第二部まで完了している
機巧操兵アーカディアンですが
村雲唯円先生が立てられた企画
輝く!カクヨムロボット大賞!〜2016〜
https://kakuyomu.jp/works/1177354054882200056に参加するにあたり、全面改稿することにしました。
それに伴いリムドライブ(ロボット)の操縦方法を
これまでとは全く別のものに刷新、
今その改訂版が書き上がったところです。
後は本編を改稿し、全て書き上がったら一斉に更新します。
その本編の改稿ですが、文体を今の形に改め
変更された設定に合わせて記述を変える他に
一部のエピソードを大幅に変更、
加筆修正します。特に序盤の、
「主人公が地球に住んでいるように錯覚させる」
ミスリードの描写をやめて
スペースコロニー内で住んでいる描写を増やし
近未来SFものとしての雰囲気を前面に押し出します。
そもそもあのミスリードを仕掛けた理由は
「現実に生きる私達も、いつかロボットに乗れる。
その日が来た状況をシミュレートすることで
読者に同じ希望を抱いてほしい。
そういう話なら読者が身近に感じられる
現実そのままの土地を舞台にするべきだ」
と思ったからです。
ですがアーカディアンでは地球の町と思われたのは偽物で
正体はスペースコロニー、全然身近じゃありません。
宇宙移民がなされた世界で
現在の技術では作れない
20mのロボットで戦う
アーカディアンの舞台設定は、
「読者に身近」というコンセプトに真っ向から背いています!
実はアーカディアンを書き始める前、
どんなロボット物を書くかで
もう1つ構想がありました。
それは本当の地球上の日本を舞台に
現在の技術でももうじき作れそうな
4mのロボットで戦うという話で
「身近」コンセプトに適ったものでした。
ですが舞台が現実に近いと書きづらくなる面があり
今の力量ではまだそれは書けないと判断して
私は「日本列島」という舞台から逃げました。
そして軌道エレベーターが作られた後に訪れるであろう
宇宙開拓時代を夢想した、今のアーカディアンの設定で
話を進めることにしたのです。
20mの大きなロボットを書きたい欲もありましたし。
本来なら、そう決まった時点で「現代人に身近な」
というコンセプトはすっぱりあきらめるべきだったのです。
それが未練たらしく残そうとした結果が冒頭のミスリードです。
おかげで身近でなくなったばかりか
スペースコロニーの登場する
近未来SFものとしてのインパクトを
導入でガツンと読者に与えることも
できていません。
なので、そのインパクトを与えられるよう改稿します。
「身近」コンセプトからはいったん離れ、
近未来SFとしてのアーカディアンを完遂します。
そして
アーカディアンが完成した暁には、一度はお蔵入りさせた
「日本を舞台にした小型ロボットに乗って戦う話」を
新作として発表する所存です。その名は
『機巧操兵シヴィリアン(仮)』
です! 舞台はアーカディアンと同じ世界の
敗戦により植民地化された日本列島です。
私達がよく知るこの日本で
登場人物たちは4mの人型兵器
リムドヴィークルに乗って戦います。
現在ちまちまと構想を練っているところです。
発表して自分を追い込んでいくスタイル……!
まだ話を書き出せるまでまとまっていませんが
ちゃんと発表できるようにがんばります!