。
ハヤカワ文庫さんではJAとepi文庫にお世話になってる率が高いですね、ケリー・リンク好きだし……。好きな版元さんではあるものの、トールサイズだけは未だになんとかしてほしいものです。ブックカバーに困るんですよ……。