タイトルは『傘女』(かさおんな)ですね。
なんて捻りのないタイトルなんざんしょ
とりあえず、短編はもうアイデア勝負というか
『書きたいシーンが一つあったから』という
なんともシンプルなきっかけで書いてまして。
まだ読んでない人からすりゃ
若干のネタバレになりますが……
今回の書きたかったシーンは
『雨が降っていないのに飛沫を上げる水溜まり』
という、なんとも不思議な光景でした。
夢に見た時に、ただただ不気味だなと思ったので
それならもうホラー作品に仕上げちゃおうと。
つまり、傘女なんてどうでもいいんすよ!(ぇ
この作品は水溜まりがメインです!(ぇぇ
あとは展開について語るとすれば
『三歩さん』と似たような感じになってますね。
女子高生が、女の幽霊によって、死ぬ。
(もしかしたら、死んでないかもしれない)
ワンパターンな気もするけどね、まぁ短編だし。
同じ感じでもう1作書き始めたら怒っていい。
『傘女』は梅雨というか豪雨がイメージでした。
『三歩さん』は実は陽炎がイメージになってます。
雨と晴れという、対照的な幽霊で
これもまた面白いのではないかなと。
ちなみに登場人物の名前や駅の名前など
全て雨に関係するものに設定しました。
翠雨、春雨、青葉雨、五月雨、外持雨。
外持(ほまち)駅なんて
まさしくそれっぽい名前で気に入ってます。
外持は帆待とも書いて、
昔の船乗りがやっていたという
“契約外の運送仕事を受ける”
いわゆるお小遣い稼ぎみたいなものらしいです。
まぁ、他にも臨時収入的な意味合いもあるらしい。
実は広島県には河戸帆待川駅という駅があるのは秘密。
自分も調べていて初めて知りました。
とまぁ、何気なく筆を執ってみれば
いろんなことを知れるというのも
小説の楽しみ方の一つなんだと思わなくもない。
また気分が向いたら書けるかな。
気楽に書けるのが短編のいいところ。
いつになるのかは、分らんけれども。
まぁ、『ひねくれ黒猫』もありますし
連載の最新話更新のお知らせばかりが
続いていくでしょうけれども
まだまだお付き合いいただければと思います。
それでは、また。