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2024年12月14日の近況報告 情報商材が売れるわけ

 何で「高くても2~3千円で済む世界屈指の賢者が書いた本」が売れなくて「愚者が作った数万円の情報商材」が売れるのか?
 それは一言で言えば「ワクワク出来るか否か」でしょう。情報商材は「ワクワク料」が入ってるからあれだけ高いんですよ。
 情報商材って「刺激」や「ワクワク」があるから少なくても「退屈」はしないんですよ。まぁ、その「ワクワク料」込みでも法外過ぎる値段だけど。



 例を挙げれば風邪の予防にはうがい手洗い、って言うけど誰もやらないでしょ?
 当たり前すぎて退屈、何度も言われてるから退屈で、全然、何一つ、これっぽちも、全くもって面白くありません。

 特に俺の場合は「風邪で会社休んだところは記憶の中では1度も無い父親が、家から帰ってきたら必ずうがい手洗いをしている」
 っていうモデルケースがあるにもかかわらず、にですよ。
 他にもコロナ流行初期は「うがい手洗い手の消毒」を徹底してたから、インフルエンザがこれっぽちも流行しなかった。っていう話があるにもかかわらず、ですよ。
 普通の人はうがい手洗いなんて、なおさら「ありきたり」で「退屈」だと思います。子供は正直で、親がやらない事はやらないからね。



 それよりは「飲むだけでみるみる免疫力が高まる魔法のような紅茶」の方が刺激があってワクワク出来るものです。
 人間って奴は「新しい刺激」には慣れないように出来ています。新たな発見を昔は「アハ体験」なんて言ってましたけど、遺伝子に刻まれた快感なんでしょうね。
「実は間違っていた○○!!」ってのも「アハ体験」の一種で、偽情報に対するガードを下げる効果があるんですよ。

 だから情報商材はそれに合わせて設計しています。読んだ相手を「アハ体験漬け」にしてドーパミンやアドレナリンの快楽をキメさせるわけでして。
 最近はソシャゲもSNSも全く同じことをやっているので、骨格の部分は似たようなものかと。



 加えて情報商材は「詐欺のエッセンス」も隠し味で入れてるんですよね。
「何でそんなにも凄い情報をこんな辺境の地で売ってるの?」っていう問いに「広がりすぎると使えなくなるから」って言うのはまだいい方で、
 酷い所では「広く知れ渡ると業界の人に狙われるから」なんていう大ウソをつくんですよね。
 詐欺師にとっては「想定したターゲットさえ騙せれば良くて、見た人全員を騙す必要はない」んですよね。
 それに「敵を騙すにはまず味方から」じゃないけど、こういう連中は「自分自身」を騙してると思う。でないとこんな大ぼら言えるわけがない。



 似たような事例では「社員の声」は一切聞かない社長が「1件1億円」の企業コンサルタントの言う事にはヘコヘコ頭を下げながら聞く、というものがあります。
 ただの噂話レベルだけどそのコンサルタントの中には現場での不満を従業員から聞いて、それをストレートに社長にぶつけて、それを社長が「有難い有難い」って言いながら頭から信じ込んで、
「従業員も社長もコンサルタントもみんなハッピー」っていう「地獄も地獄も大地獄」っていう事をやってる所もあるそうで……キエエエエ。



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