機巧操兵アーカディアン、
第二部が完結しました。
完結、ということにしました。
というのは、本来の予定では第二部のはじめ、
六章で地球上での戦いのさわりを書いて、
ちょっと回想編でそれまでの話を書いて、
六章直後に戻って地球での戦いを描く、
その戦いの最後までが第二部
のつもりだったのですが……
書き始めたら回想編が全然終わらない!
長くなりすぎてしまってもう、テンション的に
回想編の終了=第二部終了になってしまいました。
自分の書く予定の立て方がいかに下手クソか
骨身に沁みて思い知ることになりました……
アーカディアンは地球人と月球人の戦いがメインです。
にもかかわらず、その戦いが全く出てこない話が
こんなにも続いてしまって、流れが途切れている、
と感じられる方も多くおられるであろう
状況を招いてしまいました。
一重に私の力量不足です。
ですが、第二部の内容自体はとても気に入っています。
模擬戦・空戦・LARP・小型ロボットによる市街戦、
これまでやらなかった色々なことに挑戦し続け、
とても充実しています。
作品にとっていいことだったのかは
自信がありませんが;
「自分のような小物が出し惜しみして面白い物が書けるか!」
と温存していた諸々のアイデアをぶっこんだのですが
結果は設定が過積載で作品のイメージをブレさせた
だけのような気もします。
特に、小型ロボットLV。
本作は20mのロボットLDが主役メカですから
LVが出しゃばっては話が脇道にそれてしまいます。
LDに比べて小型のロボットが市街戦をして大人気な
村雲唯円先生の『戦慄のレヴァンテイン』への
対抗意識がありました。
「俺だってそういうの書けるんだい!」と。
他人様を意識しすぎて自分を見失ってたかも知れません。
でもレヴと張り合う事がモチベーションになりましたし、
やはり悪い事ばかりではないですね。
第二部はあれこれやりすぎて作品のスマートさを
損ねる結果になりましたが、作品は生き物、
これがアーカディアンなのだと受け入れています。
なので、もし本作を改稿することがあっても
第二部を大幅に削るようなことはいたしません。
ただ、第三部は今回のことを反省し
もっとスマートに、スピーディに
物語を進めていきたいと思います。
長々と、とりとめもなく失礼いたしました。
ここまで書いてこられたのは一重に読んで下さり
応援して下さる皆様のおかげです。
この機会に、改めて御礼申し上げます。
いつもいつも、本当に、ありがとうございます!!
さて、この後の予定ですが、しばし執筆をお休みします。
その間、たまってる小説や映画などをインプットします。
そして、遅くても来年1月頭には
第三部を更新したいと思います。
でも、案外もっと早く再開するかも。
ホラ、クリスマスとか、新年とか、
大切な人とイチャイチャすごすような日に
一緒にすごす人がいなくて、暇ですからね!
フ、フフフ! ハハハハハハハハ!!
……それではみなさん、
まだかなり早いですが、
よいお年を!