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『世界を救った勇者の妻である元異世界の王女が描いたほのぼのエッセイ四コマ漫画。』あとがきにかえて。

私に漫画が描けたなら、家事育児に関する悲喜こもごもを描こう。
同じような子育て世代の人から共感を集めてバズりを得よう。
そしてあわよくば書籍化を狙おう。

だけど私は漫画が描けない、絵描き歌を使ってもまともにドラえもんの絵も描けない……。

あ、そうだ小説でやってみよう。

という、邪悪な根性が多少作用したような小説です。

子育てのことや家事のことは既に世の中に溢れかえっているにも関わらず、いざ経験してみると自分でも語ってみたくなるのが不思議です。


カクヨムを始めて以降、自分がよく読んでいるのが感情を赴くままに綴ったようなエッセイが多いこと、スマホでさらっと読めるもの、同時に「私の書くものすっごい読みにくい!」という点に気づきました。
そこでスマホでもダラダラ読めて苦にならないような呑気な話を書いてみようと挑戦した産物です。狙った効果が得られているかは不明です。


主役夫妻の夫の方は『ショッピングモールのえる子と私。』に管理人のお兄さんとして登場した人物です。
「える子」に彼を出した時に、やたら物分かりのいい百合厨みたいなこの人の人生はどんなもんだったのか、この人の異世界人の妻ってどんな人物なのか不意に気になったのがこの話を作った動機でもあります。
書いてるうちに「なんだか単純に愛だ恋だで一緒になった夫婦じゃないっぽいなあ」という流れになり、最終的にこうなりました。


また、私の書く話は勝手に女子と女子が繋がってゆきがちなのですが「世の中は女友達が作れないか欲しくない女の人もいるだろうし、そんな人が女友達バンザイみたいな話を読んだら辛くはなかろうか。出来ればそういう人たちも居場所のある小説を書きたい」と一念発起し、「女友達なぞ要らん!」と言いそうな女子キャラを用意しました。
結果は中身がアラサーのめんどくさい中学生とやたら好戦的な小学生女子が勝手に仲良くなってしまいました。すみません。


ダラーっと楽しんでいただければさいわいです。

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