https://news.yahoo.co.jp/articles/f3711c753d044b3a25f38508d7056beb6ecb7d75「セクシー田中さん」なるマンガの実写ドラマ化で「原作と違う」という話でバズってるんですが、今回はメディアの違いについての話です。
そもそもの話、今回の話のようにマンガと実写ドラマに限らず、とある作品をそれ以外の媒体で出す。っていうのは「野球とサッカー」並みに根本的な部分で違うんですよ。
それこそ「WEB小説の書籍化」でもそうで、パソコンやスマホという媒体から紙の本にするのでさえ「野球とサッカー」並みに別物なんですよ。
だから「WEBでは人気だけど書籍化するとつまらない」っていうのはごく当たり前に起きるわけでして、もちろん逆もあり得ます。
例えばWEB版では割と自由に表現が書けたけど、書籍化するにあたってマイルドな表現に直さざるを得なくなることだって当たり前のようにあって、
それでWEB版の魅力が大幅に削がれる作品だってあると思います。
他にもWEB版ではある日突然更新が途絶える事も実によくありますが、書籍化ではある程度まとまった話が読める。というのも大きいでしょう。
それに他メディアだと「客層」が明らかに違っていて、客は何が欲しいのか? 物語に何を求めているのか? も大きく異なりますので、それに合わせて「改変」する必要も出てきます。
実際スパイファミリーが映画化された時も「主人公側に殺し屋がいるのはどうかと」っていう声が出ました。
原作の漫画を知ってる身からしたら「お前今更そこかよ」って呆れるんですが「映画化されて初めて知った」っていう層は確実にあるでしょう。
あとは原作者の気質もあって、改変には割とおおらかな人もいるし「実写化で名作マンガがクソ化した」事を根に持って敵意むき出しの人もいるでしょう。
個人的には「実写化」って物凄く抵抗があって「どうせクソプロデューサーと基地外ディレクターが原作を食い荒らすんだろ!? オレはその例何個も知ってるぞ!?」
って敵意を向けるんですが上手く行った物もあって、デスノートやキングダムの実写映画化も大体は上手く行ったと言って良い成績は残したかと思います。
結局この辺は無数の要素が複雑に絡み合ってるので「実写化はクソだ」「いやクソじゃない」って論戦しても何の意味も無いと思います。
……という毒にも薬にもならない酷いオチでいいでしょうか。
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