WEB小説を書く側はもちろん、読む側も「テンプレ」って想像以上に便利なものなんだよね。
冒険の舞台がどうなのか、の世界観説明を「ナーロッパ」の一言で説明できるのって、書く側からしたらものすごく便利でありがたい存在なわけでして。
それに「テンプレ」に沿えば「アウターゴール」つまりは「読者がどういう物語の結末を求めているのか」も結構いい塩梅で分かっちゃうからハズレを書いたり読んだりする確率が減る、というのも極めて便利。
ただの「料理」だと何が出て来るか分からないけど「餃子」「ラーメン」「チャーハン」って言えばある程度どういうものが出て来るかがわかる。
みたいな感じで、分かりやすいんですよね。
特に今は投稿してもすぐ埋もれるのでじっくりと鑑賞する暇はなく、最初に「これはこういうお話です」というのがすぐ分かるテンプレはその意味でも便利。もちろんただ流行りのテンプレに沿っても埋もれるけど、上手く使えば読者に届きやすい形にはなるかなと。
連載中の「フクシュウ狂ヒ」も追放ざまぁのテンプレがベースで、追放を中学卒業に置き換えて卒業後に「ざまぁ」するという形にしています。
多分いわゆる「ナーロッパ」小説を読む想定読者層は、最近リメイクされた「ドラゴンクエスト」の「ゆうしゃ」だった人で、
それをベース(他にも原材料はたくさんあるが)とした「ナーロッパ」って言えば細かい世界解説で足を止めなくてもお話が書けるんだよね。
馴染みの居酒屋で「店主、いつもの頼むね」「あいよ、いつものね」で済む便利さがテンプレやナーロッパといった「共通言語」にはあると思います
それに、いわゆる「ナーロッパ」っていう一言でファンタジー世界での出来事に出来るのも物凄いメリット。
現実世界の出来事にすると法律や常識という縛りがあるから、結構書きずらいんだよね。
そういう意味でも「何やっても自由」「何でもあり」の「ナーロッパ」って便利なんだよな。
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