まずあなたに謝らなくてはいけない事がある。
俺は散々「死んではいけません」「あなたの命はたった一つしかないかけがえのない命」なんていう
「もう既に1.000.000回は聞いた、いかにも優等生で、模範解答で、当たり障りのない、死にたいと考える事さえ許さない言い方」に怒り、いや「憎悪や殺意」すら感じているにもかかわらず、
いざ自分が説得する側になると「死んではいけません」「あなたの命はたった一つしかないかけがえのない命」なんていう
「もう既に1.000.000回は聞いた、いかにも優等生で、模範解答で、当たり障りのない、死にたいと考える事さえ許さない言い方」しかできないのだ。本当に申し訳ない。
何故なのかは分からないけどとにかくできない、それ以外の言葉が全くもって思い浮かばないのだ。
例を挙げれば「リングフィットアドベンチャー」っていう全身運動するゲームを遊んでいた時には
『あまりにも死にたすぎて足が上がらず、その場にうづくまって「うわあああああああああああ!!!!!」と声をあげた』位に重症化したケースを体験している。
そこまで行ったにもかかわらず「なぜか」言葉が出てこないのだ。もう本当に、途方もない位、それこそ『死にたくて死にたくてどうしようもなくなる位』に言葉が出てこないのだ。
「そんなにも重症化したんなら、何かは書けるはずだろ?」そう思うのは当然かもしれない。でも書けないのだ。
そこまで行ったにもかかわらず、出てくる言葉は「いかにも優等生で、模範解答で、当たり障りのない、死にたいと考える事さえ許さない言い方」しか出てこないのだ。もうそれで何度も何度も死にたくなった。
「もっと深層を捉えた事の1つくらいは言えるだろ!? 言えるはずだろ!? なんであんな苦しみを経験したのに何も出てこないんだ!?」といくら追い込んでも出ないモノは出ないんだ。
もっとこう「気づいたら涙がとめどなくあふれて止まらず、何かが浄化された感じがした」とか「読んだ瞬間雷が直撃したかのような衝撃に圧倒され、気づいたら一気読みしていた」っていう位の物を書きたいのに、
出てくる言葉は明らかに陳腐(ちんぷ)で、あまりにもありきたりで「いかにも優等生で、模範解答で、当たり障りのない、死にたいと考える事さえ許さない」物しか出てこないのだ。
とりあえず「どうしても死にたい以外に道が無くなったら糖分を取れ。それから後でも遅くない」とは言っておく。
砂糖をたっぷり(可能ならスプーン山盛り)入れたホットミルク、それが出来なければただの砂糖水でもいい。最近は「スポーツようかん」なんてものも置いてあるのでとにかく糖分を補給しよう。
糖分=ブドウ糖は脳のエネルギー源だからとりあえず脳を正常に動かすには燃料が必要なので、その補給という意味で糖分を取った方が良いでしょう。
本当は研究が進んで「糖分の摂りすぎがうつを引き起こしている」って言われているけど、体感的には糖分の補給は効果あるんですよね。
それと「じゃりン子チエ」っていう昔のマンガでは「ひもじい(空腹)、寒い、もう死にたい。不幸はこの順でやってくる」って言ってましたけど、大体合ってます。
糖分を補給して部屋を暖かくして眠れば大体の「死にたい」は収まります。
中には「布団に入っても動悸が止まらなくて思考がグルグルし続けて気が付いたら朝」って言う人もいるでしょうが。
なんかもう「メンヘラが100人いたら100人全員に通用する普遍(ふへん)のモノ」を俺は言いたいし、君たちは言われたいんだろうけど、探せば探すほど『無い』んだよ。残念ながら。
いくら探しても、いや「探すからこそ」出てこないんだ。
「死にたいけど死にたくないから消去法で、仕方なく、惰性で生きている」それだけでも素晴らしい事なんだよ。それが出来ずに自殺で逝く人はおよそ2万人強いるわけだし。
……なんていう、あまりにも陳腐で、どうしようもない位ありふれていて、全くもって心の奥底にまで響かない言葉しか出てこないのだ。すまない、本当にすまない。
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