https://www.nintendo.co.jp/nintendo_direct/20220913/index.html 今月13日に公開されたニンテンドーダイレクトで一際(ひときわ)異彩(いさい)を放っていた「Fit Boxing 北斗の拳 ~お前はもう痩せている~」についての話です。
パッと見ただけでは「イマジニア(このゲームの開発会社)の社長が狂ったのか!?」と思いそうな組み合わせなんですが、
注意深く分析、解析してみると実はこのゲームを遊んでほしいターゲット層に照準がピタリと合ってるんですよこれが。
北斗の拳は1983年に連載が始まり、来年で生誕40周年を迎える稀にみる長寿コンテンツになってます。
なので当時マンガを読んでいたりアニメを見ていたチビッコたちは39年の時が流れて現在では立派な運動不足である40代50代のオッサンになっていますので、
ボクシングエクササイズとして運動をするゲームであるフィットボクシングシリーズの客層と合うんですよね。
だから一見「狂ってる」としか言えない組み合わせなんですが実は求める客層を確実にとらえているので「狂ってると言われるのを承知の上であえてやっている」という、
言わば「知的な狂人」なんですよ。十中八九イマジニアは「狂ってる」と言われるのを「分かっている上でやってる」んですよ。
初見の味付けこそ「奇妙キテレツ」を思わせるんですが、奥の部分ではきちんとした目的があってやってるんですよイマジニアは。
特に近年では「SNSでバズるネタ」っていうのは「からめ手」という意味では有効なので、本業であるターゲット層の絞り込みに加えてバズるネタという意味でも北斗の拳を採用する意図は決してバカにできるものではない、とは思います。
これがドラゴンボールだとうまくいかなかったでしょう。
あそこはかめはめ波に代表される「気」っていう飛び道具がある世界なんでボクシングエクササイズには合わないと思いますよ。
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